皆さんこんにちはmasa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。(@masabliks)
2022年2月13日に東京国際フォーラムに宮本浩次さんのソロライブ「日本全国縦横無尽」を見てきました。
素晴らしいライブだったことはもちろんなのですが、バックバンドメンバーがこれまた豪華でギタリストとしても楽しめた内容でした!
ギタリスト、名越由貴夫さんのオルタナティブでありながら、ボーカルに華を添えるプレイが非常に美味しく気持ち良いライブで勉強にもなるという!
目次
宮本浩次 日本全国縦横無尽 ツアーメンバー
- 宮本浩次:Vo
- 名越由貴夫:G
- キタダマキ:Ba
- 玉田豊夢:Dr
- 小林武史:Key
宮本浩次さん以外のバンドメンバーは、言わずもがな現在はAP Bankの発起人であり名プロデューサーである小林武史。
BaのキタダマキさんはバンドSyrup 16gのベーシストです。
シロップはもとからファンだったのですが、今回こんな太いベースでガチガチに支えるタイプのプレイヤーだったんだと知ることが出来ました。
音数少なめで説得力のある土台です。
Dr玉田豊夢さんは多くのアーティストのレコーディング/ライブに参加している名ドラマーですね。
中村一義、aiko、柴咲コウ、斉藤和義などなど枚挙にいとまがないですね。
ガッツリと強固なリズム隊にオルタナを感じさせながら、歌を引き立てるギター、さらにサウンドの根幹のKeyと宮本さんの歌に負けない強力なバックメンバーです。
ギタリスト名越由貴夫さんは次の項で!
ギタリスト 名越由貴夫
バンドCopass Grinderz, Co/SS/gZのメンバー名越由貴夫さん。
YEN TOWN BANDの参加やさまざまなアーティストへのサポートでも知られています。
小林武史さんのプロジェクトに多く参加しているのが印象的です。
Co/SS/gZはノイズ、オルタナティブなバンドで歌ものとは一線を画す音楽性ですね。
bloodthirsty butchersの吉村秀樹さんも一時期参加していました。
名越由貴夫 使用ギター
こちらはFender American Original Seriesのでもプレイムービーですが、ご本人もFender系のギターを愛用しているようです。
今回のライブでも確認できたものは(おそらく)
- 79年製Telecaster(ブラック)
- Nash製テレキャスター(ブロンド)
- Jazzmaster(ネック交換済み)
- Jaguar
- エレクトリックシタール
らのFender系のギターを多く使用していました。
テレキャスターはもしかしたら2本以上使い分けていたかもしれません。
面白いのが、ムービーで語られているようにギターを使い分けていたのが納得できたことです。
歌もので幅広い音色が必要な場合はTelecasterを使用して比較的レンジが広めで癖が少なめなオーバードライブサウンドやディストーションサウンド。
Jazzmasterはファズ的な毛羽立った少し癖のある歪みのときに使用されていました。
Jaguarはミドルを生かしてワウとともにギターソロなどで使用。
選ぶ楽器も実は理にかなったチョイスというのがムービーをみると余計に説得力があります。
時折バイオリンの弓でのボウイングをはさんだりして効果的にサウンドを彩っていました。
アンプはMarshall1987を愛用しているようです。
あくまで宮本浩次の歌ありきのギタープレイですが、それでいてチラチラと見えるファズの暴力性がめちゃくちゃかっこいいサウンドです。
楽曲的に昭和の歌謡曲のカヴァーも多く演奏するのですが、全てが地続きで完全にバンドの色になっていました。
縦横無尽 ライブ音源
オフィシャルよりライブ音源が公開されています。
名越さんはこの曲ではブラックのテレキャスター。
歪み多めなロックよりな音色でサウンドメイクしてます。
ミドルが豊富なサウンドです。
テレキャスター欲しくなるな…
宮本浩次 日本全国縦横無尽 2022.2.13 まとめ
ギタリスト目線で宮本浩次 日本全国縦横無尽 2022.2.13を振り返ってみました。
自分も歌ものバンドをサポートシたことがあったのですが、サウンドの作り方と自分の得意な領域のバランスに悩んだことがありました。
その観点からも非常に勉強になるライブだし、これは生で聴かないと感じられないものだなとも思いました。
しかしながらすべては強力なボーカリストがあるからこそできるサウンドメイクという部分もあるかもしれませんね。
まだまだ追っていきたいなと思います。