皆さんこんにちはmasa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。(@masabliks)
グラミー賞アーティストでカッティングマシーンのコリーウォンのシグネチャーコンプレッサーを紹介します。
Wampler Pedals Cory Wong Compressorと名付けられたコンプレッサーはコンパクトながら多機能でコリーウォンの要望を満たすべく開発されたものになっています。
機能の多さ、ブースト回路、XLR出力も備えたこのモデルを解説します。
目次
Wampler Pedals Cory Wong Compressorの特徴
- きらめくようなクリーンサウンドと応答性の高いコンプレッション
- 2モードのブースト部
- ノブの数は多いがシンプルでわかりやすい操作性
- XLR OUT端子
6ノブのコンプレッサー+ブーストというこのCory Wong Compressor。
次で個々の詳しい機能をみていきましょう。
BOOST機能
BOOST機能は右側のフットスイッチでONになる機能です。
BOOSTノブとMIDS / FLATスイッチを操作することでコントロールします。
フラットな周波数帯のブーストからサチュレーションを追加したミッドブーストを行うことができます。
ブーストレベルは最大で約15dBまで上げることができます。BOOSTスイッチをオンにすると、LEDが青色に点灯します。
以下の2モードで使用可能です。
- FLAT:フラットな周波数帯のブーストモード
- MIDS:サチュレーションが追加されたミッドレンジブーストモード
XLR OUT
XLR OUT端子はバランスドアウト端子です。
PAシステムやオーディオインターフェイスなどに接続することができます。COMPRESS/BOOSTセクションで作り込んだクリスピーでクリアなサウンドをダイレクトに出力することができます。
XLR OUT端子使用時には、GROUND LIFT SWITCHでグランドリフトを行うことができます。
これはPAなどに直接出力する際にノイズが乗ってしまう場合に使用するスイッチです。
クリーンなギターの音色をそのままアウトプットできるのでプリアンプ的にも使用可能ということですね。
その他のコントロール
- ATTACK:コンプレッションのレスポンスを調整できます。時計回りに回すとアタック感が遅くなり、反時計回りでアタック感が早くなります。
- TONE:トーンを調整できます。
- SUSTAAIN:サスティーンの長さを調整できます。
- VOLUME:出力レベルを調整します。
- BLEND:原音とエフェクト音のミックスの調整が行えます。
- COMP ON SWITCH:スイッチをオンにするとコンプサウンドが常時オンになります。
- FOOTSWITCH:COMPRESSとBOOSTのオン/オフが行えます。COMPRESSオン時はLEDが緑色に点灯します。COMPRESSとBOOSTが両方オン時はLEDが水色に点灯します。
Wampler Pedals Cory Wong Compressor まとめ
ファンキーなコリーウォンサウンドを作り出すだけでなくXLR OUTやブーストも可能で、ファンならずとも使いやすいコンプに仕上がっています。
各コントロールも細かく設定できるので初めてのコンプレッサーペダルとしても良さそうです。