皆さんこんにちは、masa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。(@masabliks)
IntervalsのフロントマンでありメインコンポーザーのAaron Marshall(アーロン・マーシャル)。
カナダ出身のインストゥルメンタルプログメタルシーンの顔で、メロディセンスとテクニカルな構成力を両立した数少ないギタリストです。
ジェント系の暴力的な刻みがないわけではないんですが、彼の楽曲の本質は「歌メロのように弾けるギターライン」にあって、そこが多くのフォロワーに支持されています。
機材も、極端なハイゲインに振り切るのではなく、クリーンとドライブの中間を丁寧に行き来するような構成になっています。
今回はそんなアーロンの2026年最新の機材を掘り下げていきます。
目次
Aaron Marshall 使用機材一覧
ギター
- PRS Custom 24(メイン)
- PRS Silver Sky(クリーン / シングルコイル系)
- Gibson Les Paul(ソロ / サステイン重視)
アンプ / モデラー
- Fractal Audio Axe-Fx III(メインリグ)
- Kemper Profiler(サブ / 特定プロファイル用)
エフェクター
- Xotic EP Booster(常時ON系)
- Strymon Flint(リバーブ+トレモロ)
- Fractal FC-12(フットコントローラー)
アーロンのサウンド哲学:メロディが先、歪みは後
アーロンの機材選びで一貫しているのは「メロディが最優先」という姿勢です。
ジェント / プログというジャンルは、どうしても低音弦のリフと刻みに意識が向きがちですが、彼の楽曲は常にトップノート(高音のメロディライン)が主役。
そのために選んでいるのが、ミッドレンジがきれいに抜けるPRSと、倍音が柔らかいLes Paul、そしてクリーン基準のプリセット設計です。
ハイゲインの刻みも使いますが、その時ですら「メロディの背景」としての役割に徹していて、音像の中央はあくまで歌メロ的なフレーズです。
メインギター:PRS Custom 24
アーロンの顔ともいえるのがPRS Custom 24です。
PRSの現行ラインナップの中でも最も汎用性が高いモデルで、24フレットでハイポジションの演奏性が担保され、85/15ピックアップの明瞭なレンジ感で、クリーンからハイゲインまで対応できます。
彼のフレージングは跳躍と早弾きが多いので、ネックの握りやすさとハイフレットの鳴りが極めて重要。
PRSのスカラーブネックは「Gibsonの太さとFenderのスピードの中間」という表現をされることが多く、まさにこのタイプのギタリストに理想的な選択です。
デジタルリグ:Fractal Axe-Fx III
アンプ環境のコアはFractal Audio Axe-Fx IIIです。
Fractalの強みは、アンプモデルの種類の多さと、ルーティングを自在に組める柔軟性にあります。
アーロンはこれを使って、楽曲ごとに「クリーン / アルペジオ用クランチ / ドライブ / ソロ用ブースト」といった4〜5種類のトーンを出し分ける。
足元のFC-12から瞬時に切り替えることで、ライブでもレコーディングでも同じトーンを再現できる運用になっています。
ブースターの役割:Xotic EP Booster
デジタル中心のリグでも、Xotic EP Boosterは外部ペダルで差し込まれている場面が多いです。
Echoplex EP-3の前段プリアンプ回路をベースにしたこのペダルは、いわゆる「空気感」と「高域のシャリ感」を微妙にプラスしてくれる、非常に地味ながら効果の大きいアイテム。
アーロンはこれを常時ONに近い形で使い、どのアンプモデルを使っても共通する「芯」を作り出しています。
トーン再現Tips
アーロンのトーンを再現する場合、まずハイゲインセッティングから離れて、クリーン寄りの「エッジ・オブ・ブレイクアップ」の領域を起点にするのがコツです。
アンプはFender系のクリーンチャンネルを基準に、ゲインは10時前後、トレブルを少し持ち上げ、プレゼンスは控えめ。
そこに軽いブースターを足して、ピッキングの強弱だけで歪みを制御できる状態を作る。
リバーブは浅め、ディレイは4分音符タップで音像を広げすぎない。
この状態で自分の好きなメロディを弾いてみると、一気に「Intervals感」が出ます。
Aaron Marshallの機材まとめ
アーロン・マーシャルの機材選びは、ひと言でいうと「暴力的なメタル機材の中で一番メロディックな音を出す組み合わせ」。
PRS Custom 24のバランスの良さ、Axe-Fx IIIの万能性、少数精鋭のブースター/リバーブ。
それらすべてが「ギターで歌う」という一点に向かって設計されています。
プログメタル系で歌心のあるトーンを目指したい方は、彼の機材構成を徹底的に参考にしてみてください。
