みなさんこんにちはmasa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。
今回はバンドDeftonesと彼らの2000年に発表されたアルバム「White Pony」について掘り下げていきたいと思います。
このDeftonesのWhite Ponyというアルバムは「オルタナティブ・メタル」と称されたりもする彼らのサウンドの足場を固めた印象のアルバムです。
ラウドでありながらときに陰鬱だったり、
ときに壮大なスケールを思わせる楽曲の上をのたうち回るようなボーカルが彩ります。
ヘヴィなリフを主幹にしつつも荘厳なプレイを見せるギターや強靭なリズム隊が独特な音像を作り上げています。
今回はそんなDeftonesのWhite Ponyとバンドそのものを見ていってみましょう!
目次
Deftones メンバー
DeftonesのWhite Pony当時のメンバーは
- Vocal チノ・モレノ
- Guitar ステファン・カーペンター
- Bass チ・チェン
- Drums ジョン・テイラー
- Keybord/DJ フランク・デルガド
です。
残念なことに現在はベースのチ・チェンが事故でなくなってしまっているため、新しいセルジオ・ベガというベーシストが加入しています。
このアルバムはチのベースを聴くことができます。
またこのWhite Ponyの一つ前のアルバムAround the FurからDJのフランク・デルガドが参加しており、このWhite Ponyで正式にDeftonesに参加となりました。
Deftones White Pony楽曲紹介
まずはWhite Pony聴いてみましょう。
2曲めから期待感を煽るギターリフと浮遊感のあるボーカルがなんとも不思議な感覚を呼び起こします。
4や6、9のようにヘヴィなリフで押し切る曲もあるのですが、やはりどことなく「微熱」に侵されているようなふわふわしている感じがします。
7のように多幸感のあるアコースティックベースの曲もあり、バンドの奥深さを感じます。
8のKnife prtyは本作で最もキャッチーさとラウドさ、エモーショナルさのバランスが取れている曲でしょう。
9にはTOOLのメイナード・キーナンがゲストボーカルとして参加しています。
バンドの雰囲気としてもメイナードのボーカルの相性がよく、バンドの浮遊感のあるラウドさを引き立てています。
TOOLとは違うサウンドですが、Deftonesの曲にも彼のボーカルは映えますね。
11のスケールの大きい荘厳なヘヴィさをこのアルバムで確立したのでしょう。
12の長尺なこれまた大きなスケール感の曲で幕を閉じます。
バンドとしてキャッチーなシングル曲を求められていたDeftonesはこの曲をリビルドして(このアルバムでは)1曲めのBack to School (Mini Maggit)を作ります。
CD版には含まれておらず、2曲めのFeiticeiraがCD版では1曲めとなっています。
本人たちは「レコード会社がシングル出せ出せうるさいから作った」くらいのことを言っていますが、
ラップをしながらもDeftonesらしさがある良い曲だと思います。
またこちらもアルバムには収録されていませんが、過渡期のDeftonesも見られる上、キャッチーさも持ち合わせています。
Deftonesギタリスト ステファン・カーペンターと機材
現在ではESPの7弦ギターや8弦ギターなども駆使するDeftonesのギタリスト、ステファン・カーペンターです。
このWhite Ponyの頃は6弦メインで8弦ギターは登場していなかったと記憶しています。
チューニングはC G C F A D がメインのようですね。
1音下げで6弦をドロップしているチューニングですね。
ステファン・カーペンターの機材はMarshall JMP-1 Preampというプリアンプと、Marshall EL34 100/100というステレオパワーアンプを組み合わせてメインの音作りをしています。
PODなどのデジタルモデリング機器も使用していたようですね。
この時期のヘヴィ系のバンドの中でも、ギターのミドルをきっちりと出している音作りをしている印象があります。
また、彼のシグネチャーモデルにはフロントピックアップを除いた、ミドルとリアピックアップしかないものが多いです。
このミドルピックアップがステファン・カーペンターサウンドの秘密の一つかも知れません。
Deftones White Ponyまとめ
いかがでしたでしょうか。
今回はDeftonesのWhite Ponyについて書いてきました。
当時初めてDeftonesにであった私は結構な衝撃を受けた思い出があります。
この独特な感じからDeftonesは先述したように「オルタナティブ・メタル」などと呼ばれていた時期(今も?)あったようです。
そんなDeftonesもこれからアルバムを紹介していきたいと思います!
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