皆さんこんにちはmasa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。
今回はストラトタイプのネックプレートの話を掘り下げていったみたいと思います。
ストラトのネックプレートについて、ギターパーツ全般に言えることですが、重いと音は締まる、サステインは伸びる、ローハイが出る感じ。
— Masa BLIK Ito/ミュージシャン/音楽ブログ/胡乱遍くプロジェクト (@masabliks) December 24, 2019
軽いとミドルがでる、ナチュラルな音色、木の音チックになる傾向があります 自分のギターに合わせてバランスをとってみると楽しめます☀️
こちらのツイートにあるように基本的にパーツの重さで
重い:
金属的、ハイとローがでやすい、サステイン伸びやすい、ハイファイ寄りの音になりやすい、振動という意味での鳴りは抑えられる、ローがブーミーなギターにつけるとローが締まったりする
軽い:
木の音が出やすい、ミドルが相対的に出る、サステインは伸びにくい、鳴りやすい
と言った感じに(あくまで傾向として)なります。
ネックプレートはストラトタイプのギターで気軽に変更できてかなり音が変わる部分です。
各メーカーからも厚く重いものやチタンのものなどさまざまなプレートが出ているため試してみると面白い結果になりますが、
あくまで自分のギターの現在の音とそれをどのような方向性にモディファイしていくのかという点を把握していないと迷子になりやすいです。
そんなストラトタイプのネックプレートの話ですが、掘り下げていってみましょう。
目次
ネックプレート変える必要があるのはどのような場合か
僕がおすすめするネックプレートをかえるタイミングは、
そのギターに対して「ハイが足りない」とか「サスティンが足りない」といったときすぐにではなく(!)
ギターの調整をおいこんだラストにするべきという考え方です。
同様にネジも締める緩めるで似た傾向にあると思います。
— Masa BLIK Ito/ミュージシャン/音楽ブログ/胡乱遍くプロジェクト (@masabliks) December 24, 2019
ストラトタイプのギターは交換パーツも、ネジもたくさんあるので自分の好みに調整しやすい利点があります。
ギターに負担がかからない程度にさまざまいじってみると楽しめます☀️
上のツイートのようにストラトキャスタータイプのギターは本当にいじれる箇所が多いです。
ブリッジの調整、ネックの調整、ネックプレートネジの締め方、もちろんピックアップの高さ等々…
僕が以前持っていたFender カスタムショップのギターはカスタムショップであるにも関わらず、
本当に鳴らなく、ハイが出ず低音がブーミーになりがちなギターでした。
しかしどうにかそのギターと付き合って調整を繰り返すうちに本当にそのギターから勉強させてもらいました。
締まりがないギターならまず、ネックプレートを「少し」増し締めする
ペグなどに緩みがないか確かめる
ブリッジがフローティングにせよそうでないにせよスムースに動く状態になっているか
ナットは弦をきちんと受け止められているか
などちょっと考えるとこれだけ出てきます。
ちなみにピックアップや電気系統でハイを出そうとする方法ももちろんありますが、
ハードウェアの追い込みが足りないまま電気系統だけでハイを出そうとすると、
ローが薄くなったり耳障りなハイが出てしまったりとうまく行かない場合も多いです。
そのあたりを追い込んでから交換しても遅くはないと思います。
そのあとで、少しローを締めたいとかちょっと音が硬すぎるからといった理由で変えていくという順序でカスタマイズしていくことをおすすめします。
とはいっても簡単なネックプレート交換
とはいってもハードウェアの部分ではネックプレートは比較的簡単に交換できる部分なので、
「それでも交換してみたい!」
と考えるのが人の常(?)だと思います。
簡単に戻せるパーツでもあるのであえて迷いの森に飛び込むのも良いでしょう(笑)
そんな方々のためちょっとだけ試したネックプレートを紹介していきましょう。
実際のネックプレートたち
上にある写真は右から左に向かって
純正フェンダースチール製
フリーダムカスタムギターリサーチのトーンシフトプレート2mmブラス製
特別オーダーで作ってもらったネックプレート約3mmスチール製
です。
右から左に行くにしたがって振動的な意味での鳴りは控えめになってローがくっきりとし、ハイが出て来るような感じになります。
フェンダー純正のスチール製
薄くて多少頼りないですが、オールド感は出しやすく
決して悪いものではないです。
ネックと一緒によく振動しているような印象です。
フリーダムカスタムギターリサーチのトーンシフトプレート
ブラス製なのでそこまで重量があるわけでもなくバランスが良いです。
ハイもイヤミがなく、がっしりとしているので振動を受け止めローもきっちり再生します。
カスタムで特別に手に入れた3mmのスチール製のもの
重量感もあり、つけるとハイエンドギターよりの音になります。
このフェンダーはローがぼやけがちだったのでこのプレートを付けるとローが締まったのでマッチしていました。
現在のギターについているネックプレート
現在ぼくのsuhrのクラシックアンティークについているネックプレートは3mm近くあります。
このプレートのおかげだけではないですが、無駄なローが出ず、締まっており、バランスが良いです。
suhrのトータルバランスはこのあたりでも取られていると考えると感嘆しますね。
ストラトタイプのネックプレートまとめ
いかがでしたでしょうか。
当たり前ですが、やはりつけるギターによって現れる結果は千差万別ですから、
ここで書いてあるような結果にならないことももちろんあります。
しかし導入を検討している方の一助になれば嬉しいです。
チタンのものなどは自分も試してみたいと思うので、使っている方などいれば情報教えていただけるとありがたいです。
masa BLIK ito(まさぶりっくいとう)でした。