皆さんこんにちはmasa BLIK ito(まさぶりっくいとう）です。（@masabliks）
国産工房Black Smokerギターのストラトタイプ、SIGMAをMNGしました!
本当は20万円前後くらいのサブを探していたのですが、店舗で試し弾いたらかなり気になってしまい結果購入、弾き倒して1ヶ月位になるのでインプレを！
目次
Black Smokerギター
長野県にある工房で黒岩真一氏と柳澤俊氏の2人で生産されているハンドメイドブランド、Black Smokerギター。
2人ということで生産数も多くはないはずですが、じわじわ使っているギタリスト/ベーシストが増えている印象です。
ラインナップもモダンな2H系のものから、ストラトやテレのようなトラディショナルなシェイプのものなど多岐に及んでいます。
ベーシストの使用者も多く、こちらはジャズベ/プレベが多いようです。
Black Smoker SIGMA SSS Trad Master
そんな中で僕が購入したのはBlack Smoker SIGMA SSS Trad Masterというモデル。
3シングルのストラトタイプのモデルです。
「Trad Master」シリーズは塗装がラッカーでエイジドが施されているタイプのものです。
スペック
- ボディ：アルダー
- ネック：メイプル
- 指板：ココボロ Cシェイプ 648mm / 22F ミディアムジャンボフレット
- 305R
- ボーンナット 42mm
- ラッカーフィニッシュ（ミディアムエイジド）
- PU：Black Smokerオリジナル
- リアトーンをプルするとシリーズ配線
基本形はノーマルなストラトなマテリアルですが、くすぐるところが要所要所にあります。
軽量なボディ
このモデルは3.38kgくらいで比較的軽量な部類のストラトです。
後述するネックとともにローから鈴なり感のあるハイまでバランスが良いです。
軽すぎると歪ませると物足りなかったり、重すぎるとサウンドの重心も下がりすぎたりするのでベストな重量！
ネックと指板
ネックは太すぎないのですが、結構がっしりめ。
しかしサイドの処理などが良いのか、手にしっかりと馴染むので弾きづらさは感じません。
指板はココボロ。
初めて弾いた材で、最初はローズのモデルを探していたのですがサウンドからこちらを選びました。
ココボロは油分が多く、硬質な材でハカランダにも近いともいわれているようです。
ハカランダ指板をつかったBlack Smokerのストラトも試してみたのですが、そちらは結構総重量があったようで、サウンドがローよりでココボロ指板のモデルのほうがボディも含めて自分のプレイスタイル的に音のバランスが合っていました。
硬い材だけあって発音のレスポンスが早く、直線的に跳ね返ってくるような感覚があります。
フラットめな指板も弾きやすい◎
フィニッシュ
Black SmokerのギターはストラトタイプのSIGMAでもボディがウレタンフィニッシュのものもあります。
先述したように「Trad Master」シリーズというのが基本的にはラッカーフィニッシュのようです。
とりまわしや安定性を考えるとウレタンフィニッシュの良さももちろんあると思います。
自分はストラトは弾き倒していくうちに剥がれていく塗装がたまらなく好きなのでラッカーでエイジドタイプの塗装をセレクトしました。
エイジドの具合もくどすぎず、近づくと見えるクラックもかなり好みです◎
音的にはウレタンフィニッシュのものも実際かなり良く、結果フィニッシュに関してはルックスで選びました。
Black Smokerピックアップ
デフォルトで載っていたのはBlack Smokerオリジナルのものが3つ。
結構太いイメージですがローが出すぎてるわけではなく、ハイもバランス良く出ます。
ただフロントとセンターに関してはFender69ピックアップの暴れ具合に体が慣れてしまっているのでこちらに交換。
良く鳴るネックとボディなのでかなり良い低音弦のギャリっとした感じが出ます。
リアに関してはストックのままのBlack Smoker。
ヒステリックな耳に痛い高域が出ず、非常に扱いやすいです。
結構歪ませても使えるサウンドなのでどのPUポジションでも安定していい音◎
配線
リアトーンをプルするとリアピックアップとフロントがシリーズ配線されるようです。
基本太くなってバリエーションが広がるってことらしいですね。
ここに関してはハムっぽくもなくちょっと使用用途がなかったのでフロントとリアのパラレル配線にしました。
通常のリアとフロントのハーフトーンが出る配線ですが、これをたまーにつかうので持ってるストラトは結構このカスタマイズをしています。
テレキャスターとはちがうのですが、フロント+ミドルとかミドル+リアのコロっとしたハーフトーンとはちょっと違うジャキジャキ感があって良いです。
トレモロとスプリング
安定のGotohのトレモロブリッジ。
バネはハの字にかけられています。
これを並行3本にするとレンジが少し広がる感があるのですが、同時にちょっと音が硬くなる感じもあります。
なのでちょっとここはいろいろ試しています。
もとが鳴るうえにレンジも広めなギターなので、RAW VINTAGEのスプリングはあまりマッチしないような感じでした。
RAW VINTAGEはちょっとローが出すぎてしまう感じかな。
現在は平行3本で出過ぎた部分はアンプ側で調整するような感じにしています。
出荷時のハの字が一番バランスが良い気もしていて、ここらへんにもこだわりがあるんだなーと思っております。
ネックプレート
ネックプレートとジョイントはスラントされて最終フレットまでストレスなく届きます。
ネックプレートは最初からチタン製のものが使用されており、しっかりと振動を受け止めてまっすぐ飛ぶような音色はこちらからも寄与されている印象です。
Black Smoker SIGMA ストラトタイプ サウンド
現在RECしている音源でかなり使っています。
クリーンでもかなりまっすぐ抜ける音色で、音作りが楽です。
歪ませてもその印象が変わらず、しっかり居場所を主張してくれる音色。
軽めなボディにしっかりしたネックと硬めな指板がこの音色を作っているような感じがありますね。
ギタリストとして自分の楽曲はやはりギター中心になるので堂々と音楽の真ん中で鳴ってくれるので頼りがいがあります。
RECした楽曲でまた音色を載せていきたいですね～！
Black Smoker SIGMA まとめ
ネット上にも情報がまだ少ないため、最初は候補に入っていなかったBlack Smokerギターですが、試奏したらすぐにやられました。
2店舗行き、お店にある限りのBlack Smokerを弾かせてもらったのですが、いい意味でギターごとの個性がありました。
基本はどのギターも安定して反応が早く、レンジが広めな印象ですが試奏したどのギターも材やスペックの違いがうまく反映されており、出てくるレンジ感は微妙に違いが有りました。
お値段的にもハイエンドではあるのですが、かなりおすすめできるブランドです！
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