皆さんこんにちはmasa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。(@masabliks)
Fender American Vintageシリーズが刷新され新たにⅡなって登場しました。
なかなかない煩雑なFenderのシリーズですが、何が違うのかまとめてみました。
目次
Fender American Vintageシリーズ
Fenderのオリジナルのスペックに基づき50、60、70年代のビンテージとされるギター、ベースを再現しているシリーズです。
今回のFender American VintageⅡはそれを最新にアップデートしたシリーズです。
Fender American VintageⅡシリーズ
リリースされたものは以下のものです。
LHはレフトハンドで左利き用のものです。
The 1950s
- American Vintage II ’51 Telecaster
- American Vintage II ’51 Telecaster LH
- American Vintage II ’54 Precision Bass
- American Vintage II ’57 Stratocaster
- American Vintage II ’57 Stratocaster LH
The 1960s
- American Vintage II ’60 Precision Bass
- American Vintage II ’61 Stratocaster
- American Vintage II ’61 Stratocaster LH
- American Vintage II ’63 Telecaster
- American Vintage II ’66 Jazz Bass
- American Vintage II ’66 Jazz Bass LH
- American Vintage II ’66 Jazzmaster
The 1970s
- American Vintage II ’72 Telecaster Thinline
- American Vintage II ’73 Statocaster
- American Vintage II ’75 Telecaster Deluxe
- American Vintage II ’77 Telecaster Custom
American VintageⅡと以前のシリーズとの違い
以前のシリーズと細かい微調整はもちろん無数にありますが、大きな違いは以下のようになっています。
PU
- Pure Vintageシングルコイル
- AUTHENTIC CUNIFE WIDE-RANGE ハムバッカー
2種類のピックアップが新たに載せられています。
Pure Vintageシングルコイルは各年代のトーンを再現するためにボイシングが変えられています。
クロスカバードワイヤー、ファイバーボビン、アルニコマグネットが使用されて黄金期のFenderのピックアップを再現しています。
AUTHENTIC CUNIFE WIDE-RANGE ハムバッカーは
テレキャスターシンラインなどに載せられているハムバッカーです。
Cu、Ni、Fe(銅、ニッケル、鉄)の合金を磁石に用いており、アルニコより磁力が弱くなるためにFenderの高域を阻害しないPUとなっています。
ネックプロファイル
C、V、Uシェイプのネックが年代ごとに用意されています。
象徴的なネックシェイプを採用しているようです。
フィニッシュ
- 1950s、1960sはボディ/ネック共にニトロセルロースラッカー
- 1970sはポリウレタン
という塗装が主に採用されています。
最近のFenderのレギュラーラインでは「ニトロセルロースラッカー」塗装は結構珍しいですね。
ラッカーには長年弾き続けてエイジドされていく楽しみがあるので、それもビンテージライクと言えます。
Fender American VintageⅡまとめ
カスタムショップよりかなり値段が抑えられて登場している、Fender American VintageⅡ。
なかなかバランスが取れているモデルたちで、メインの楽器でも永く使っていけるポテンシャルがあるシリーズだと思います。