皆さんこんにちは、masa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。(@masabliks)
Daniel Donato(ダニエル・ドナート)は、アメリカ・ナッシュビル出身のギタリストで、「コズミックカントリー(Cosmic Country)」と呼ばれるジャンルの旗手として現代カントリーシーンで注目を集めています。
ナッシュビル伝統のチキンピッキングと、グレイトフル・デッド的な即興演奏、サイケデリックな空間処理を融合させた独自のスタイル。
機材もクラシックなテレキャスターと現代的なペダルを組み合わせた、伝統と革新の両立した構成になっています。
今回はそんなダニエルの2026年最新の機材を掘り下げていきます。
目次
Daniel Donato 使用機材一覧
ギター
- Fender Telecaster(メイン / ヴィンテージ仕様)
- Fender Stratocaster(セカンド)
- B-Bender搭載Tele(カントリー系奏法用)
アンプ
- Fender Deluxe Reverb(メイン)
- Benson Monarch(セカンド / 低ワット)
エフェクター
- Strymon El Capistan(テープエコー)
- JHS Morning Glory(ドライブ)
- Electro-Harmonix POG(オクターバー)
- Strymon BigSky(サイケ系リバーブ)
ダニエルのサウンド哲学:カントリーにサイケを注入する
ダニエルの音楽的アイデンティティは「ナッシュビル伝統のテレキャスタープレイに、グレイトフル・デッド的な即興性と空間処理を持ち込む」ことに集約されます。
伝統的なカントリーはクリーンなトーンと短いディレイが基本ですが、彼はそこに長めのテープエコーや深いリバーブ、さらにはオクターバーを加えて、楽曲を宇宙的な広がりに拡張させる。
この「伝統×宇宙」の融合が、コズミックカントリーというジャンルの魅力そのものになっています。
メインギター:Fender Telecaster
ダニエルの顔は当然テレキャスターです。
50〜60年代ヴィンテージ仕様のTeleを中心に、B-Bender(弦をペダルやレバーでベンドさせる機構)付きのモデルも使い分け。
B-Benderはペダルスティールのサウンドをエレキギターで再現できる機構で、カントリー系ギタリストの必携ツール。
ダニエルはこれを積極的に使い、カントリー的なラインから宇宙的なフレーズまでを縦横無尽に行き来します。
アンプ:Fender Deluxe Reverb
アンプはFender Deluxe Reverbという王道の選択。
22Wの6V6プッシュプル、2x12〜1x12スピーカー構成で、クリーンのクリアさとブレイクアップの美しさが両立した、アメリカンクリーンの決定機。
内蔵のスプリングリバーブとビブラートが、カントリー系に不可欠な「空気感」を自然に付加してくれる。
この王道チョイスこそが、伝統カントリーへのリスペクトを明確に示しています。
ペダルボード:オクターバーの重要性
ダニエルのペダルボードで特徴的なのが、Electro-Harmonix POGなどのオクターバーの存在。
カントリー系ギタリストがオクターバーを多用するのは珍しく、彼のサウンドの「宇宙感」はここに大きく依存している。
1オクターブ上や下の音を重ねることで、ギター1本でオルガンやシンセのような音像を作れる。
これを長いリバーブと組み合わせて、まさに「コズミック」と呼びたくなる空間を作り出している。
トーン再現Tips
ダニエルのサウンドに近づくには、まずテレキャスターでFender Deluxe Reverb系のアンプに繋ぐところから。
そのうえで、テープエコーを8分音符のタップテンポで長めに設定し、フィードバックはやや深めに。
リバーブもShimmer系を加えて、ロングリバーブテイルを楽曲の隙間に埋める。
オクターバーは1オクターブ上を薄く重ねるだけでも、音に透明感と広がりが出てきます。
この設定でチキンピッキング的なフレーズを弾いてみると、一気に「コズミックカントリー感」が出ます。
Daniel Donatoの機材まとめ
ダニエル・ドナートの機材構成は、伝統カントリーの「芯」を大切にしながら、現代的な空間処理で新しいジャンルを切り開いています。
ヴィンテージTele、Deluxe Reverb、そしてStrymon系ハイエンドペダル。
どれもが「伝統を尊重しつつ、新しい音を作る」という彼の音楽観の表れです。
カントリー / アメリカーナ系で新しい音楽表現を模索している方には、ダニエルの機材選びが大きなヒントになるはずです。
