こんにちは、masa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。(@masabliks)
今回は「これからのギタリストのライブでの立ち回り」
これをテーマにしていきたいと思います。
ライブはギタリストにとってただ音を鳴らす場だけではなく、特にこれから名をうってでようとするギタリストは自分の音楽をぶつけ、観客や仲間と繋がり、次のステップへの扉を開く場所とも言えるでしょう。
ステージに立つだけでなくどう動けばスキルが磨かれ、次のライブやコラボに繋がる人間関係を築けるのか?
ぼくなりの経験で学んだコツを紹介していきたいと思います。
目次
ギタースキルアップのための立ち回り:ステージを自分の実験場に
ベッドルームギタリストとしてではなく観客がいるステージにいることがギタリストとしての成長をどう促すのか見ていきましょう。
セットリストに仕込む「挑戦」
毎回同じフレーズ、同じソロで曲を演奏するだけでなく、セットリストに1つだけでも「挑戦」を仕込むとステージの経験値が一気に増加します。
毎回同じフレーズ、同じソロではなく音色、リズム、選ぶノートに一工夫。
いつものマイナーペンタに一音足してみる、感情に合わせて踏むエフェクトを変えてみる。
それだけでかなりのステージ上での経験値に繋がります。
観客は意外と「その一瞬の冒険」に心を掴まれたりします。
もちろん楽曲や参加するバンドによって、ガチガチに決定されたものを演奏しなければならないステージもあるので、そこは状況に合わせて。
調子に乗って外してしまったり、やりすぎてしまうとメンバーに白い目で見られることも…
他メンバーとの「会話」を意識
ドラムのキックに合わせたリフのアクセント、ベーシストの動きに反応したフィルイン、ボーカルの感情に寄り添ったヴォイシングなど
メンバーの情感に合わせたプレイもライブの醍醐味です。
完全なセッションでなく、決められた楽曲を演奏する際にも他のメンバーのサウンドに気を巡らせることで耳が成長します。
また、そこに反応しようとすることでプレイの反応度も加速度的に成長していきます。
観客の反応を「データ」として吸収
来てくれたお客さんの反応をバンドのフィードバックとして確実にバンドに利用するよう意識してみましょう。
どのフレーズで盛り上がったか、どのパートで静まったか。
ステージパフォーマンス故なのか、プレイなのか、聴き入って集中しているのか等々
因習分解していく事が重要でさらにメモをしてバンドと共有していくと、自分のライブの経験値だけでなくバンドとしてのパフォーマンス力アップにもつながるでしょう。
人間関係を築く立ち回り:次のライブへのパス
バンドのライブはプレイヤーやバンドそのもの単体で完結するものではないのです。
観客はもちろん、対バンの演者たち、イベントオーガナイザーやライブハウスのスタッフとの会話もバンドやプレイヤーをステップアップさせる重要な要素です。
次のライブやコラボにつながっていくかを考えてみましょう。
オーガナイザーとの「一言」を大切に
ライブハウススタッフやイベント主催者への「ありがとうございました!」、「今日の音響、最高でした!」とか「この会場、雰囲気バッチリですね」といったコミュニケーションの一言でバンドやプレイヤーに対する印象が一気に変わることがあります。
感謝の言葉を表すことや雑談で人柄を知ってもらうことが次のステージや仕事につながることは他業種でもかなりあることなので、頭に入れておきましょう。
もちろんバンド名と自分の名前を名乗るのを忘れずに!
他のバンドとの「橋」を作る
共演バンドのプレイをちゃんと見る。そして、良かったポイントを具体的に伝える。
「あのドラムのフィル、タイトで良かった!」とか「ギターのトーン、どんなエフェクター使ってる?」とか、ピンポイントで褒めるのがハートを掴むコツです。
じつは相手も結構自分のプレイを見てくれてるんですよね。
実際の企画ライブなんかでもこういう交流が後で効いてきます。
アクション:共演バンドのメンバーとすくなくとも1分話す。相手のプレイの「1つの良い点」を伝えて、SNSで繋がる。
観客との「小さな接点」を逃さない
あたりまえですが、観客は君の音楽を応援してくれる最大の味方です。
物販コーナーで話しかけてくれたひとには、ちゃんと目を見て応える。
SNSで「ライブ良かった!」って投稿してくれたら、即リプする。
俺はXで機材トークから集客につながった例もあります。
アクション:ライブ後、物販で話しかけてきたファンに「どの曲好きだった?」って聞いて1分話す。
SNSの反応には24時間以内に返信する。
3. 次のライブへ:行動を習慣化
ライブは一回で終わりではありません。
毎回少しずつ試して、反応を見て、繋がりを増やす。
これがギタリストとしての「成長のループ」。
僕自身のブログもプロジェクトや機材レビューで、ライブでの気付きを反映させるという上昇ループを作ることができます。
最終アクション:次のライブまでに、セットリストに1つの「挑戦」を仕込み、オーガナイザーや共演バンドと1分話す計画を立てる。
ライブ後は反応をメモって、ブログやXで共有する。
有機的なライブステップアップにぜひ役立ててみてください!
