皆さんこんにちはmasa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。(@masabliks)
Nanotubeを使用した100Wのフロアアンプ、BluGuitar AMPXが2022年NAMMショウで紹介されました。
もともとは2020年にも発表されていたようですが、具体的な形が見えたようですね。
シグナル部分はアナログで「仮想はんだごて」のようにデジタル技術をつかうというBluGuitar AMPX を詳しく掘り下げてみます。
目次
BluGuitar AMPX 特徴
- シグナルはオールアナログ回路
- NeuralAnalogAmp™デザイン
- セッティングをプログラム可能
- 100WのNanotube Xパワーアンプ
- 5種類のオンボードアナログエフェクト
- 8コアデジタルFX処理
- 6種類のプリ/ポストデジタルエフェクト
- 独自のDynamicIRテクノロジー
- BlugPrintsサウンドライブラリでアンプ、エフェクト、キャビネットを追加可能
- 入出力:スピーカー出力×2、ライン出力、ヘッドフォン出力、Fxループ、MIDI入力/出力 エクスプレッションペダル入力×2、USBポート
- サイズ(mm):426×189.9×92.6
- 重量:約2.27kg
NeuralAnalogAmp
アナログアンプをチューニングするという意味でのデジタル技術としてNeuralAnalogAmpというものが提示されています。
「デジタルはんだごて」と称されているように、コンポーネントレベルで回路パラメータを編集、保存ができるとあります。
正直なところ具体的にどのような処理がされているか詳しくわからないのですが、サウンドがリアルであるということが強調されています。
Nanotube Xパワーアンプ
パワーアンプ内蔵で100W駆動。
Nanotuabeが使われています。
こちらもプリアンプ同様、サチュレーションや電流のフィードバックの回路に直接アクセスして編集、保存ができるとのこと。
アナログエフェクト
ディスクリート回路のアナログエフェクトも搭載
- コンプレッサー
- ブースター
- ディストーション
- トレモロ
- ワウ
デジタルエフェクト
8コアDSPで制御されたプリ/ポストエフェクトも搭載
- コーラス
- フェイザー
- フランジャー
- ユニバイブ
- ディレイ
- リバーブ
DynamicIRテクノロジー
IRの周波数特性はその固定音量のときのみ正確に出力されますが、DynamicIRテクノロジーでは音量の変化が動的にシミュレートされるとのこと。
それを最大5つ使用できるため、異なるアウトにそれらを適用可能。
AMPXコントロール
通常のGAIN、BASS、MIDDLE、TREBLE、PRESENCEコントロール
加えてPOWER DRIVE、BOOST、POWERSOAKコントロール
コントロールは多彩で、本体だけでもかなり追い込めそうです。
アプリ等でのコントロールについては触れられていないので、現段階では不明ですが、次のBLUGPRINTという機能で共有できるためできるはず…
BLUGPRINTS
キャプチャして保存したデータをBLUGPRINTSで共有可能。
「デジタルブループリント」というようにパラメーターを制御する情報を共有するようで、実際の回路はやはりアナログであることが強調されています。
BluGuitar AMPX まとめ
かなり力が入っているデバイスなのですが、これからサウンドサンプルなんかも増えてくると思います。
どうしても物流の影響で生産が難しい部分もあるかもですが、早く本体がみたいな!