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【レビュー】ナインインチネイルズ The Fragile ロビンフィンク機材も解説!前編

04/28/2020

皆さんこんにちはmasa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。(@masabliks

今回はナインインチネイルズというミュージシャンの1999年に発表した2枚組の傑作アルバム「The Fragile」について書いていきたいと思います。

このアルバムで「インダストリアル」というジャンルだけにとどまらない深淵を覗かせるようなサウンドを確立させました。

ギタリストの私が解説するので、ギタリスト目線でこのナインインチネイルズのThe Fragileを語っていきたいと思います。

ナインインチネイルズとはどんなミュージシャン

ナインインチネイルズはトレントレズナーという人間が中心として始めたプロジェクトで、1989年にシングル「Down In It」でデビューしました。

当時アンダーグラウンドだった、打ち込みやシンセサイザーの音色と攻撃的なギターなどの生楽器の音色を組み合わせていた「インダストリアルメタル」や「インダストリアルロック」という音楽をアンダーグラウンドからオーバーグラウンドに持ち上げたのがナインインチネイルズでした。

当時インダストリアルにはMinistry、KMFDM、Skinny Puppyらがいましたが、

その中でもナインインチネイルズはある種のポップさというか、とっつき安さがあるように感じます。

しかし、このThe Fragileでその世界観を一気に深化させ、轟音ギターと深い世界観を両立したサウンドを聴かせてくれました。

トレントレズナーとは

トレントレズナーはナインインチネイルズの中心人物というか、ナインインチネイルズというプロジェクトそのものです。

ミュージシャンたちはアルバムやツアーごとに結構変わっています。

なのでナインインチネイルズのサウンドや歌詞もトレントレズナー自身を投影したものになっていると言えます。

内省的かつ攻撃的な歌詞や卓直ではないかというような「ギリギリ」としたギターサウンド、

過激なミュージックビデオと特徴を挙げれば枚挙に暇がありません。

The Fragileをサウンド解説

早速The Fragileの音源を見ていってみましょう。

The Fragileは2枚組のアルバムになっており、かなりのボリュームがあります。

1曲めからアコースティックギターの不穏な響きから始まります。

MVにもなった5曲目 We’re In This Togegher のぎりぎりした歪み感は今でもなかなか出せないサウンドだと思っています。

10曲目のメタリックなギターなどギタリスト的にも見どころが多いのが、ナインインチネイルズの素晴らしさであると言えますね。

全体的に不穏な響きではあるのですが、壮大な感じが付加されており、より深みに到達したサウンドだと思います。

ナインインチネイルズThe Fragile時のギタリスト、ミュージシャン

The Fragileを作っていたときの(1998~2000)レコーディング/ツアー ミュージシャンは以下のような感じです。

ミュージシャン

Robin Finck - ギター

Danny lohner - ギター/ベース

Jerome dillon - ドラム

Charlie Clouser - キーボード/シンセサイザー

特にギタリストのRobin Finck(ロビンフィンク)は2005年から2007年のツアーでは一度ナインインチネイルズを離れますが、その後もかなりバンドに関わってくるギタリストです。

さらにロビンフィンクはガンズアンドローゼズにも一時期在籍したことがあるなど、確かな腕があるミュージシャンです。

ちなみにナインインチネイルズの初代ギタリスト、リチャードパトリックは「Filter」というバンドをやっており、ナインインチネイルズのインダストリアルサウンドをよりロックに寄せたようなサウンドを奏でています。

初期のナインインチネイルズの音には欠かせないと言えるでしょう。

ナインインチネイルズ、ロビンフィンクのサウンド

さて、ロビンフィンクのサウンドの話に戻りますが、冒頭に述べたよう、相当特徴的なギターサウンドです。

ロビンフィンクはアコースティックやエレクトリックを駆使してサウンドメイクをしていますが、ワウなどには限らないフィルター系やモジュレーション系はもちろん、ファズやおそらくミキサー卓に直につないで「ギリギリ」した耳馴染みが良いとは言えないギターサウンドも聴かせてくれています。

このサウンドがなぜだか癖になり、学生の頃になんとか出さないかと思い、手持ちのコンパクトとMTRで格闘していました笑

そらーなかなかでないですよね。

ロビンフィンクの機材解説

下にロビンフィンクが使っている機材を2018年と比較的最近ではありますが、実際に本人が解説してくれている動画を貼っておきます。

様々なチューニングを使い分けていたりすることなどが語られており、ギターは比較的トラディショナルなシェイプのものが多いながら、ピックアップやその他のパーツにスタンダードではない何かが付け足されているのが「らしい」と言えます。

ミニハムやサスティナーがついていたり、シェックターのギターにビグズビーが載っていたり、一筋縄では行かなそうな機材たちですね。

ちなみにyoutubeは設定のところから字幕を表示させ、さらにそれを簡易的に翻訳できる機能があるのご存知でした?

それを行えば大まかに言っていることが理解できるかなと思います。

The Fragile Deviations 1 アナログ盤について

The Fragileのリワークとして2017年に未発表音源と各楽曲のインストゥルメンタル、アナザーバージョンを収録したアナログ盤、The Fragile Deviations 1が発表されています。

一時期、オフィシャルページで聴けていたみたいですね…

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ナインインチネイルズThe Fragileについて前編まとめ

そんなこんなで、少し長くなってしまいましたがナインインチネイルズ The Fragile を解説してみました。

こういう世界観だと、歪ませたギターをなじませるのが難しかったりすると思います。

しかしギタリスト、ロビンフィンクの巧者樽所以が随所に発揮されているのは、ヘヴィな歪もノイズも、操り、完璧になくてはならないものになっているというところだと思います。

しかもトレントレズナーと並んでハンサムガイですね。

次回は2枚組のもう片方を解説してみたいと思います。

それでは!

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