Line6 PODの歴史を考えてみよう!【初代からPOD Goまで】

皆さんこんにちはmasa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。(@masabliks

NAMMショウで発表されたPOD Goは結構な期待度のようで、POD Goの記事もかなりの反響を頂いており、びっくりしております。

今回はLINE6というメーカーがハードウェアの「アンプシミュレーター」の草分けとして発表してきた「PODシリーズ」の歴史を見ていきたいと思います。

新製品紹介ではないので、懐かしがったり、PODのことを知らない人は「こんなモデルがあったんだなぁ」くらいに見ていただけると幸いです。

それでは見ていってみましょう!

目次

初代POD~POD2

POD Goの現在わかる詳細はこちら↓

POD Go情報を知ろう!
LINE6 POD Goのサウンドと特徴を徹底解剖

LINE6 期待の新製品POD Goの詳細を徹底解剖していこうと思います!
機能やサウンドのデモを集め、どのようなシーンで使えるか掘り下げます。

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まずはアンプシミュレーターという概念を世に知らしめた偉大な「赤いそら豆」POD初代から2です。

初代は1998年に初登場

プログラムメモリー数最大:36

アンプモデル数:16

キャビネットモデル数:16

エフェクト数:9(+コンビネーションエフェクト:7)

となっており、A.I.Rという空間シミュレーションがついています。(実際はアーリーリフレクションのような感じで、現在のIRのように精度が高いわけではなかった記憶があります笑)

POD2になるとアンプモデル数が32の倍になります。

masa少年のモデリング人生はここから始まりました。

当時バンドのベーシストがなぜかこのPOD2を所有しており、デモ音源で活躍したものでした。

当時はラウド系のバンドをやっており、MESA BOOGIE、Rectifierをこぞってどのバンドも使用していたため、このPODでもRectifierを使用しようと思っていたのですが、どうにもヌケが良い音が作れず困惑していました。

そんな中でSoldano SLOのモデリングはハイゲイン系でも良くできており、これをよく利用していました。

以降LINE6のモデリングでSLOは出来が良く気に入っています。

POD XT、XT LIVE、XT PRO

2002年に発売されたPOD XTは

プログラムメモリー数:64

アンプモデル数:42

キャビネットモデル数:24

エフェクト数:45

すべての機能が強化され、モデル数も増え、エフェクトも強化されました。

その後、2003年にラックタイプのXT PRO、2004年にフロアタイプのXT Liveが登場しました。

このXT Liveはライブにデモづくりに非常にお世話になりました。

内部のエフェクトもなかなか使えて、Marshallプレキシ系のアンプにRATモデリングをかましたりVOX系のアンプを使うのが好きでした。

USBでPCとの連携も強化されたため、エディタも備えているので、操作感が随分増しました。

反面、アンプのリターンなどに挿してもいまいち「高域のヌケ感」がまだまだで、今一歩という感覚がありました。

POD X3

プログラムメモリー数:378

アンプモデル数:78(+ベースアンプモデル:28)

キャビネットモデル数:24(+ベースキャビモデル:22)

エフェクト数:98

2007年に発表されたPOD X3はすべてのモデリング数が圧倒的に増えたX3は2系統のアンプモデルが使えてミックスできることでも有名になりました。

しかしながら基本的なアンプモデルはXTの追加パックを加えたものと同じだったため手は出しませんでした。

このころLINE6はデジタルモデリングのアンプヘッド「VETTA」、「VETTA2」を発売し、このVETTA2を使用していました。

こちらもほぼ内部のモデリングは同じで、色々試行錯誤していましたが、内部のモデリングを外付けのペダルでブーストすることで本物の真空管アンプに近い音が出るということでそのような使い方をしていました。

Diezelのモデリングなんかもあったのですが、どうにも抜ける音は作りづらかったです笑

憧れだけでMarshall シルバージュビリーなども使用していました。

POD HD

プログラムメモリー数:512

アンプモデル数:22→30(V2.10以降)

キャビネットモデル数:17

エフェクト数:109

この頃になると「Fractal Audio」などのモデリングも台頭してきており、LINE6はリアルさなどで一歩遅れを取ってしまうようなイメージもありました。

そこで、2010年に初登場したPOD HDはナンバリングを廃し、アンプモデル数も無駄なものを省き質実剛健さを取り戻そうと基本に立ち返りました。

値段もフラクタルほど高価ではなく、X3までにあったピッキングへのレスポンスの悪さもだいぶ改善されました。

一貫してモデリングされているSOLDANOがこのモデルでも素晴らしく、よく使っていました。

フロア型のPOD HD300、400、500も発売され、ラックタイプのPOD HD Pro(2011)もラインナップに加えられました。

衝撃とは行かないまでも、「LINE6ここにあり」という存在感を示した製品です。

POD HD500X

プログラムメモリー数:512

アンプモデル数:30

キャビネットモデル数:17

エフェクト数:115

2013年に発売されたこの機種はPOD HDのDSPを強化し、アンプモデルを2系統使用し、空間系やピッチシフトなどのDSPのリソースを食うエフェクトを同時使用しても耐えられるようにしたモデルがこのPOD HD500Xです。

以降LINE6 HELIXなどにフラッグシップは譲りますが、使いやすい筐体やお手頃な値段で、未だに人気があるモデルです。

内部エフェクトを使用し、外部のプリアンプなどを使用すればまだまだ使えるモデルだと思います。

POD Go

2020年春に発売されるというこのPOD GoはLINE6の現在のフラッグシップであるHELIXの基本モデリングを採用しているということで、音的にも強化されているのでしょうか。

上記の記事や下の記事にはスペックや、サウンドデモなどを集めてみているのでよければ御覧ください。

結構な期待度があるようですね。

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LINE6 POD Go のサウンドを実際に聴いてみよう

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LINE6 PODの歴史まとめ

いかがでしたでしょうか。

LINE6 PODの歴史を振り返ってみましたが、私自身が懐かしさとともに結構LINE6にお世話になっていたんだなと気付かされました。

音の癖があると評されたりもするLINE6 PODシリーズですが、やはりモデリングといえばまだまだLINE6だという印象がありますね。

この春のPOD Go、なんやかんや言っても楽しみです。

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