みなさんこんにちはmasa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。
今回はLace Sensor Redピックアップを紹介していきます。
このLace SensorシリーズはもとはFenderから販売されており、カバードのルックスとノイズレスなサウンドで結構昔人気を博していました。
その中でもLace Sensor Redはかなり歪むピックアップで、独特なコンプ感があるサウンドになっており、
シングルコイルながらヘヴィに歪ませても破綻しないようにチューニングされているピックアップです。
それでは見ていってみましょう!
目次
Lace Sensor Redを載せたMasaのギター
写真のようにMOMOSEのストラトタイプのギターに載せて使用していました。
このギターのリアは
DuncanのSSL-1、ANTIQUITY II(アンティクイティⅡ)やCustom Shop Custom '69 Strat PickupsやFat50’sなどいろいろ試していました。
当時ぼくはストラトタイプのリアを使うことがあまりないため逆にいろんなサウンドを試したくなっていたわけです。
そんな中で、激歪みサウンドを出せたら面白いかもと思いLace Sensor Redを載せてみました。
このギターは
アッシュボディ、メイプルネック、ローズ指板で指板はスラブ(厚めのローズ)
というものです。
アッシュローズというちょっと珍しめの組み合わせなのですが、歯切れがよく、ハイミッドがよく出ていて気に入っていました。
ちなみにアクティブピックアップのような見た目ですが、完全パッシブで使用できます。
クラプトンモデルは別回路のアクティブのブースターが付いているため、アクティブピックアップという印象がついてしまったのでしょう。
Lace Sensor Redピックアップのサウンド
早速サウンドのレビューをしていきましょう!
上記のようにMOMOSEのギターに載せたのですがもとから鈴なりがきれいに出るようなタイプのストラトだったので、
ヘヴィに歪ませたときにチャキチャキした高域が邪魔しないかなと思ったのですが、
実際に載せたところ
狙い通りでした笑
コンプ感が結構あり、歪みが足りないと途端につまらない音になります。
かなり弦に近づけてセッティングすることで歪み感がちょうどよくなります。
ハムバッカーほど低音が出るわけではなくわりかしミッドに寄った音で完全にハムの代わりになるというわけではないです。
ノイズはそれほど目立たず、スムースな音色なので歪むのですが、意外とメタルなど向きではなさそうです。
Lace Sensor Redピックアップ使用ミュージシャン
結構昔、初期のスマッシング・パンプキンズのビリー・コーガンが自身のストラトキャスターにレースセンサーを載せていました。
彼はフロントからリアに向かってGold、Gold、Redというように載せており、
得意のBIG MUFFを踏んで併用していますね。
Lace Sensor Redピックアップ弱点
やはりコンプ感が結構あり、歪ませるサウンドでしか使えないと思いました。
クリーンは濁りがちで、こもっています。
また出力は高めらしいのですが、サウンドチューニングから中域が結構出るタイプのためハイがそこまで伸びません。
そのためアンプやエフェクターのゲインを結構上げないと歪み切るといったサウンドにならずにちょっと中途半端な感じがしてしまいます。
このピックアップ用にセッティングを煮詰めなければならず、通常のシングルコイルと並べるとどうにもリアだけ使いにくくなってしまいました。
もしかしたら他のレースセンサーと並べて使用すればバランスが取れるかも知れません。
ぼくは一時期、フロントからシルバー、ブルー、レッドという形でレースセンサーを使っていました。
ちょっとストラトっぽくない音色になってしまったので、結局ビンテージタイプのピックアップに戻すのですが笑
Lace Sensor Redピックアップまとめ
さあいかがでしたでしょうか。
ちょっと癖があるけど、定期的にそのサウンドが聞きたくなる、Lace Sensor Redのレビューでした。
コンプ感、中域に癖があることからリードには向いていると思います。
ストラトのリアでゴリゴリに歪ませても違和感がないため
珍しい物好き、人と違うことが好きなギタリストは試したほうがいいかも知れません!