皆さんこんにちは、masa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。(@masabliks)
Sithu Aye(シトゥー・アイ)は、スコットランド在住のプログレッシブ / インストゥルメンタルメタル系ギタリストで、アニメ・ゲーム音楽にインスピレーションを受けた独自の音楽世界を築いているプレイヤーです。
セルフリリースでアルバムを量産し、「Senpai」シリーズなどで日本ポップカルチャーとプログメタルを融合する独自路線を確立。
機材もベッドルームプロデューサー的な文脈で構築されており、ハイエンドのフィジカルアンプに依存せず、完全デジタル環境で驚くほど高品質なプロダクションを実現しています。
今回はそんなシトゥーの2026年最新の機材を掘り下げていきます。
目次
Sithu Aye 使用機材一覧
ギター
- Aristides 070 / 080(メイン / 7弦・8弦)
- Kiesel Guitars Aries / Osiris(カスタム)
- Ibanez RG / S系(サブ)
アンプ / プラグイン
- Neural DSP Archetype Nolly(メイン)
- Neural DSP Archetype Plini / Gojira(楽曲別)
- GetGoodDrums各種(ドラム音源)
インターフェイス / モニター
- Audient iD44(オーディオインターフェイス)
- Yamaha HS5 / Adam Audio(モニタースピーカー)
シトゥーのサウンド哲学:ベッドルームでプロレベル
シトゥーの音作りのアプローチは、2020年代のベッドルームプロデューサー世代の理想形を示しています。
大掛かりなスタジオ機材を一切使わず、DAWとプラグイン、高品質なオーディオインターフェイス、それに1本のハイエンドギターだけで、世界的にリリース可能な楽曲を作り上げる。
物理的なリソースよりも、ミキシング / マスタリングのスキルと、プラグインの細かい使いこなしに時間を投資する、まさに「現代的な音楽制作の勝ち筋」を体現したスタイルです。
メインギター:Aristides
シトゥーがメインとして使うのがAristides。
木材を使わない特殊素材「Arium」のボディによる、温度・湿度に依存しない安定したトーンと、倍音が澄んだ独特のキャラクター。
8弦ギターでも低音のピッチ感が崩れず、ミックスでの扱いやすさが抜群。
ベッドルーム環境で録音する際、マイクではなくDI録音が前提になるため、ギター自体の「素の音」が重要になる。
Aristidesはこの条件に完璧に応える設計になっています。
Neural DSPプラグインの使いこなし
シトゥーの音作りの核はNeural DSPのArchetypeシリーズです。
Archetype Nollyをメインに、楽曲ごとにPlini、Gojiraなどのシグネチャープラグインを使い分ける。
これによって、1本のギターから、楽曲ジャンルに応じて全く異なる音像を引き出すことができる。
実機のアンプを複数台所有するよりも、プラグインを複数揃えたほうが遥かにコスト効率が良い時代が、まさにこのスタイルの裏付けです。
制作環境の重要性
シトゥーのサウンドで見落としがちなのが、制作環境そのもの。
Audient iD44などのハイエンドオーディオインターフェイスは、DI録音の質と、モニタリングの精度を大きく引き上げる。
モニタースピーカーとヘッドホンの組み合わせも、ミキシング判断の正確性に直結する。
「ベッドルーム制作」を極めるには、ギターとプラグインだけでなく、この周辺インフラへの投資が鍵になります。
トーン再現Tips
シトゥーのサウンドを自宅で再現するのは、実は比較的容易です。
Neural DSP Archetype Nollyを入手し、DAWに挿してDIギターを流すだけで、もう彼のプロダクションの8割の音は出る。
そこから、低域のハイパス、中域の微調整、リバーブ / ディレイの適切な配置を詰めていくことで、残りの2割を埋めていく。
この再現のしやすさは、シトゥーの音作りがいかにアクセシブルで、現代的であるかを示しています。
Sithu Ayeの機材まとめ
シトゥー・アイの機材構成は、2020年代のインディーズ / ベッドルームメタルの理想形です。
Aristidesのハイエンドギター、Neural DSPのプラグイン、良質なインターフェイスとモニター環境。
この3点だけで、世界的にリリース可能な楽曲が自宅で完成する。
「スタジオを持たずにプロレベルの音を作る」という現代の音楽家像を体現した、極めて参考になるギタリストです。
