皆さんこんにちは、masa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。(@masabliks)
Gabriella Quevedo(ガブリエラ・ケベド)は、スウェーデン出身のアコースティックフィンガースタイルギタリストで、YouTubeから世界的に人気を獲得したソーシャル時代の象徴的存在です。
ポップソングからロッククラシック、ジャズスタンダードまで、ありとあらゆる曲を1本のアコースティックギターで完璧にアレンジし、メロディ・ベース・リズム・ハーモニーを同時に鳴らす。
その演奏力を支える機材は、シンプルながらフィンガースタイルに最適化された選択の積み重ねになっています。
今回はそんなガブリエラの2026年最新の機材を掘り下げていきます。
目次
Gabriella Quevedo 使用機材一覧
ギター
- Taylor 814ce(メイン)
- Taylor GSミニ(旅行用・カジュアル)
- Takamine / Cordobaクラシカル(ナイロン弦)
ピックアップ / 録音環境
- Taylor Expression System 2(メインPU)
- Fishman Aura DIプリアンプ
- スタジオコンデンサーマイク(録音用 / Neumann / Rode系)
ガブリエラのサウンド哲学:1本で全パートを鳴らす
ガブリエラのプレイで最も特徴的なのは、「1本のアコースティックで、バンド全体のアレンジを再現する」という姿勢です。
親指でベースラインを刻みながら、中指・薬指でコードを押さえ、人差し指でメロディを奏でる。
さらに、ボディ打撃でパーカッションまで加え、本当に一人で全パートを同時に演奏するようなサウンドが成立する。
これを実現するには、ギターそのものの「各弦の分離感」が極めて重要で、Taylorの選択にはその理由があります。
メインギター:Taylor 814ce
ガブリエラの代名詞はTaylor 814ce。
Taylorブランドの中でもフラッグシップクラスのGrand Auditoriumボディで、Sitkaスプルーストップ、Indian Rosewoodバックとサイド。
各弦の音が混ざらずに独立して鳴る「分離感の良さ」がTaylorの特徴で、フィンガースタイルで複数のメロディラインを同時に弾くプレイヤーには理想的な選択です。
Expression System 2(ES2)ピックアップが搭載されており、ライブでもフィードバックが少なく、安定して拡声できる。
録音環境の重要性
ガブリエラのYouTube動画のクオリティを支えているのが、録音環境そのものです。
多くのアコースティックカバーチャンネルと違い、彼女の録音は2本のコンデンサーマイクで立体的にステレオ録音されており、生々しさと広がりの両方がある。
マイキングは楽器から30cm〜50cm離し、X/Y配置またはORTF配置で録ることで、空間の奥行きが自然に記録される。
「動画映え」する音を作るには、良いギターだけでなく、録音環境への投資が欠かせません。
ライブでのPU運用
ライブシーンではTaylor ES2のピエゾPUに、Fishman Auraシリーズのインパルスレスポンス対応DIプリアンプを組み合わせることが多い。
Fishman Auraは、マイク録音の空気感を疑似的に再現するDIで、ピエゾ独特の硬い音色をマイク的な柔らかさに変換してくれる。
アコースティックフィンガースタイル系のプレイヤーには、ほぼ必須と言っていいアイテムです。
トーン再現Tips
ガブリエラのサウンドに近づくなら、まずTaylorやMartinなどの「分離感の良いアコースティック」を選ぶことがスタート地点です。
弦は010-047程度のライトゲージで、フィンガースタイルに最適化された設定。
録音では、2本のマイクでステレオ録り、またはサウンドホールとネック付近に1本ずつ配置する伝統的なマイキングを試す。
ライブでは、FishmanやL.R. BaggsのDIプリアンプで、ピエゾの硬さを自然に変換する。
この環境で、親指ベース + 指メロディ + ボディ打撃を組み合わせる奏法を試すと、ガブリエラの世界観に近づけます。
Gabriella Quevedoの機材まとめ
ガブリエラ・ケベドの機材構成は、「現代のアコースティックYouTubeギタリストの標準形」を示しています。
Taylorの高品質アコースティック、Fishmanの拡声システム、録音用のコンデンサーマイク。
どれも堅実で、派手ではないが、長く使える定番の組み合わせです。
アコースティックフィンガースタイルでYouTubeや配信を始めたい方には、ガブリエラの機材構成がもっとも現実的で再現性の高い参考例になります。
