みなさんこんにちはmasa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。
みなさんはオレンジアンプって弾いたことありますか?
スタジオにもあまりおいてなかったりして知名度の割に弾く機会があまりないアンプだったりします。
今回はこのオレンジアンプのエミュレータ、VeroCity effects pedals MAT-ORペダルを紹介したいと思います。
オレンジ色が非常に可愛らしいこれ一台で非常に個性派になれるペダルです。
さあ早速いってみましょう!
目次
そもそものORANGEアンプとは?
ORANGEとはアンプメーカーなのでもちろんいろいろな種類のアンプが出ています。
最近ではslipknotのジムルートがオレンジアンプを使用していることで有名になったりしています。
もとは野太いクリーンやクランチに定評があるイギリスのアンプメーカーですね。
ピート・タウンゼントが愛用していたり、国内ではACIDMANの大木伸夫さんも使っていたりしますね。
マーシャルに比べて高域がロールオフされた野太い音色が印象的です。
VeroCity effects pedals MAT-ORの元になったモデル
さあ実際にVeroCity effects pedals MAT-ORのエミュレート元になったモデルはORANGE Graphic MKIIのMATAMP Modというアンプらしいです。
MatampのMat Mathias氏モディファイしたオレンジアンプということですかね
実際弾いたことがないモデルでなかなか伝説感のあるアンプのようでこのペダルに出会うまで知りませんでした。
しかしVeroCity effects pedals MAT-ORならばゴキゲンなサウンドをはじき出すことはわかっているので、みていきましょう!
VeroCity effects pedals MAT-ORの機能
EQはTrebleとBassの2つでGainとBoostつまみの兼ね合いで歪み具合を決めていきます。
Masterが2つあり、それが2つのフットスイッチに対応しています。
このMasterが2つあるおかげで一つのペダルでソロ用に音量をガツッと上げることもできますね。
また中央にVACスイッチがありこれでミッドローを6段階にカットしていくことができます。
VeroCity effects pedals MAT-ORのサウンド
歪み
基本音色はジャキっとハイが抜ける歪ではなく高域はある程度ロールオフされています。
それに加えて骨太なミドルがあるので、落ち着きながらも抜けてくるサウンドです。
なんというかKyuss やQueens of the Stone Age のようなストーナーチックな匂いを感じます。
Gainで基本的な歪みと音色感をきめて歪みがそれ以上ほしければBoostで歪みを足していきます。
あとでも書くFACスイッチと組み合わせるとミッドローあたりをカットすることができるため、
スッキリとしたクランチをだすこともできます。
クリーン
クリーンの基本音色も歪みの基本線上にあり非常に太く味のあるクリーンです。
この太い少しザラッとしたクリーンが意外とハムにも合いちょっとぶっきらぼうな現代的ではないとも言えるクリーンが出ます。
このクリーンがまた絶品で歪みと同様にこのモデルにしか出せない音色です。
クリスタルクリーンだけではなく、このクリーンを出そうとして苦労していたのですが一気に解決しました。
歪みもおなじなのですが、この絶妙なハイのロールオフ具合とザラつき感はなかなかデジタルモデリング系のアンプでは出せない音色なんですよね~。
便利なペダルや多彩な音色のペダルやアンプはたくさんありますが、弾いていて楽しいモデルはそうはありません。
このペダルをつなげて弾いているとどんどんリフが出てきて面白いです。
便利な6段階FACスイッチ
このFACスイッチでミッドローを6段階にカットすることができます。
右から左に回していくことで少しずつミッドローをカットしていくことができるので使いやすい歪みに調整できます。
このVACスイッチのおかげで結構多彩な音色が出せます。
「無骨で不器用」といったイメージがあるオレンジアンプですが、このスイッチのおかげで結構使い勝手が良いです。
左に回しきるとキラキラ系のクランチも出たりします
ミドルが基本的に出るモデルなのでEQで極端な設定をせずEQとGainで基本的な音色をざっくり決める。
気に入った音色になったらGainが足りなくてもそこからいじらずBoostを足す。
弾くフレーズなどでローがじゃまになったらFACスイッチでカットする
という順に音色を決めていくと意外と音作りがすんなり行きます。
VeroCity effects pedals MAT-ORまとめ
さあいかがでしたでしょうか。
今回のVeroCity effects pedals MAT-OR
アンプとしてもなかなか渋いセレクトで試してみようという人自体も少ないかもしれません。
しかし弾いてみると本当に個性と使いやすさが同居しており、さらに弾き手をひっぱってくれるような感覚すらあります。
弾き手がうきうきするサウンドのMAT-OR、ぜひ試してみてください。