皆さんこんにちはmasa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。(@masabliks)
今回はちょっと細かい話を。
ストラトのピックアップをマウントする際の緩衝材は大きく分けて
- 金属のバネ
- ゴム
があると思います。
それぞれのサウンドの違いや操作感をまとめてみようと思います。
目次
ストラトのピックアップのマウント
ストラトのピックアップは通常、ピックガード部分からネジでぶら下がっている形になっています。
そのままだとぐらついたり、高さが固定できないため間にバネやゴムのチューブを噛まして固定するのですが、今回はその材質の話です。
バネのメリット/デメリット
現在ストラトのピックアップマウントのスタンダードは大体バネです。
ほぼこれなのでバネの音質やピックアップそのものに及ぼす効果を強調して言うと
- ハイが少し出てくる
- 場合によってはハウリングしやすい
- バネの切り方によってPUが傾く
といったことがあります。
後述するゴムに比べて、共振の具合か音質的にほんの少しピックアップのハイが出やすくなってる感があります。
その効果+バネがゆるい場合、ちょっとだけハウリングしやすくなる場合があります。(殆どの場合無視して良い影響ですが)
またバネが長すぎる場合、カットして調整できますが、切り口が斜めになってしまうとマウントしたときにピックアップが斜めになってしまうことがあります。(これも気にしない人は気にしませんが)
ゴムのメリット/デメリット
オールドタイプのPUに付属していることが多いゴム。
こんな感じのレモン色のものが多いかなと思います。
こちらの場合も効果を強調していうと
- ハイが抑えられマットな音色になる
- キツめに締めると楽器の振動や衝撃を吸収するためハウリングしにくくなる
- 加水分解などで長期間使用していると溶けたりすることがある
ポイントとしてハウリングしやすくて同しようもないギターのマウントをゴムにするとちょっとだけマシになったりします。
あと反発力がバネより小さい場合が多いので、ピックアップ高さ調整がスムースな部分もありますね。
デメリットとしてピックガード裏って、目があまり届かない割に湿気などが回り込みやすい部分なんですよね。
そのため加水分解で久々に開けたとき溶けてくっついていたりすることがあります。
ベトベトになったりするのでここは注意ですね。
ストラトのPU バネとゴムサウンドに及ぼす影響 まとめ
めちゃくちゃ細かい部分ですが、今回はストラトのPUマウントの材質について書いてみました。
ゴムとバネ、比べてみるとやっぱり音質が変わったりしてストラトっておもしろいなーと思います。
本気でオールドっぽい鳴りを追求するとゴムになったりするんですかね…?
セッティングを追い込んであともう一歩なにか、という人にはオススメなカスタマイズでした!
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