皆さんこんにちはmasa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。(@masabliks)
今回はギター本体の解説をしていきたいと思います。
FenderのTom Morello Soul Power Stratocaster Artist Signature Seriesというギターです。
これはレイジアゲインストザマシーンのギタリスト、トムモレロのシグネチャーモデルで、トラディショナルなストラトキャスターシェイプに彼のスクラッチサウンドを出すためのキルスイッチや、特徴的なペイントなどを網羅したストラトキャスターになっています。
さあ、見ていってみましょう!
目次
トムモレロとレイジアゲインストザマシーン、オーディオスレイヴ
1990年台ラップとハードロック然としたリフを組み合わせたサウンドで、ロック史を塗り替えたバンドです。
リフは結構’70sのハードロック的なリフを弾いたりしているのですが、ラップのザックの小気味良い帯域のラップやめちゃくちゃヘヴィなリズム隊とともにトムモレロという唯一無二のギタリストが組み合わさったサウンドは一撃で当時ロック少年だった自分の胸を打ち抜きましたね。
その後、一時期ストップしてしまったレイジアゲインストザマシーンの楽器隊がサウンドガーデンのボーカリスト、クリスコーネルとともに「オーディオスレイヴ」というバンドを立ち上げました。
トムモレロの特徴的な奏法
ギタリストのトムモレロはマーシャルのJCM800と数個のコンパクトエフェクターでスクラッチ音や摩訶不思議な効果音をギターから奏でるギタリストで、
彼の影響を受けて自分の周りでもトグルスイッチを壊す少年がたくさんいました笑
シールドをギターから外して元につけたノイズにエフェクトを掛けてたり
トグルスイッチを駆使したり
言葉で説明するとわけわからないけど、独創的でしかないスタイルです。
バンドとしてもリズム隊は協力で、チューニングダウンしていないサウンドでもノリ方でものすごくヘヴィに聴こえます。
トムモレロストラトキャスターの特徴
さて実際のトムモレロのシグネチャーのストラトキャスター、Tom Morello Soul Power Stratocaster を見ていきましょう。
このライブでも見られるよう、トムモレロがオーディオスレイヴ時代にFenderで作ったギターをもとにして作られているようですね。
仕様を見てみましょう。
ピックアップ:Fender Noiseless×2、Seymour Duncan Hot Rails
指板:ローズ 9.5~14インチのコンパウンドラディアス
ブリッジ:フロイドローズ
ペグ:ロック式ペグ
オプション:キルスイッチ搭載
特徴的な仕様はこの様になっています。
なんと言っても特徴的なのはキルスイッチがあることで、あの特徴的なスクラッチサウンドを出せるようになっている点ですね。
また、ピックアップはリアがシングルサイズのハムバッカーを載せています。
トムモレロは結構フロントピックアップを多用するらしく、サウンドを聴いても結構シングルサウンドが聴けますね。
コンパウンドラディアスだったり、フロイドローズがついていたりと、結構楽器としての基本的なポテンシャルも高そうです。
ミラーのピックガードもかっこよく、トムが書いた手書きのSOUL POWERの文字をデカールとして模して付属しているようです。
こちらも目を引きます。
トムモレロ ストラトキャスターについてまとめ
少し駆け足になってしまいましたが、Tom Morello Soul Power Stratocasterについてまとめてみました。
パッと見はちょっと邪道な作りかなとも思うのですが、ツボを抑えたストラトキャスターになっており、意外と幅広く使えるモデルではないかと思います。
コンパウンドラディアスといい、ギターにこだわりが内容で意外と繊細なこだわりを見せるトムモレロストラトキャスター値段もシグネチャーにしては結構手軽で手を出しやすい価格帯と言えるのではないでしょうか。