SansAmp Programmable Bass Driver ELITE

SansAmp Programmable Bass Driver ELITE ベースドライバー初のデジタル回路

皆さんこんにちはmasa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。(@masabliks

Tech 21から発表された「SansAmp Programmable Bass Driver ELITE」。

SansAmp Programmable Bass Driver ELITEはSansAmpの歴史中でも初めて、音声信号そのものをデジタル処理(DSP)で行うモデルとして誕生しました。

そのスペックなど今わかるところをまとめます。

目次

「デジタル化」の意味とAndrew Bartaの哲学

Tech 21の創設者Andrew Bartaはこれまで「アナログ回路によるチューブ・エミュレーション」にこだわり続けてきました。

しかし、今回のリリースにあたり、彼はこう述べています。

「アナログのダイナミクス、レスポンス、流動性を再現できる方法が見つかるまで、デジタルには手を出さないと決めていた」

つまり、このELITEは「アナログと区別がつかないレベルに達した」と判断されたデジタル製品であるということです。

デジタル化により、従来のアナログ回路では物理的に不可能だった機能が実装されています。

Bass Driver ELITEデジタル化による恩恵

IR(インパルス・レスポンス)の搭載

キャビネット・シミュレーションが劇的に進化しました。内蔵のSansAmp IRに加え、外部IRをロード可能です。ライン録音において、空気感や箱鳴りをリアルに再現できます。

詳細なパラメータ制御(Red Mode)

ノブの役割を切り替える「Red Mode」により、EQの中心周波数(Frequency)や帯域幅(Q)、コンプのレシオなどを数値的に細かく追い込めるようになりました。

エフェクトの統合

モジュレーション(コーラス)や空間系(アンビエンス)もDSP内で処理するため、音質の劣化やインピーダンスの干渉を気にせず使用できます。

    Bass Driver新旧・単体機との比較

    項目ELITE (最新作)Bass Driver DI V2旧 Programmable
    信号処理デジタル (DSP)完全アナログ完全アナログ
    キャビネットIR (ロード可能)アナログ・シミュアナログ・シミュ
    チャンネル数3ch (MIDIで最大128ch)1チャンネル3チャンネル
    EQ / Tone3バンド + Freq/Q可変3バンド + SW切替2バンド (固定)
    エフェクトComp / Chorus / Tunerなしなし
    電源9V DC (デジタル対応)9V / ファンタム9V / ファンタム
    AD/DA変換ありなし (ゼロレイテンシー)なし (ゼロレイテンシー)
    ターゲット宅録・多機能重視アナログ・シンプル重視ライブでの切替重視

    デジタル化のメリット

    Bass Driver ELITEの豊富な「対応力」

    最大の利点はIRローダーとしての機能です。

    現代のレコーディング環境や、イヤモニ主体のステージにおいて、IR搭載によって使い所がかなり多岐にわたります。

    また、MIDIによる128プリセットや、パラメトリックEQ的な調整がライブでもかなり使えそう。

    デジタル化の懸念点:アナログ信奉者との乖離

    音質は聞いていないのでわかりませんが、一般的なデジタル化には避けられない課題もあります。

    • AD/DA変換: 入力と出力で必ずデジタル変換を通るため、厳密にはアナログ特有の「無限の解像度」とは異なります。
    • レイテンシー: 現代の技術ではかなり高レベルに処理されていますが、物理的にV2と比較すれば、理論上の遅延はゼロではありません。
    • 電源: デジタル機器特有の電源ノイズ対策や、消費電流への配慮が必要です。

    まとめ

    Tech 21 SansAmp Programmable Bass Driver ELITEは、「便利なサンズアンプ」だけでなく

    オールインワンで住むような設計がされていることが好印象。

    音質に関しては発売を待ちましょう。

    2026年3月発売とのこと!

    -D.I., effector, アンプ, オーバードライブ・ディストーション, プリアンプ
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