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とんでもカオス!ウッドストック1999レビュー(Trainwreck Woodstock'99)、ミュージシャンの責任とは?

皆さんこんにちはmasa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。(@masabliks

ウッドストック1999の裏側を語った話題の作品、Netflixの「とんでもカオス!ウッドストック1999(Trainwreck Woodstock'99)」を観ました。

華々しいフェスの裏側をつづった物語で、バンドマンやギタリスト的にも響く部分がかなり多かった作品です。

とんでもカオス!ウッドストック1999 概要

とんでもカオス!ウッドストック1999(Trainwreck Woodstock'99)は伝説となっていた1969年のWoodstockフェスティバルの30周年の記念として開催されたWoodstockフェスティバル1999年の運営側の問題点や重軽傷者、逮捕者も出た狂乱の様子を収めたドキュメンタリーです。

関係者のインタビューと当時のライブの様子などを踏まえて、フェスのシステムが観客へどのように作用していくかを記していきます。

3日間開催されたWoodstock'99を3本のムービーで順にシステムが壊れていくさまを映し出していきます。

Woodstock’99 

KORN、Limpbizkit、Rage Against The Machine、Metallica、Red Hot Chili Peppersなどなどそうそうたるメンツが出演したWoodstock’99。

当時、ニューメタルの台頭もありかなりの注目を集めていました。

実際開催されると「過酷な気温」、「水野持込みが禁止されているのに高価な飲食代」、「トイレや仮説シャワーなどインフラの脆弱」などが重なり、観客の不満が次第にたまり爆発することとなります。

運営側の問題点

ムービー内で語られている運営側の問題点としては

  • 用意した警備員の絶対数の少なさ
  • トイレや水道のインフラがすぐ故障するような脆弱さ
  • 運営側が下請けに任せたために物価の上昇をコントロール出来ないこと
  • 運営側が観客のエネルギーを見誤り、キャンドルを配ることから発生した火事

等が挙げられます。

ヘッドライナーのRed Hot Chili Peppersの頃、暴徒と化した観客の頂点に達した不満から配られたキャンドルを放火していき、次第に大きな火事となります。

性的暴行なども問題視され、Woodstock’99はその名に大きな汚点を残すこととなります。

ミュージシャンの問題点について

インタビューではKORNのジョナサンデイビスが登場しており、当時オーディエンスの怒りも混じったエネルギーに「相当ビビっていた」というような旨の発言をしています。

ただ、火事が起きていたときRed Hot Chili Peppersがアンコールでジミ・ヘンドリクスの「Fire」を演奏していたことなど暗にミュージシャンが焚きつけているような描き方をするのが気になりました。

そもそもミュージシャンキャンプで観客側と隔離されていたミュージシャンに「運営側の問題点」や「会場でおきている観客の不満」などが伝わっているのかどうかという疑問があります。

Limpbizkitの演奏中では床のベニヤを剥がしそれに乗ってサーフするフレッドダーストがさらに観客を煽るシーンがありますが、その時点ですべてを把握して観客のエネルギーを破壊行為からそらすのはかなり難しいのではないかと…

もちろん行き過ぎているのではないかと感じる部分もなくはないですが…

limpbizikitのFaithのとき、剥がされた板でサーフするフレッドが見れますね笑

ただフレッドはライブ中に何度か「暴力をやめて、倒れた人を助けるように」とMCしているようで、描かれ方がやはり一方的ですね。

ニューメタルの台頭について

当時のKORNやLimpbizkitなどのオルタナ後のミュージシャンの多くが「個の問題」、「システムに溶け込めない自分」などのテーマを扱うことが多く、それが直接的な暴力に結びついてしまったのは悲しいことです。

しかしミュージシャンの表現を起きてしまった直接的な問題点と結びつけるのには疑問です。

運営側のシステムが「ミュージシャンにのびのびと表現できる場」を十分に提供できていない点のみが問題視されるべきではないのかと感じてしまいました。

ムービー中に使われていた楽曲は下のようなもの

とんでもカオス!ウッドストック1999 まとめ

邦題のコミカルさとは全く違う印象だった「とんでもカオス!ウッドストック1999」。

日本にいてその凄惨さは伝わりにくい部分だったため、今回改めて良い部分も悪い部分も含めての「規模の大きさ」とそれに伴う「群集心理の怖さ」を感じました。

ただ先述したようにミュージシャンとしてはその表現に火種を求められてしまうのはだいぶ怖いことだな、とも感じています。

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