皆さんこんにちはmasa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。(@masabliks)
コミック「ブルーピリオド」の展示、ブルーピリオド展を先日見に行ってきたので、その内容をまとめます。
単にコミックの展示にとどまらず、作品内に出てくる絵画の拝啓を深掘ったり、各アーティストの学生時代の作品が見れたりします。
アーティストの表現活動においての「芸大」の意味を問うているようで、かなり興味深い内容でした。
目次
コミック ブルーピリオド について
アフタヌーンコミックス山口つばさ著の「ブルーピリオド」。
大まかに言うと物語は芸大受験編の序盤と、受験終了後の芸大の生活を描いているパートで別れています。
絵画や美術に接点のなかった主人公の矢口八虎(やぐちやとら)がアートに触れる事での自身の空虚さを埋めていったり、芸大受験やアート業界の摩擦で成長していくストーリーです。
作品内では「芸術表現そのもの」と「芸術を教育していくこと」についての軋轢なんかも触れられており、音楽作品を作る人々にもフィードバックされるところが多いと思います。
ブルーピリオド展
作中に出てくる作品の展示※撮影可でした
ブルーピリオドの中に出てくる絵画作品は実在する作品が多く、展示されていました。
芸大学生の作品も多く、興味深すぎです。
芸大受験のテーマである自画像が各キャラごとで実物として展示されていました。
有名な絵画の解説を作中キャラの橋田悠がしてくれます。
ゴヤの「我が子を食らうサトゥルヌス」もありました。
暗さがなんかクセになるんですよね。
名作になぞらえた各キャラの石膏像も
作中の熱い言葉も
作中の合格者発表を模した展示もあってなかなかニクイ演出。
ブルーピリオド展 まとめ
ブルーピリオド展~アートって才能か~を見てきたまとめでした。
「アートって才能か」っていうとちょっと平面的な響きになってしまいますが、主人公の八虎が高校生から大学生になっていく心のつぶやきと考えると年相応とも捉えられますね。
展示ではコミック作品の深い部分も汲み取っており、なにより芸大に落ち続けた後海外にわたりアーティストとして活躍されている方もいたりするところから、才能の意味の深さと幅広さを考えさせられる展示でもありました。