皆さんこんにちはmasa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。
今回はStrymon BRIGADIERをレビューしていきたいと思います。
このBRIGADIERはdBucket テクノロジーという技術を使ってアナログディレイの心地よさをデジタルで再現しているディレイペダルです。
しかしアナログ感にかたよりすぎず、ギターのディレイのレンジをよく捉えている非常に使いやすいディレイです。
劣化具合やモジュレーションも可変できるので、リズミカルなプレイから空気に溶け込ますようなディレイまで自在です。
ポイント
硬すぎないディレイがほしい
アナログ感を制御したい
使いやすいディレイがほしい
というギタリストには間違いなくオススメできるディレイです。
それでは見ていきましょう!
目次
Strymon BRIGADIERの機能
Strymon BRIGADIERは「dBucketテクノロジー 」を使った「dBucket DELAY 」としてStrymonから発売されましたね。
アナログディレイの心臓部であるBBD素子の動きをシミュレートしたという技術だそうです。
つまみは5つでTIMEとMIXはそのままディレイタイムとディレイ音のミックス。
REPEATSはディレイのフィードバックの回数です。
特徴的なのがBUCKET LOSSとMODだと思います。
BUCKET LOSSはアナログディレイのディレイ音の音質が劣化していくさまをシミュレートしています。
また、MODはディレイに自然なモジュレーション効果をもたらします。
40msから5000msまで、アナログディレイではありえないほどのロングディレイも可能にしており、タップテンポでディレイタイムを設定することもできますね。
Strymon BRIGADIERのサウンド
なんと言ってもやはりカチカチのクリアなディレイサウンドではなく自然な減衰感のあるディレイですね。
BUCKET LOSSとMODの組み合わせがキモで、音が滲んでいくさまが本当にきれいですね。
操作感もよく、セッティングに悩むことはないですね。
付点8分などのフレーズのときはBUCKET LOSSは低めにしておいて、アルペジオのときなどはBUCKET LOSSとMODを多少高めておくサウンドが素晴らしい!
ディレイ音に耳の痛いハイや無駄なローがないため、原音に忠実なものとは違いますが、実にギターサウンドをわかっている人が作っている感があります。
また過度にアナログディレイのシミュレートがされているわけではなく、音の減衰感もほどよくて使いやすいサウンドです。
Strymon BRIGADIERの裏機能
これ今まで気づかなかったんですが、BYPASSスイッチを押したまま電源を入れる(アダプタをつなぐ)と、バイパスモードを切替えることが出来ます。
最初の設定はトゥルーバイパスとなっていますが、モードを切り替えるとバッファードバイパスとなり、こエフェクトをOFFにしてもリピートが残って自然な雰囲気になります。
またTAPスイッチとBYPASSスイッチの両方を押しながらMIXコントロールを動かすことでエフェクトON時の音量を調整することができるんです
12時の位置から右に回せばブースト、左に回すとカットのようでソロのときなどこれを調節しておけばディレイと音量UPが同時にできるということですね。
また裏ではないですが、TAPスイッチを押しっぱなしにしておくとREPEATがどの位置にあっても発振します。
要所で使っていくと面白そうです。
Strymon 他のディレイとの違い
Strymonには現在ディレイのラインナップが5種類発表されています。
2系統のデジタルディレイを操ることのできるDIG
テープエコーを徹底解析したEl Capistan
全部入りの最強大型ディレイのTimeLine
変わり種のVolante
そして本記事で取り上げているアナログ風ディレイのBRIGADIERになります。
となっています。
よく比較対象に挙げられるEl Capistanはテープエコーを模したディレイで、そもそもの設計がBRIGADIERとは違います。
しかしこちらもテープの劣化具合などを操作できたりと、評価が高いですね。
Strymon BRIGADIERまとめ
いかがでしょうか。
現在ディレイはこいつだけ使っていますが、過不足なくまた機械的でもないサウンドなので愛用しています。
このまとめを執筆するときに知った機能があったので(笑)実は結構多機能ですね。
Strymonのエフェクターは直感的にもいじれて、さらに推し進めてもいじれるパラメーターがあったりするので非常に使いでがありますね。