皆さんこんにちはmasa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。(@masabliks)
今回はコンパクトタイプのグラフィックイコライザーの僕なりの使い方、おすすめコンパクトタイプのグラフィックイコライザーを紹介したいと思います。
ゴリゴリに音作りを経験してうまい人にはそこまで参考にならないかもしれないので、初心者向けになるのかな?
しかしながら一台あると便利なグライコ、見ていきましょう。
目次
MXR グラフィックイコライザー
オススメなのはMXR M108S 10-Band Graphic-EQです。
- コンパクトタイプで10バンド
- 最大12dbのカット&ブースト
- 2つのアウトプット
- 独立インプットゲインとアウトプット
といった特徴です。
この前の機種のKFK-1というイコライザーを使っていました。
2つのアウトプットは正直、限られた環境でしか活躍しなかったです。
が、インプットゲインが独立していたのは良いですね。
出力が大きめなピックアップを使うとき、内部で歪みが発生しないよう下げたり、逆に出力が低いとき(あまりないですが)上げたりします。
新しいM108Sになって、重量が軽くなりトゥルーバイパスになったようです。
コンパクトで10バンドってあまり見ないのと、1万円台というお手軽さがおすすめですね。
後述しますが、駆動電圧が高めでピュアな音質ということで、たしかにBOSSのグライコよりはレンジが広いです。(こちらも名機ですが)
余裕がある人は下のプログラマブルなBOSSやSource Audio EQ2もおすすめです。
Source Audioの詳しい記事は下においておきます。
M108S デメリット
基本が18V駆動なので専用のアダプターか18V出力できるパワーサプライが必要です。
アダプターが別なのにちょっとおっくうになってしまう人もいるかもですね。
今は18V出力できるパワーサプライも多いので、そこまで気にならないとも思いますが。
イコライザー おすすめ設定
実際のコンパクトの画像ではないですが、設定イメージを載せておきます。
M108Sの周波数スライダーで説明していますが、グラフィックイコライザーは機種によっていじれる周波数が変わるのでそちらも考慮に入れてみてください。
イコライザーのどの設定にもよるのですが、基本的にはあまり派手にカット&ブーストすると位相やバランスが崩れてしまい、いい結果になりづらいです。
- 音は派手になるが抜けにくくなる
- もとの楽器の音からかけ離れてしまい、アンサンブルで細く感じてします
というような感じですね。
ぼくは積極的なアンバランスを狙わない限り、動かしても3~6dbくらいの間におさめるようにしています。
また使うアンプやギターにもちろん依存するので、あくまでイメージとして使用するのがおすすめです。
グライコペダルに限らずですが、アンプだけでおいこめるならそれが一番良い◎
定番ドンシャリとミッドブースト
まずは定番のドンシャリメタルサウンド
- ローは派手にブーストすると抜けが悪くなるので125Khzを気持ちあげ
- ミドルも下げすぎると同じく抜けが悪くなるので控えめにカット
- スクープサウンドで派手に500hzあたりをカットしてもメタルサウンドとしてはおもしろい
- 2~8khzあたりを上げて歪みのギャリギャリした部分を強調
という感じです。
アンプをすでに結構ドンシャリにしている場合、アンプでいじれないミドルのみ下げる場合もおおいです。
こちらはミッドブースト。
ソロなんかでも使うことを想定しています。
- 500Khz~2Khzくらいの抜けるところを頂点にブースト
- 100Khz以下のローカットしてミッドブーストを強調
- ハイはキラッとしたところがほしいとき以外特にいじらず
M108Sだとアウトプットも上げられるので、ソロのときに踏むと音量とともにいい具合にブーストできて便利です。
個人的にはホントは800hzが持ち上げられたら一番良いですが、ツマミの上げ方で対応できます。
シングルコイルを擬似ハムバッカー的に太く
キラキラめのシングルコイルをハムバッカー的なサウンドにする設定です。
- 125hz~500hzくらいのローからローミッドをブースト
- 2Khz~8Khzくらいのキラッとする部分を頂点に緩やかにカット
ハイの削り方とローミッドの頂点のもってきかたで音の重心を変えることができます。
基本はミッドブースト的な考え方ですね。
フロントPUの重たさを解消
シングルコイルなどでもフロントピックアップを歪ませるとき、ローがボワつくなと感じる場合に有効なイコライジング
- 100hzあたりをカットして重さを解消
- 1Khzあたりをちょっとブーストして音の明瞭さを確保
ポイントは補正なのであまり派手にかけないことで、音のバランスを保つことです。
ストラトのフロントなどを使ってジャキジャキしたバッキングを弾くときなどに、低音弦のボワつき対策になるイコライジングです。
これもあまり派手にかけずちょこっとだけ味を調える程度に使うのがポイントですね。
応用編 フェイズアウトサウンド
これ、グラフィックイコライザー買った人一度はやると思うんですがなかなか面白い効果です。
フェイズアウト的なチャキチャキな面白い音が出ます。
- 何も考えずに交互にフルブースト&フルカット
別に何も考えず交互にフェーダーをブースト&カットするだけです
ハムバッカーでもちょうどよい細さになるので面白いです。
応用編 一瞬にしてクリーンサウンドを出す
アンプで歪ませてたり、歪みエフェクターの前段にグライコをつなげて、踏んだときにクリーンサウンドを出すときです。
疑似ハイパスでボリュームを絞ったような感じです。
- ここには書いてありませんが、アウトプットボリュームを絞る
- ローを派手めにカット
- クリーンのときにキラッとするように4Khz~8Khzくらいをブースト
踏んだときに出力が下がってクリーンが出やすくなります。(アンプをあまり派手に歪ませてるとそこまで効果ないかもです)
ボリュームペダルよりもはっきりとハイが出ているので、キラッとしたクリーンが出やすいです。
グラフィックイコライザー おすすめ 設定とペダル まとめ
今回はおすすめグラフィックイコライザーペダルと、ぼくが使っている設定例をいくつか載せてみました。
オススメペダルと記事は再度下に載せておきます。
イコライザー系のペダルはあくまで補助的な役割な部分が大きいので、なくても望む音が出せる場合は無いのが劣化がなく最も良いです。
でも一台もっとくと、ライブやリハのとき対応力が上がる部分が確実にあるのでボードに一個あったら安心感がありますね。
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