皆さんこんにちは、masa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。(@masabliks)
Misha Mansoor(ミーシャ・マンソー)は、Peripheryのリーダー兼ギタリストで、いわゆる「ジェント(djent)」と呼ばれるジャンルの実質的な創始者の一人です。
プロデューサー / サウンドエンジニアとしての顔も持ち、Horizon Devicesというペダルブランド、GetGoodDrumsなどのサンプルライブラリ、Neural DSPとのプラグイン開発まで、あらゆる形でモダンメタルの音作りを牽引してきた人物。
機材構成も、完全にジェント / モダンメタルの「音作りのマスタープラン」がそのまま結晶化したような内容です。
今回はそんなミーシャの2026年最新の機材を掘り下げていきます。
目次
Misha Mansoor 使用機材一覧
ギター
- Jackson Pro Misha Mansoor Juggernaut(シグネチャー / メイン)
- Jackson Juggernaut HT7 / HT8(7弦 / 8弦)
- Bare Knuckle Aftermath / Juggernaut Pickups(搭載PU)
アンプ / モデラー
- Fractal Audio Axe-Fx III(メインリグ)
- Neural DSP Archetype Nolly / Plini(プラグイン)
- Peavey 5150 / 6505系(スタジオ実機)
エフェクター
- Horizon Devices Precision Drive(自社シグネチャーOD)
- Horizon Devices Apex Preamp(プリアンプ / ブースト)
ミーシャのサウンド哲学:刻みの粒立ちを絶対に崩さない
ミーシャのトーン設計の根幹は、ひと言で言えば「タイトネス」です。
ジェントの特徴である、機関銃のような高速の刻みを破綻させずに出すためには、低域の処理、ノイズゲート、ピッキングのアタック強調、すべてを完璧にコントロールする必要があります。
彼は自らHorizon Devicesというブランドを立ち上げ、そのタイトネスに特化した専用ペダル「Precision Drive」をリリース。
この1台の登場以降、モダンメタルのペダルボードの定番として世界中のプレイヤーに浸透しています。
メインギター:Jackson Juggernaut
ミーシャのシグネチャー、Jackson Juggernaut。
スーパーストラト系のボディに、モダンメタル仕様のネック(細め・フラット)、Bare Knuckle製カスタムピックアップ(Juggernautブランド)を搭載した、ジェント専用機の決定版。
6弦だけでなく7弦・8弦モデルも用意されており、ドロップチューニングでの低音弦の明瞭感は群を抜いています。
弦のテンションバランス、ピッキングダイナミクスの出方、すべてが「ジェントを弾くための専用設計」として練り上げられています。
アンプ:Fractal Axe-Fx IIIと実機5150
ライブではFractal Audio Axe-Fx IIIがメイン、スタジオではPeavey 5150 / 6505系の実機をメインにすることが多い。
Peavey 5150はEddie Van Halenシグネチャーとして生まれたハイゲインチューブアンプで、ジェント / モダンメタルの「教科書的」な歪みサウンドの基盤。
これをFractalで完全再現し、ライブでは安定性と利便性を取る、というのが現代メタル系のスタンダード運用になっています。
Horizon Devices Precision Drive
ミーシャの設計思想が最も直接的に表れているのがPrecision Drive。
ヘビーな刻みに必要な「ローエンドのコントロール」「ノイズゲート内蔵」「タイトなミッドの強調」といった機能を、チューブスクリーマー系のOD回路をベースに1台に集約したペダル。
ハイゲインアンプの前段に置くだけで、刻みのタイトネスが一段上のレベルに引き上げられる。
世界中のジェント系プレイヤーがこのペダルを使う理由は、ミーシャの設計意図がそのまま実用性になっているからです。
トーン再現Tips
ミーシャサウンドに近づくなら、Precision Driveまたは類似のOD(Ibanez TS系)をハイゲインアンプの前段に必ず挟んでください。
設定はゲイン低め・レベル高め・アタック控えめで、アンプ自体のゲインを少し下げられる状態に。
EQはハイパスを80Hzあたりでかけ、低域のモコモコを完全に排除。
ノイズゲートを強めにかけ、ミュートされた瞬間に完全無音になる状態を作る。
この3点で、ジェント特有の「弾いている瞬間だけ鳴る刻み」が完成します。
Misha Mansoorの機材まとめ
ミーシャ・マンスールの機材構成は、ジェント / モダンメタルという一ジャンルの「音作りのマスターキー」そのものです。
専用設計のJacksonシグネチャー、Fractalと実機5150の使い分け、自社ブランドのPrecision Drive。
すべてが「モダンメタルのタイトネスを極限まで追求する」という目的のために設計されています。
ジェント / モダンメタルをやりたい方にとって、ミーシャのリグは最初に参考にすべき決定的な基準点です。
