皆さんこんにちはmasa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。(@masabliks)
ストラトのリア…
これはストラト使いの永遠の課題だったりしますよね。
今回はストラトのリアを色々試していた時期の一つ、
RIO GRANDE Dirty Harry ストラトピックアップ
を紹介してみたいと思います。
P-90をストラトサイズに収めたこのピックアップはポールピースなど見た目にインパクトが結構あります。
高さが結構あるので、載せるのにザグリが必要だったり、シングルっぽさはないけど、ハムとは違う太さがあったり、結構面白いピックアップです。
それでは見てみましょう!
目次
RIO GRANDE Dirty Harryスペック
直流抵抗は13.0KΩ
セラミックマグネットを使用しています。
写真を見るとわかるのですが、通常のシングルコイルのようなポールピースがマグネットになっているわけではなく、
マグネットはピックアップの下部にあり、ポールピースはP-90のようにマイナスドライバーで調整可能となっています。
「クリアーで音量ある歯切れのよいエッジとナチュラルなサスティン」
と公式にあるように、見た目ほど奇抜な音はせず、意外とナチュラルです。
Dirty Harryの音色
シングルコイル高域があるわけではなくミドルに寄せた音色です。
鈴鳴り感などは殆ど感じず、暴れ感もないので落ち着いたトーンだと言えます。
セラミックマグネットの特色なのかピッキングに噛み付くというより、サラッとしたピッキングニュアンスですね。
なので、P-90のイメージというより、リアに載せると扱いやすいシングルコイルというようなイメージです。
なんか、ちょっと強弱がつけづらいかなーと感じるところもありました。
逆に結構強く歪ませるとちょっとコンプ感のあるこのピックアップの特性から、
弾きやすくなると感じるギタリストもいると思います。
セラミックマグネットの特色なのかもしれませんね。
直流抵抗のわりに出力はそこまで高いと感じることもなく、逆にここはもっと歪んでもいいのにと感じました。
Dirty Harryのくせ
RIO GRANDE Dirty Harryはピックアップの性質上マグネットが下に来るためちょっと設置に癖があります。
通常のストラトだとザグリが必要
おそらく通常のストラトキャスターのザグリだと深さが足りずに入りきらないと思います。
自分は彫刻刀で削りました…
素人改造の味方、彫刻刀…
ハムバッカーやP-90のようにコイルの下にマグネットを設置するという方式で、音色を近づけている部分もあると思うので、
ここは良いのですが、初見で見るとビビるくらい高さがあります笑
出力が高いわけではない
また先程も書いたように思ったほど出力があるわけではないので、
フロントやミドルでバッキング
→ソロでリアのRIO GRANDE Dirty Harryを使おうとしても意外と肩透かしを食らったような感覚があるかもしれません。
リア基準で音を作るような使い方が正解かと思います。
またフロントなどと組み合わせるようにRIO GRANDE Dirty Harry Jr.というラインナップもあります。
ノイズも一般的なシングルコイルとそこまで変わらず、その部分は使いやすいPUです。
RIO GRANDE Dirty Harryまとめ
そんなこんなで、音色が見た目ほど突き抜けていないので今思うと、意外とスタンダードなシチュエーションで使用できるのかもしれません。
また、ストラトのリアのハイに困っているときに一度試しても面白いかもしれません。
単純に出力を高くしたシングルコイルではないので、ノイズがふえたり、不自然にローからミッドが膨らんでいるわけではないので、
ここも使い所によっては活躍するのではないでしょうか。