皆さんこんにちはmasa BLIK ito(まさぶりっくいとう）です。（@masabliks）
乾燥する季節を越えてだんだんと湿気が気になる季節になってきたかと思います。
楽器の湿度対策はしていますか？
放置しているとネックが反ったりなど、リペア代が高くついたりします。
そこでMUSICNOMAD MN312というギター用湿度を管理する便利グッズを紹介します！
目次
湿度のギターに対する影響
湿度が高すぎたり、低すぎたりすると木材でできているギターにさまざまな影響が出てきます。
特に季節の変わり目などで急激な湿度変化がある場合、楽器に対する影響も大きなものになります。
ギターにとって最適な湿度
ギターにとって最適な湿度はだいたい45％～60％くらいといわれています。
人間が快適に過ごせるくらいの湿度がギターにとってもいいということですね。
40％台だと結構乾燥しているように感じるので、経験的に上記の範囲に収めているとトラブルが少ないと思います。
湿度が高い場合のギターに対する影響
湿度が高い場合
- ネックが反りやすい（逆反り傾向）
- 金属パーツなどが錆びたりくすんだりする
- 音質への影響
上記のような影響が出やすくなります。
ネックが反りやすい
ネックの材や組み込みなどにもよりますが、湿度が高いと水分を含むようになり、ネックが逆反り方向（弦が張ってある方と逆側に反る）に動くことが多いです。
トラスロッドで調整できる範囲ならば問題は少ないですが、あまりひどい反りになるとリペアに出さないと戻らなくなることも…
金属パーツなどへの影響
湿度が多いとブリッジなどの金属パーツなどに影響が出ることがあります。
ひどいとサビや青カビなどの原因となったりもして、ブリッジのネジが回らなくなるなどの影響が出てきます。
音質への影響
湿度が多いとやはり木材への水分量からか「ヌケが悪い」音になりがちです。
雨の日にスタジオまでケースに入れて移動して、「なんか音が違うな」と感じていて、エアコンをつけてしばらくしていつもの音に戻ってくるなんて経験ありませんか？
湿度が低い場合
- ネックが反りやすい（順反り傾向）
- 指板への影響
ネックが反りやすい
湿度が低い場合、こちらもギターによりますが一般的に順反り方向（弦が張ってある方向に反る）に動くことが多いです。
湿度があまり安定しない場合、ネックが双方向に動きすぎてネックがねじれてしまうこともあります。（6弦側と1弦側の反り具合が違う）
指板への影響
あまり湿度が低い状態を放置しすぎると最悪、指板が割れたり痩せていったりします。
こちらもリペア以外で修繕できないものなので注意が必要です。
ギター湿度管理のツール
下に除湿機、加湿器に関する記事をおいておくのでそちらも参考にしてください。
適切なギター湿度管理に必要なことは
- 温度と湿度の把握
- 逸脱していた場合の正しい調整
です。
MUSICNOMAD MN312
アコースティックにもエレクトリックにも使える湿度記録ツールがMUSICNOMAD MN312です。
- 弦楽器の環境を20秒ごとにモニター
- 湿度と温度をディスプレイ表示
- 長寿命LR44アルカリボタン電池駆動
- 華氏・摂氏表示可能
- ギターに対応するようにミニサイズ
上記のようにな機能があります。
ギターの上においたり、ケースとともにしまっておくことでギターに近い空気の湿度をモニタリングできます。
また、冬などで乾燥するときにMN300の蓋として機能させることもできます。
これは通常のスポンジより吸水性に富んだものを使用することで、長期間湿度を保つことができるものです。（湿度が高い場合、必要ありませんが）
アコースティックでの使用が前提とされているので、エレクトリックではなかなか使用できないかもですが…
これでまずはギター周りの環境を可視化することができます。
逸脱していた場合の正しい調整
上にもあるよう、ギター周りの空気の状況を把握したあとは
やはり除湿機や加湿器を効果的に使うことが必要です。
経験上エアコンのドライは湿度に対してあまり効果的出ない場合が多く感じます。
除湿機を効果的に使うことで最適な湿度を保つことができます。
楽器の湿度調整の問題について まとめ
これから梅雨に入り、台風シーズンに入ってきてどんどん変化が激しくなってくるので、楽器へのケア忘れないようにするMUSICNOMAD MN312などのツールは便利ですね。
ギターにおけたり、ケースと一緒にしまえるのも◎
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