スティーヴ・レイシーのシグネチャーモデル「People Pleaser Stratocaster」の魅力とは

皆さんこんにちはmasa BLIK ito(まさぶりっくいとう）です。（@masabliks）

The InternetやKendrick Lamarなどのギタリストとして知られているSteve Lacy。

そんな彼のシグネチャーモデル、STEVE LACY PEOPLE PLEASER STRATOCASTERが登場しました。

FUZZが搭載されていたりと非常にユニークなギターとなっています。

STEVE LACY PEOPLE PLEASER STRATOCASTERとは

STEVE LACY PEOPLE PLEASER STRATOCASTERはグラミー賞ノミネートアーティストであり、R&Bの革新者、Z世代のギターヒーローと名高いスティーヴ・レイシーのシグネチャーモデルです。

彼のユニークなアートスタイル、無限のヴィジョン、音へのあくなき探求という洗練されたセンスにマッチした豊富なトーンを生み出すギターです。

created by Rinker

Fender(フェンダー)

定番のアルダー材をボディに使用。

深めのサンバースト仕様のカラーでまとめ上げたストラトキャスターは見た目にはオーソドックスな一本と言えます。

STEVE LACY自身がChaosとOrderのバランスを表現したとのことです。

ナット部がスリムで、ネックジョイント部に近づくに従って徐々に太くなっていくDeep C ネックを採用。

コードも単音もバランスの取れた弾き心地です。

12フレットのダブルダイスインレイを備えた9.5インチラディアスメイプル指板

9.5インチラディアス指板はモダンかつ平坦すぎず、バランスの取れた弾き心地のアールです。

ベンディング時も音づまりなどは発生しにくいアールでプレイアビリティに優れていると言えます。

12インチのインレイは「ダブルダイス」という名前でSteveが幼い頃から持っているお守りであり、彼の音楽的な冒険心を象徴しているとのこと。

ピックアップはPlayer Plus Noiseless Stratピックアップを搭載。

コイルでノイズを打ち消す仕組みながら純粋なシングルコイルに限りなく近づけたピックアップです。

鮮やかなハイエンド、バランスのとれたミッド、滑らかなローエンドを奏で、クリアでレスポンスが良く、弦と弦の音のバランスに優れたピックアップです。

このモデルの一番ユニークな部分がSteve Lacy Chaos Fuzzでしょう。

S-1スイッチで起動するSteve Lacy Chaos Fuzzはギターに内蔵されたFuzzエフェクトで2つ目のトーンでFuzzの出力をコントロールすることが出来ます。

いい具合にチープな単音サウンドなんかでもよく聴くことができるFuzzサウンドがこの一本で実現できます。

Steve Lacy自らがデザインしたオリジナルアートワークが刻まれたネックプレートがボディ裏に確認できます。

本人の「People Pleaser」という言葉と、「No」という言葉

このギターには、スティーヴが自らデザインしたオリジナルアートワークが刻まれたネックプレートが付属します。このアートワークは、「People Pleaser」という言葉と、「No」という言葉が組み合わされたものであり、彼が自分自身や他者に対して抱く感情や思想を表現したものです。

STEVE LACY PEOPLE PLEASER STRATOCASTERは、彼自身が愛用するギターから生まれたシグネチャーモデルです。

彼らしい個性的なデザインと機能性が満載されており、幅広いジャンルや表現方法に対応できるギターです。

特にFuzzが内蔵してあったりと、アイディアが存分に生かされたモデルになっています。