皆さんこんにちはmasa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。(@masabliks)
ビビッドカラーで筐体も目立つうえにサウンドに関しても独特な立ち位置を見せる
WAY HUGEというエフェクターブランドについて掘り下げていきたいと思います。
ジョン・メイヤーが同社のアナログディレイであるアクアパスを使用していたりと
サウンドには妥協がないのですが
そこはかとなく漂うアングラ感…
エフェクター好きにはなにか引っかかる存在ですよね。
目次
鬼才ジョージトリップスが設立したWAY HUGE
WAY HUGE設立
WAY HUGEはジョージトリップスというビルダーが立ち上げた会社です。
90年代のハンドメイドエフェクターのさきがけとなるようなブランドで名を馳せました。
ジョージトリップスによって制作された第一号のWAY HUGEエフェクターはRed Llama
という未だに人気のあるオーバードライブです。
その後
ジョージトリップスはその後Line6の製品開発者として参加し
- Stomp Boxシリーズ
- Tone Coreシリーズ
- Duoverbアンプ
などに関わったとあります。
Stomp BoxシリーズのDL4のディレイは多機能ディレイのさきがけとしても大ヒットしたペダルですね。
その後ジムダンロップとともに
- Jimi Hendrix Fuzz Face
- Octavio
- Carbon Copy Analog Delay
- 74 Script Phase 90
- Classic 108 Fuzz
- El Glande Bass Fuzz
などなどそうそうたるペダルを開発し発表しています。
復活したWAY HUGE
エフェクタービルダーとして輝かしい製品を開発してきたジョージトリップスは2008年に自身のブランドであるWAY HUGEを復活させます。
WAY HUGEのペダルたち
WAY HUGEのペダルたちはハンドメイド感を残しながら
複雑な回路だったりコントロールが多く独特な立ち位置で君臨しています。
高品質なパーツやワイヤーなどでつくりあげるというより
設計思想で勝負するということなのかもしれません。
そこがアングラ感のわりにシュッとした立ち位置につながってくるのではと思います。
ANGRY TROLL BOOST
+50dbまでブースト可能なブースターです。
筐体のルックスと名前がいいですね。
怒ったトロールという頭が悪そうな名前笑
そしてつまみも
ボリュームと
アンガー笑
アンガーツマミはコブシの絵が書いてあり段階式に可変していきます。
ブースターですが単体でも歪む剛力感が素晴らしい。
Red Llama Overdrive
ジョージトリップスがWAY HUGEブランドで初めて発表したオーバードライブです。
公式では
CMOS IC を使用してチューブトーンとダイナミクスを再現するオーバードライブ。小さなツィードアンプをオーバードライブさせた様なサウンドが得られます
とあります。
実際のサウンドもミドルがきちんと出ており、ローが少し割れたようなFenderアンプっぽい感じがあります。
未だに人気のある機種で25周年のモデルが復活しています。
Swollen Pickle
ビッグマフ系のファズですがとにかくコントロールが多彩!
ビッグマフのような3つのコントロールはもちろん
crunch コンプレッション感をコントロール
scoop ミドルのカット具合をコントロール
さらに内部に
VoiceとClipのトリマがあり各ツマミの効き具合を調整できるようです。
癖のあるファズサウンドからヌケの良いオーバードライブに近いサウンドまで出せてますね。
GREEN RHINO OVERDRIVE
WAY HUGEのTS系ペダル
ボリューム/トーン/ドライブ
の通常のコントロールの他に
100hzと500hzをいじれたりするので
ミッドのヌケ感やローを削ったり残したりと細かく調整することで
ブースターとして使用しやすくなっていますね。
AQUA-PUSS ANALOG DELAY
ジョン・メイヤーが使用していることでも有名なアナログディレイです。
スラップバックディレイ的に味がある感じに使えます。
20ms~300msのディレイタイム幅で発信もできるディレイですね。
WAY HUGEというブランド まとめ
なんとも個人的に気になってしまうブランドWAY HUGEを今回はまとめてみました。
自分への知識としても今回はなおさら興味がわきました。
いとも簡単にディスコンにしたり、新たなバージョンを出したりするのがWAY HUGEのようなので
気になったら即買いがよさそうですね。
基本的に維持れる範囲が多いので色物系から正統派まで一台で多彩な表情を見せるペダルが多いです。