皆さんこんにちはmasa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。(@masabliks)
FULLTONEのシリコンファズ、‘70-BC FUZZを手に入れてじっくり使ってみたのでレビューします!
これの前にゲルマニウムの69FUZZもその前に手に入れていたのでこちらとの比較も!
目次
FULLTONE ‘70-BC FUZZ 概要
2009年に一度パーツ不足により、生産中止になったFULLTONE ‘70-BC FUZZ。
その後、TULLTONEが大量のBC108Cトランジスタを発見し、仕入れることが出来たので新たな筐体としてリニューアルされて販売されました。
現在はOCDサイズと同じサイズの筐体ですが、昔は69と同じく大きな筐体だったんですね。
意図的に倍音成分をミスマッチさせた2つのシリコントランジスタを載せてあり、同社の69よりFUZZ成分がより多くなっているモデルです。
FULLTONE ‘70-BC FUZZ スペックと詳細
3ノブのコントロールに内部にトリムポットがあります。
コントロール
- Volume
- Fuzz
- Mids
- バイアストリムポット(内部)
通常のFuzz FaceのようにVolumeとFUZZにくわえて「Mids」つまみがあります。
筐体を開けるとトリムポットがあります。
FULLTONE ‘70-BC FUZZ サウンド
「シリコンファズフェイス」のイメージ通りの音がします。
ギター本体のボリュームの反応も良く、鈴なり→クランチ→FUZZとグラデーションしていく音を楽しむことが出来ます。
クランチさせたアンプにVolumeをちょっと大きめでブースト気味に突っ込んで、FUZZを9あたりにするとボリュームを絞ったときに良いオーバードライブが得られて気に入っています。
Fuzzとギター本体のボリュームをともにフルにすると「暴れる感」も充分にでますが、このペダルの本領はもっとまとまりの良さやFuzzのわりに柔軟にオケに馴染むところかなーと思います。
Midsツマミの絶妙さ
ノーマルのFuzz Faceに追加されたMidsツマミ。
このMidsの効きが絶妙で、いやらしくミドルを足すわけではないのが小憎らしいです。
Fuzzを上げていき、倍音が増えすぎて抜けが悪くな理想なときにMidsを上げていくとおとに輪郭というか芯が足される感じになっていきます。
ミドルがモコモコ出てくるというより本当にギターの実音部分のような「芯」を出してくれる感じなのでFuzzの派手さとヌケの部分のバランスが取りやすくなります。
バイアストリムポット
内部のバイアスは基本は初期値でOKなように出荷時に整えられているみたいですね。
基本は左に回していくとギター本体のボリュームに敏感になって鈴なりの「キラーン」とした部分が出やすくなります。
逆に右に回していくと、感覚的にすこしだけディストーションに近づいていきます。
使うギターがハムバッカーだったりする場合、化ける可能性もありますね。
69 mkⅡと70の違い
赤と青の筐体でコンビのFuzz。
赤い69はゲルマニウムトランジスタ。
青い70はシリコントランジスタのモデルです。
69の音色は基本的に暖かく、ローが結構出ます。
ボリュームを絞ってもクリーミーさが残るのでリードなんかに向いていますね。
70は比べるとハイが経っており、歪も少し多め。
ボリュームの反応も69より良いです。
ギター本体のボリュームを多用して歪み量を頻繁にいじる僕はシリコンの70のほうがあっていると思いました。
FULLTONE ‘70-BC FUZZ レビュー まとめ
シリコンのFULLTONE ‘70-BC FUZZのレビューでした。
FULLTONEらしく基本を抑えてあり、使いやすさはかなりあるので安心しておすすめできます。
バッキングからソロまでこれでまかなえてしまうんじゃないかと思うくらい、幅広い表情を見せてくれるのでこれからもっと使っていきます。
こういう基本に忠実なFuzz Faceを一台持っておくと、冒険系のFuzzが映えるとも思います!
69のレビューもどうぞ!
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FULLTONE 69 mk2 FUZZ ゲルマニウムファズをレビュー
FULLTONE 69 FUZZ レビュー!
ゲルマニウムFUZZ FACE系のFUZZです
さすがのFULLTONE、ギターのボリュームがどこでもわざとらしさがなくバランスが◎
特にクランチはずっと弾いてたくなる感です続きを見る