皆さんこんにちはmasa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。(@masabliks)
Amplitubeから実機のエフェクターX-GEARシリーズが4種類発表されました。
ディストーション、リバーブ、ディレイ、モジュレーションと基本的なエフェクト4種類で、以前リリースされていたBIASの実機エフェクトよりも一歩踏み込んだ機能感があり、洗練されています。
目次
Amplitube
最近ではAmplitube5の発売が記憶に新しい、ソフトウェアアンプシミュレータの老舗ブランドですね。(下に記事を載せておきます)
今回実機エフェクターX-GEARの発表を受けて、エフェクターボードに組み込むこともできるようになったりしてます。
X-GEAR ラインナップ
今回発表されたのは
- AmpliTube X-DRIVE:ディストーション
- AmpliTube X-SPACE:リバーブ
- AmpliTube X-TIME:ディレイ
- AmpliTube X-VIBE:モジュレーション
の4つです。
共通の特徴は
- Amplitubeソフトウェアで作った音色をそのままハードウェアで持ち出せる
- AmplitubeでX-VIBEの音色を使用するようバーチャルバージョンも使用可能
- ステージでの使用を想定した耐久性のある筐体。イタリア製
- 各モデルは16種類のエフェクトアルゴリズム、50種類のファクトリープリセット
- USBでプリセットの管理やRECも可能
- MIDIでプリセットやパラメーターの制御が可能
- Amplitube5のパラメータをMIDIでコントロール可能
- 192kHz/24bitのコンバータ、5Hz~24kHzの周波数特性
- 最大123dBのダイナミックレンジ
- ピュアアナログドライパス、トゥルーバイパス、ソフトバイパスの選択が可能
といった感じ。
つまみなど実機のみでコントロールするのも楽そうだし、デスクトップのエフェクト環境をそのまま持ち出せたりするのはなかなか良さそうです。
4つつなげてMIDIフットペダルなどで包括的にエフェクトをコントロールしたりもできます。
古くはLine6のStompシリーズも思い起こさせるな。
AmpliTube X-DRIVE
内蔵エフェクト
- MODERN:心地よい倍音感があるチューブライクなサウンド
- METAL:BOSS MT-2 メタルゾーンサウンド
- MONARCH:Marshall Guv'Norサウンド
- CAT:ProCo Ratサウンド
- ORANGE:BOSS DS-1サウンド
- YELLOW:BOSS SD-1サウンド
- GREEN:Ibanez Tube Screamerサウンド
- DIODE:MXR Distortion+サウンド
- BLUE:クリーミーなジャズトーンからクランチーなブルーストーンまで幅広い歪み
- BOOSTER:倍音や飽和感を付加するアンプの前段に最適なブースター
- H-BOOST:ソロ時にキラキラするハイを加えて存在感を上げるブースター
- CRUSH:サンプリングレートとカットオフ周波数を変更し、アグレッシブに歪ませるディストーション
- OCTOFUZZ:RogerMayer Octaviaサウンド
- PURPLE:MXR Blue Boxオクターブファズサウンド
- FUZZACE:Arbiter Fuzz Faceゲルマニウムトランジスタモデルサウンド
- BIG-FUZZ:Electro-Harmonix Big Muffサウンド
これらを各コントロールで制御するので幅広い音作りができそうです。
さらにCAB SIM OUTが搭載されているので、アウトプットとは別にキャビネットシミュレータを通った音をPAに出力できます。
結構従来の歪みペダルの再現が多い印象です。
AmpliTube X-SPACE
内蔵エフェクト
- SHIMMER 1:ピッチが違う残響音を付加するリバーブ
- SHIMMER 2:2つの異なるピッチを並列して出力するシマーリバーブ
- HALL:1~9秒のホールリバーブ
- ROOM:0.5~3秒のルームリバーブ
- CHAMBER:1~9秒のアグレッシブなチャンバーリバーブ
- CHURCH:8~20秒のロングテールなチャーチリバーブ
- PLATE:0.5~5秒のプレートリバーブ
- SPRING:アンプに付属しているビンテージスプリングリバーブエミュレート
- SWELL:ストリングスやパッドのようなサウンドを作ることができるスウェルリバーブ
- GATE:必要に応じてトレイルをカットできるリバーブ
- REVERSE:リバースリバーブ
- EARLY REF:初期反射(アーリーリフレクション)を再現するリバーブ
- EXTREME:プレートリバーブと極端なモジュレーションリバーブを組み合わせたもの
