皆さんこんにちは、masa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。(@masabliks)
Yasmin Williams(ヤスミン・ウィリアムズ)は、アメリカ・ヴァージニア州出身のアコースティックフィンガースタイル / タッピング系ギタリストで、現代のアコースティックシーンを再定義している注目度の高いプレイヤーです。
膝の上にギターを寝かせて弾く「ラップスタイル」、カリンバをギターのボディに貼り付けて演奏する独創的な奏法、タップシューズを履いて足でリズムを取るなど、既存のギタリストのイメージを完全に逸脱した独自のスタイル。
機材もアコースティック特化、しかもカスタムメイドのハーピカン・ハーモニックアコースティックなど、極めて特殊なものが多いです。
今回はそんなヤスミンの2026年最新の機材を掘り下げていきます。
目次
Yasmin Williams 使用機材一覧
ギター
- Skytop Guitars カスタムアコースティック(メイン)
- Froggy Bottom / Santa Cruz カスタムフィンガースタイル用
- Harp Guitar(ハーピカン / カスタム)
付属楽器 / 拡張
- Kalimba(ギターボディに取り付け)
- Tap Shoes(リズム用)
ピックアップ / アンプ
- K&K Pure Mini(コンタクト式PU)
- AER Compact 60(アコースティック専用アンプ)
ヤスミンのサウンド哲学:ギターを打楽器として解放する
ヤスミンの音楽的アイデンティティは「ギターを打楽器として扱う」という斬新な発想にあります。
タッピング、ボディへの打撃、足でのタップ、カリンバの組み合わせ。
一人で演奏しているのに、メロディ・和声・リズムがすべて同時に聞こえる「一人オーケストラ」的な音楽が成立している。
この独特の音像を支えるために、ギターの選定と拡張機材が極めて特殊になっているんです。
メインギター:Skytopのカスタムアコースティック
ヤスミンの代表機は、Skytop Guitarsが製作したカスタムアコースティック。
アメリカのハイエンドビルダーで、カスタムオーダーで彼女の奏法に最適化された仕様になっている。
膝の上に寝かせて演奏する「ラップスタイル」に対応するため、ネック形状、ナット幅、弦高、ボディのサイズなどすべて彼女用に調整されている。
ボディ表面にはカリンバを取り付けるためのスペースが確保されており、単なるギター以上の「拡張楽器」として機能しています。
ハープギターとカリンバの融合
ヤスミンの演奏を唯一無二にしているのが、ハープギターとカリンバの組み合わせです。
ハープギターは通常のギター弦に加えて、ボディ上部に低音弦が追加された楽器で、オーケストラ的な低域の厚みを1本で出せる。
カリンバをボディに取り付けて演奏することで、ギターの弦とは全く別の音色(アフリカン・サム・ピアノ的な響き)を同時に鳴らせる。
この二重構造が、ヤスミンの楽曲の「多層的な魔法」を生み出しているわけです。
アンプ:AER Compact 60
ライブではAER Compact 60を使っていることが多い。
ドイツ製のアコースティックギター専用アンプで、コンタクト式PUとの相性が非常に良い。
ヤスミンの繊細な打撃音とカリンバの高音域を、色付けなく拡声する忠実性が持ち味。
アコースティックフィンガースタイル系のプレイヤーには、定番の選択肢です。
トーン再現Tips
ヤスミンのサウンドを目指すのは、機材面ではなかなか難しい課題です。
まず、カスタムアコースティックやハープギターの入手自体がハードルが高い。
ただし、奏法面ではアプローチが可能です。
フィンガースタイル用のアコースティックギターに、K&K Pure Miniをインストールして、AERやFishmanのアコースティックアンプで拡声する。
そこに、ボディ打撃・タッピング・ハーモニクスを組み合わせた演奏をしてみると、彼女のアプローチの片鱗が体感できます。
Yasmin Williamsの機材まとめ
ヤスミン・ウィリアムズの機材構成は、「ギターを既存の概念から解放する」という思想そのものです。
カスタムアコースティック、ハープギター、ボディカリンバ、タップシューズ。
すべてが「1人でオーケストラを奏でる」という目的のために選ばれています。
ギターという楽器の可能性を根本から問い直したい方には、ヤスミンの機材選びが最高のインスピレーション源になります。
