みなさんこんにちはmasa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。
今回はFUZZ FACTORYを紹介していきたいと思います。
発振する変態系のイメージが強いFUZZ FACTORYですが、実は結構器用なファズで最初のファズとしてもおすすめです。
発振させずとも本体の基本の音色がとても魅力的なファズです。
いまではハンドペイントのFUZZ FACTORY、FUZZ FACTORY7、FAT FUZZ FACTORYなどいろいろなラインナップがなされているFUZZ FACTORYですが、
今回はその中でも一番基本的な音色で、価格も¥20000ちょっとくらいに抑えられている、
Vexter Seriesについて掘り下げたいと思います。
それではいってみましょう!
目次
FUZZ FACTORY概要
FUZZ FACTORYはZ.Vexの代表ザッカリーベックスがもとはファズフェイスのコピーモデルを作ろうとして「失敗して」できてしまったというものらしいです。
際立ったイロモノ系のラインナップが魅力的なZ.Vexですが、その名前を一般におしあげ、
90年代に発振系ファズを一般的にしたと言ってもいいくらいの偉大なファズがFUZZ FACTORYです。
最初はハンドペイントの高いモデルしか市場になく、少し経ってからVexterシリーズというプリント基板と、塗装も一定というモデルが出ました。
このモデルが出たことでFUZZ FACTORYがかなり手に入りやすくなりました。
ハンドペイントのモデルは今でもたまに出るみたいですが、¥60000くらいするようで結構びっくりします笑
FUZZ FACTORの基本音色
さきほど述べたようにFUZZ FACTORYはファズフェイスのコピーモデルから始まったというように、
基本はBIG MUFFのような分厚い音ではなく、ブチブチして高音にチリチリした特徴があるファズです。
ギターから直接FUZZ FACTORYにつなぐようなハイインピーダンスで入力すれば、意外にも
ギターのボリュームを絞ればクランチ~鈴なりクリーンになったりと、ファズフェイスのようにもFUZZ FACTORYは使えます。
発振も完全にしないようにする設定もあったり、わざと不安定にして偶然性を楽しむみたいな使い方もできます。
この動画を見ると一番わかりやすいかも知れません。
実際に弾いたみた動画を撮ってみようと思ったのですが、
FUZZ FACTORYの美味しいところをこれでもかと詰め込んでいるので全然勝てないと思った次第です笑
また椎名林檎さんのギブスという曲でギタリストの西川進さんがFUZZ FACTORYとスイッチング双方使ったギターソロの名演を残してますね!
ソロから始まります。またMVに出ているギタリストは西川進さんではありません笑
FUZZ FACTORYの初心者でも使える使い方
実際の使い方ですが、ボリュームとドライブは通常のFUZZ FACTORYにもありますが、
基本的にゲインは高め、ボリュームはかなり大きめです。
つまみが5つもありますが、基本的な音色づくりは難しくないです。
ボリュームとゲインつまみ
FUZZ FACTORYのゲインをなるべく抑えてボリュームを慎重に上げていけば高機能なファズとしても使えます。
その基本的な音色もファズの教科書的な音色なので結構使えます。
実際ライブなどでファズが欲しい場合には発振させない設定でボードに組み込んだりしており、
「これぞファズ!」というわかりやすい音色がこのFUZZ FACTORYを踏んだ瞬間に出てくるため
実際ボードに組み込む人が多いのも納得です。
またFUZZ FACTORYにはGATEとCOMP、STABという他のファズには見慣れないつまみがあります。
FUZZ FACTORY発振のキモSTAB
このSTABというツマミは発振のキモでSTABのツマミの設定で、発振具合や発振するかどうかをこのツマミで決めることができます。
これを最大まで上げると発振しなくなりますが、下げていくとどこかで発振するポイントがあるので発振する音程感や、発振具合を決めていきます。
微調整していくCOMP
発振するポイントがちょっとCOMPと連動している感じなのですが、STABで発振するポイントを見つけたらCOMPで微調整していくのが良さそうです。
FUZZ FACTORYの狂気感の演出GATE
GATEはそのままゲートの効果なので、上げていくとブチブチと途切れ音色になっていくので、ギターと言うよりシンセチックにも使えて面白いです。
結構上げてしまってギター感を薄めるような使い方も面白い使い方だと思います。
FUZZ FACTORYまとめ
いかがでしたでしょうか。
今更ながらFUZZ FACTORYをまとめてみました。
「発振系でオーソドックスな音が出ないキワモノなのでは」
とか
「ファズなのにつまみがいっぱいあってわかりづらそう」
といったイメージも少なからずあるかも知れませんが、実はこのFUZZ FACTORYはさわってみると明解で音色も基本的なものはファズの王道と言えるし、ゲインの幅も広いため、
ぜひファズ初心者の方にも触ってほしいファズがこのFUZZ FACTORYです。
一緒にファズの沼に飛び込んでいきましょう笑
masa BLIK ito(まさぶりっくいとう)でした!