皆さんこんにちはmasa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。(@masabliks)
今回はロジャーメイヤーのVOODOO-1というファズライクなオーバードライブについて書いていこうと思います。
私はこの機種を旧型、新型と所有してきました。
非常に癖が強いのですが、それ故にその個性にハマってしまうとなかなか抜け出せなくなる、
偏っているがゆえに魅力的なペダルです。
ファズのようなブーミーな側面もあるし、非常にけたたましいハイも出たりと扱いやすい音色ではないですが、そこがまた可愛らしい魅力を放っています。
そんなVOODOO-1を見ていってみましょう!
目次
VOODOO-1新型、旧型のラインナップ
VOODOO-1は時期によってかなりのラインナップがあります。
- 最初期のもの
- 筐体が大きくなって、バッファーアウトとバイパスアウトを備えたもの
- なんか近未来?っぽいデザインになったもの
- 最初期のものに近い現在手に入るclassic
とあります。
私は最初期のものと筐体が大きくなったものを使用していました。
最初期のものはスプリッターが標準搭載されていてアンプを2台同時に鳴らすことができるというものでした。
次の筐体が大きくなったものには2系統のアウトはそのままにハードワイヤード(実質パイパスアウト)が装備されました。
電池もスライド式で入れやすくなったのですが、
電池をそもそもあまり使わないのであまり恩恵は受けませんでした笑
このVOODOO-1のバッファも結構ハイが削れるような、ミッドに音が集まるような、絶妙な癖がある音色でした。
音色の微妙な変化はあるとは思いますが、ペダルの音色の特性上「こまかいことをいいなさんな」というような力強さがあります笑
自分もそこまで細かい違いはわからず、「でかい筐体になったら邪魔だな」くらいに思っていました笑
VOODOO-1の音色
こちらのYouTube動画は第二期のモデルですが、特徴がよく分かると思います。
ハムバッカーよりシングルコイルに向いている音色だと思います。
というのもローミッドが持ち上がり、ファズっぽい詰まったようなニュアンスがたされるため、
これが出力が高めのハムバッカーの場合音が引っ込んだような感覚になってしまうような感覚がありました。
シングルコイルの場合、適度に粘りと粗さが出るためグっとロックっぽい印象になります。
ローが弾力があるようなイメージで、ハイはキャリキャリと軋むような荒さで、
独特のロック感があります。
「ジミヘン」ぽい印象といえばわかりやすいかもしれません。
荒々しい音色から、ギターのボリュームをちょっと絞ると、とたんに扱いやすくなったりするので手元で音色をコントロールするギタリストにもおすすめです。
やはりストラト使いに試して欲しいペダルです。
VOODOO-1まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回のちょっとクセがあるが故に魅力的でもあるVOODOO-1は
- ストラトなどシングルコイルにおすすめ
- ファズっぽい質感がある
- バッファはクセがあるため過度な期待はしない
- 手元でのコントロールが楽しい
というような、特徴でした。
Roger Mayerの製品はこれの他にもひと癖、ふた癖あるものが多く、万能ではないです。
しかし、それゆえにハマる人にはハマる製品になっていると思います。
ストラト使いの皆さんにはぜひ試していただきたいペダルです!