皆さんこんにちは、masa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。(@masabliks)
Javier Reyes(ハビエル・レイエス)は、Tosin Abasi率いるAnimals As Leadersのもう一人のギタリストで、エクステンデッドレンジギター(7弦・8弦)の世界的権威の一人です。
サイドプロジェクトとしてMestísというラテン / フラメンコ寄りのインストゥルメンタルバンドも率いており、メタル的要素だけでなく、世界音楽的な感性を持ったユニークなプレイヤー。
機材もTosin Abasiとは微妙に異なる、より「世界音楽的な広がり」を意識した構成になっています。
今回はそんなハビエルの2026年最新の機材を掘り下げていきます。
目次
Javier Reyes 使用機材一覧
ギター
- Strandberg Boden Prog 8(メイン8弦)
- Abasi Concepts Larada 7 / 8(カスタム)
- Ibanez / 各種7弦(サブ)
ピックアップ
- Fishman Fluence Signature Javier Reyes(7弦シグネチャーPU)
アンプ / モデラー
- Fractal Audio Axe-Fx III(メイン)
- Neural DSP Archetype各種(スタジオ)
ハビエルのサウンド哲学:メタルとラテンの橋渡し
ハビエルの音楽的アイデンティティを一言で言うなら「メタルの重さとラテン音楽の軽やかさを両立する」という極めて難しい課題の追求です。
Animals As Leadersでは8弦ギターでの重たい刻みとポリリズムを担当し、Mestísではナイロン弦のガットギターを思わせる繊細なアルペジオを担当する。
この両極端を1人のギタリストが両方ハイクオリティでこなすのは、本当に稀有なことです。
機材選びもこの二面性に対応する必要があり、1台のギターと1台のモデラーで両極端の表現を出せるようにチューンされています。
メインギター:Strandberg Boden Prog 8
ハビエルの代名詞とも言えるのがStrandberg Boden Prog 8。
スウェーデンのStrandbergは、ヘッドレス・ファンドフレット(マルチスケール)・独自の人間工学的ボディを組み合わせた革新的なギターメーカー。
8弦 + マルチスケールは低音弦のピッチが安定し、軽量なボディは長時間の演奏でも疲れにくい。
Tosin Abasiと並んで、Strandbergの名を世界に広めた立役者です。
シグネチャーピックアップ:Fishman Fluence Javier Reyes
Fishman Fluenceから発売されているJavier Reyes Signatureは、7弦用のPUセット。
Fluenceシリーズの特徴である「アクティブ回路のクリアさ + パッシブ的なウォームさ」を、ハビエルの好みに合わせてカスタムされたモデル。
ハイゲインでも低域がブーミーにならず、クリーンでも倍音が豊かに広がる、デュアルボイス設計のピックアップ。
モダン7弦プレイヤーの間で非常に人気の高いオプションになっています。
Fractal Axe-Fx IIIの使い方
ライブではFractal Axe-Fx IIIが中核。
ハビエルは楽曲ごとに別々のプリセットを作り込むスタイルで、曲ごとに異なる空間処理とコーラス系エフェクトを設計している。
特徴的なのは、アコースティック的なサウンドもFractal内部でシミュレートして、Mestísで必要とされるガットギター的な音色まで出せるようにしている点。
1台で「メタルとラテン」の両方を完結させる現代的な運用の好例です。
トーン再現Tips
ハビエルのサウンドに寄せるには、まず8弦ギターがほしいところですが、7弦でも十分アプローチは可能です。
ハイゲインアンプの前段にOD系ブーストを挟み、ノイズゲートで不要なノイズを抑える。
さらに、クリーンサイドではコーラスとリバーブを豊富に使い、ナイロン弦的な質感を目指す。
コード一発で「メタルからラテンまでを一瞬で切り替える」感覚が出せたら、ハビエルの世界にかなり近づいています。
Javier Reyesの機材まとめ
ハビエル・レイエスの機材構成は、「一人のギタリストが複数ジャンルを完璧にこなす」ための最適化が徹底されています。
Strandbergの革新性、Fishmanのシグネチャーピックアップ、Fractalの柔軟性。
それぞれが「メタルとラテンの両方で成立する音」を支えるために選ばれています。
多ジャンルをひとつの機材構成でカバーしたいプレイヤーにとって、ハビエルの機材選びは非常に学びの多いリファレンスです。