- ETHEREAL:変調されたリバーブ
- BLOOM:うねりのあるリバーブ
- MAGNETIC:モジュレーション効果が強調されたリバーブ
こちらは必要十分なリバーブペダル。
維持れるパラメーターも豊富です。
AmpliTube X-TIME
内蔵エフェクト
- VTG TAPE:クラシックなテープエコーエミュレート
- MOD TAPE:モジュレーションコントロールできるテープエコー
- ANALOG:倍音が豊富なアナログディレイ
- DIGITAL:ハイファイでクリスタルクリアなデジタルディレイ
- PING PONG:L、Rでパンニングされるディレイ
- PATTERN:リズミックなパターンのディレイ
- DUAL:直列または並列で制御できる2つのディレイ
- REVERSE:リバースディレイ
- REV PON:モジュレーションディレイとリバースをピンポンする複雑なディレイ
- SWELL:うねり効果があるディレイ、サイドチェーンすることができる
- DUCK:弾いている間、ディレイ音を下げることでドライ音を邪魔しないディレイ
- PITCH:もとのトーンからディレイ音のピッチを上下することができる
- HARM:ハーモナイズされたディレイ音を付加することができる
- DIRTY:飽和感があり、歪みも付加することができるディレイ
- SLAPBACK:’50Sのような短いディレイ
- ARTIC:フランジャーやピッチを変えるパラメーターがあるディレイ
かなり色んな種類のディレイがあり、飛び道具的な特殊なディレイも充実しています。
AmpliTube X-VIBE
内蔵エフェクト
- 80 CHORUS:80年代の複雑なステレオコーラスを再現
- CHORUS 1: Solina String Ensembleを模したコーラス
- CHORUS X:ROLAND RSシンセサイザーに搭載されたコーラスモデル
- 60 VIBE:Univox Uni-Vibeにもとづいたコーラス/ビブラート
- PHAZER 9:MXR PHASE90モデル
- PHAZER 10:MXR PHASE100モデル
- PHAZER CL:’70Sのアナログフェイザーを包括的に模したモデル
- FOX:fOXXフットフェイザーモデル
- STONE:Electro-Harmonix Small Stoneモデル
- ELECTRIC:Electro-Harmonix Electric Mistress コーラスやリングモジュレーターのモデル
- DOUBLER:MXR Flanger Doublerのダブラーモードのモデル
- METALLIC:MXR Flanger117モデル
- ROTARY:ロータリースーピーカーモデル
- TREMOLO:エンベロープや波形を制御できる幅広いトレモロ
- STEP SLICER:ビートと同期させて鋭くカットできるトレモロ
- STEP FILTER:ビートと同期できるフィルター
オリジナルなエフェクトとモデリングの割合のバランスが良いですね。
X-GEAR価格
各43,780円前後となる予測みたいです。
それなりにしますが、各モデル機能は十分なので妥当と言えるかもです。
Amplitube X-GEAR まとめ
こんな感じに一気に4つのペダルが発売されましたね。
筐体一つにアルゴリズムを入れ替えできるEventide H9のような上位モデルが出たら良いのにな-と思うのですが、なかなかそういうリリースはしにくいのが現状かもですね。
個人的にはX-VIBEが良さそうだなーと思っています。
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Amplitube Fender Collection1 フェンダー公認の高再現度のモデリング【IK MULTIMEDIA】
Amplitube Fender Collection 1についてインプレを書いてみました
結構前のモデルですが
フェンダーの名を冠しているだけあって
妥協のないサウンドです
ボリュームを上げていくとクランチに鳴っていくモデルも有り
他のモデリングにはない味は今でも全然使えました続きを見る
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IK Multimedia Amplitube5 もリリース!プラグインアンプシミュレーターもラッシュ!
Guitar RIGに続きAmplitube5も発表です!
年内リリースらしいですね
Amplitubeは主にFenderのパッケージを使ってたのですがお手軽さとリアルさのバランスがちょうどよく
一時期結構使っていました機能も新しくなったりと期待ですね!
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