皆さんこんにちは、ちょっと前まで自宅練習用にチューブアンプなんて必要ないと思っていた
masa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。
皆さんは自宅練習用のアンプにどのようなアンプを使っていますか?
最近はシミュレータ系のものもレスポンスが上がっていますし、ソリッドステートのアンプにもニュアンスが出るものがいっぱいありますね。
また自宅用に出力が15Wくらいまでに抑えられたチューブアンプも各メーカーから結構発表されていますね。
そんな中でも今日は筆者が自宅練習用に使用しているFender Blues Jr.について書いていきたいと思います。
よく「日頃からチューブアンプで練習しないとエレクトリック・ギターは上達しないよ」とか、
「クランチくらいの歪みで練習しないと~」とか「本番と同じくらい歪ませないと~」
とか言われますが、実際のところどんな感じなんでしょうか。
ジャンルやテクニックによってみんないろいろなことを言ってるね
masaはFender Blues Jr.で音量感なども含め勉強になったことがたくさんあります。
そんなところも含めて見ていってみましょう!
目次
Fender Blues Jr.のコストパフォーマンス
まずFender Blues Jr.の肝心なお値段ですが、
自分が手に入れたときは5万しなかったくらいで手に入れられたのですが、現在は値上がりしているようですね…
筆者が手に入れたBlues Jr.はⅢだったかな?
現在はBlues Jr. Ⅳが出ているようですね。
しかしながらこの値段帯でチューブのアンプできちんとレスポンスもよく、
フェンダー系のアタックが「パクン」としたようなサウンドはきちんと出ており、
フェンダークリーンを楽しめます。
コントロールはリバーブ、マスター、ミドル、ベース、トレブル、ファットスイッチ、ボリュームになっていますね。
プリ管:3 x 12AX7にパワー管:2 x EL84が使われています。
筆者自身はこのサウンドでこの値段だったら家に一台あってよかったなぁと思う値段です。
画像クリックでサウンドハウスのブルースジュニアⅣを見られます。
Fender Blues Jr.のサウンド
先述しましたが、アタックにきちんと主張があるフェンダーサウンドですが、
ボリュームを上げていくと徐々に飽和していき、歪んでいきます。
ファットスイッチを入れるとミドルがモコッとするわけではなく、
ガッツが出て歪み感が増します。
エフェクトのノリもよく歪みを前に入れても個性が失われるでもなく、ぶつかり合うでもなくうまく出力してくれます。
VeroCityのSLDをよくつないでいましたが、きれいなクランチからドライブサウンドまで出してくれていましたね。
基本スピーカー一発のコンボアンプなので深いローは出ませんが、
箱鳴りさせると無駄のないローがミドルや上の方を邪魔せずに出るため、やはりフェンダー系のシングルコイルと相性がいいのかなと思いました。
なんといってもチューブアンプと名乗ってもクリッピングなどで無駄に歪ませて美味しさが消えてしまうようなアンプではないので、
繊細なピッキングが身につくと思います。
Fender Blues Jr.の音量感
Fender Blues Jr.は15Wという出力なので、家では大きく、ステージでは音量不足なのではないかと思う方もいると思います。
筆者も実際購入するまで、実は結構ビクビクしてました(笑)
ステージでは?
まずヘッダーの画像のように筆者はたまに野外のイベントでFender Blues Jr.を使用していました。
その時もうまくマイキングしていればそこまで音量不足を感じることはありませんでした。
この辺はバンドや演っているジャンルにもよるので過度な期待は良くないですが、
ポップスバンドの野外イベントでは結構ジャストな音量を出すことが出来ました。
家では?
また家で出すときはチューブアンプはダイナミクスが大きいので
普通にしゃべるときくらいの音量に設定し、軽く弾けば小声で話しているような、強く弾けば大声で怒鳴っているようなという音量をイメージして設定します。
ピッキングで音量をコントロールするという概念をこのアンプから勉強しました。
トモ藤田先生も言っているね。
つまり主張するところと溶け込ませるところの押し引きがきちんとできれば家でもきちんと使えるサウンドになります。
練習はチューブアンプですべき?
そんなこんなでこのアンプから教えてもらうことは大きかったです。
Blues Jr.は強く弾けばうるさい、弱く弾けば小さいという単純で奥が深いコントロールを身につけられるアンプです。
なので、いざステージで使うような
100Wのヘッドなどを使ってもそのコントロールを周りの音量に合わせられるようになっていきます。
デジタルアンプはダメ?
筆者が考えるのは
現在のデジタルモデリング系のアンプもダイナミクスを再現しているものも多いので悪くないと思います。
実際筆者もYAMAHAのTHRの前の型のアンプも自宅で使っており、
こちらも手軽で非常に良いアンプだと感じます。
しかし筆者の体験したことのみで言えば、
Blues Jr.で日常的にこのダイナミクスを練習できたことがやはり大きいと感じました。
その体験があるのでデジタルモデリング系のアンプでも同じような弾き方を想定して弾けるようになったと思っています。
そんなことから住宅用真空管アンプを試したことがない方は
Blues Jr.でなくてもぜひ一度試してみてほしいと思います。
無駄に歪まないためピッキングの粗がでやすいですし、
メタル系のサウンドでの練習が必要な場合エフェクト乗りも良いため
それこそVeroCityなどを繋げば簡単にその環境を実現できます。
Fender Blues Jr.まとめ
いかがでしたでしょうか。
話は脱線しますが、
このブラックの見た目と絶妙な大きさも実はかなり気に入っているポイントだったりします。
Fender Blues Jr.は内部はどうであれ、本当にサウンドが良いアンプなので、おすすめできるアンプです。
そんなかわいいFender Blues Jr.でぜひ練習してピッキング巧者になってくださ~い