皆さんこんにちはmasa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。(@masabliks)
少し前にリークがあったLINE6 DL4 mk2、フェイクニュースかと思ったらきっちりリリースされるようです!
DL4はいまだにエフェクトボードに鎮座しているギタリストも多い名機ですが、色々とパワーアップされてのリリースです。
目次
LINE6 DL4
2000年にリリースされたストンプボックスモデラーシリーズのディレイバージョンとして登場したDL4。
- 4つのフットスイッチ
- 16種類のエフェクト
- ステレオアウト
という使い勝手は後世の多機能ディレイペダルのさきがけとなったモデルです。
LINE6 DL4 mk2 スペックと詳細
- HXファミリーから継承されたMKⅡ、レガシー、シークレットリバーブの45種類のエフェクト
- 4つのフットスイッチ
- ルーパーは本体のみで最大240秒録音可能/microSDカードを使用すると数時間に延長可能
- XLR入力
- MIDIイン、アウト/スルー
- 3タイプのバイパス
- 堅牢なボディ
- 電源はDC入力が可能
- 235mm×114mm×51mm、920g
単体機だけあってエフェクトモデルがかなり増えています。
機能も最近の多機能ディレイとしては不足がない仕様。
元祖のDL4のようにAC駆動ではなく、DC電源が使えるのでアダプターの省スペースにもなりそう。
大きさもmkⅡはひと回り小さくなって、軽くなっているのも◎
DL4 Mk2 搭載エフェクト
- LINE6最新の技術であるHXファミリーから継承されたエフェクトであるMKⅡモデリング
- 従来のLine6のディレイモデリングであるLegacyモデリング
- シークレットリバーブモデル
という3つのセクションに別れたディレイモデリングがあります。
MKⅡモデリング
- Vintage Digital:1980年代初期のローファイなラックデジタルディレイ
- Crisscrass:低ビットなLとRのデジタルディレイでグラン時間を作り出すディレイ
- Euclidean:8ステップのシーケンスパターンによるディレイ
- Dual Delay:LとRの2系統のディレイ
- Pitch Echo:ピッチを任意の設定に変化させられるディレイ
- ADT:「Auto Double Tracker」の略で、ダブラーで抜ける音にする
- Ducked:TC Electronic2290 Dynamic Digital Delayに基づく、演奏中にディレイ音が小さく、演奏してないときに大きくなるようにするダックディレイ
- Harmony:1オクターブ上下の音程のディレイ音を足すことができる
- Heliosphere:モジュレーションがとリバーブが足された雰囲気のあるディレイ
- Transistor:Maestro EP-3に基づく温かみがあるディレイ
- Cosmos:Roland Space Echo RE-201に基づくマルチヘッドディレイ
- Multi Pass:8つのタップパターンから選べるマルチタップディレイ
- Adriatic:Boss DM-2のBen Adrian改良バージョンのディレイ
- Elephant Man:Electro-Harmonix Deluxe Memory Manに基づくアナログディレイ
- Glitch:オクターブ、リバース、スライスをシーケンスとして繰り返してグリッチ効果を作るディレイ
Legacyディレイ
- Digidal:ストレートなデジタルディレイ
- Digital w/Mod:モジュレーションを足したデジタルディレイ
- Echo Platter:Binson EchoRecに基づくサイケデリックなディレイ
- Stereo:一般的なステレオディレイ
- Ping Pong:LとR交互に繰り返されるディレイ
- Reverse:一般的なリバースディレイ
- Dynamic::TC Electronic2290 Dynamic Digital Delayに基づくディレイ
- Auto-Vol:ギターのアタック音を消してボリューム奏法のように使えるディレイ
- Tube Echo:1963 Maestro EP-1に基づく温かみのあるディレイ
- Tape Echo: Maestro EP-3に基づくディレイ
- Multi-Head:Rolando RE-101 Space Echoに基づくマルチタップディレイ
- Sweep:Tube Echoにフィルタでトーンを調節することができるディレイ
- Analog:Boss DM-2に基づくアナログディレイ
- Analog Mod::Electro-Harmonix Deluxe Memory Manに基づくディレイ
- Lo Res Delay:1980年代の初期のデジタルディレイ
シークレットリバーブ
- Room:小さな部屋のリバーブ
- Searchilights:雲の上を飛んでいくような奥行きがあるリバーブ
- Particle Verb:大きく豊かなリバーブ
- Double Tank:プレートリバーブとCaveリバーブのタンクを組み合わせたようなリバーブ
- Octo:コードにきらめきを与えるようなリバーブ
- Tile:タイルの部屋を想定したリバーブ
- Ducking:弾いているときにエフェクトレベルが下るリバーブ
- Plateaux:金属板で反響するリバーブにピッチシフトを足したもの
- Cave:洞窟の中のようなリバーブ
- Plate:一般的なプレートリバーブ
- Ganymede:より深いプレートリバーブ、ピッチシフト機能はなし
- Chamber:チャンバールームを模したリバーブ
- Hot Springs:チューブアンプのスプリングリバーブを模したもの
- Hall:大きなコンサートホールを模したリバーブ
- Glits:リバーブテイルが柔らかくして反響を小さくして「ブルーミングエフェクト」を得られるリバーブ
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Line 6
LINE6 DL4 MkⅡサウンド
めちゃくちゃ詳しくてわかりやすいです。
LINE6のモヤッとするような感じが少なく、クリアな音質ですね。
ムービーの最後の方でアナログ感のある太い音も出せるとも述べられています。
LINE6 DL4 mk2 まとめ
レガシーとMkⅡでかぶるモデルもあるのですが、そのへんもアルゴリズムによる音の違いを比較すると面白そうです。
発表されたときはジョーク画像かなーと思っていたLINE6 DL4 mk2ですが、正式に発表されたところからもDL4の人気の高さを示していますね。