皆さんこんにちはmasa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。(@masabliks)
今回は今更ながらファズの大基本の一つであるBIG MUFFπについて語っていきたいと思います。
ビッグマフといえばファズフェイス、トーンベンダーと並んでファズの3大基本と言えると思います。
豊富なサステイン、美しいリードにも使える上、壁のようなサウンドや暴力的なねじ伏せる歪みも出せるファズ、
ビッグマフをここへ来てその使用ミュージシャンとともに語っていきたいと思います。
それでは見ていきましょう!
目次
エレクトロハーモニクスBIG MUFFπとは
重厚なサウンドで有名なビッグマフの登場は40年も前に遡られます。
最初はリード時にサステインを伸ばす目的で作られたようです。
転じてその攻撃的な歪みが80年代~90年代のオルタナなどでも使われるようになり、そのまま現在でもどこかしらで聴くことができる歪みになりました。
現在、ロシアンマフ、オペアンプマフ、トライアングルマフ、ラムズヘッドと称されるビッグマフはリイシューされて現行のnanoシリーズで復活しています。
ラムズヘッド使用のミュージシャン
ダイナソーJrのJ・マスシスは無類のビッグマフ好きとして知られており、特にビッグマフ第二期であるラムズヘッド期のビッグマフのフリークです。
ラムズヘッドのビッグマフは特にオールドのビッグマフの中でも人気で本当に様々なミュージシャンに使われています。
音の守備範囲が広く、それでいて攻撃的な歪も出せるからでしょうか。
1曲目The Wagon がおすすめ!
今聴くと結構ポップで意外と聴きやすいすいサウンドですね。
ロシアンマフ使用のミュージシャン
90年代、エレクトロハーモニクスがなくなってSOVTEKという会社でビッグマフが作られていた過渡期のロシアンマフはディストーションにどんどん近くなっていった時期のものです。
初期のKORNはロシアンマフ使ってファズとディストーションの中間のような「程よく潰れたディストーションサウンド」と超ドンシャリのベースサウンドを組み合わせて革命的なサウンドを作っていました。
2曲目 Ball Tongueが良い!
オペアンプマフ使用のミュージシャン
1970年代にオペアンプを使用した変わり種のビッグマフがこのオペアンプマフです。
なんと言ってもスマッシング・パンプキンズが有名で、リイシューモデルもスマッシング・パンプキンズのビリー・コーガンが復活に関わっているらしいです。
当時、壁のようなサウンドがまさに私にビッグマフのサウンドを強烈に印象づけました。
クリーントーンからこの凶悪な歪みに転ずるところや、美しい楽曲ながらファズで埋め尽くすところがスマッシング・パンプキンズの素晴らしいところです。
9曲目 Mayonaise と13曲目Lunaで泣く!
現行のBIG MUFF πとnano BIG MUFF π の違いは?
現行のフルサイズのビッグマフとナノビッグマフでは当然ながらサイズが全く違います。
ふつうのMXRサイズのナノに比べて、トラディショナルなビッグマフは139×173ミリと弁当箱のようです笑
サウンドもナノのほうがローが整理されており、使いやすくなっている反面、本当のビッグマフフリークには少し物足りないサウンドかも知れません。
その代わりナノビッグマフはつまみがどの位置でも使いやすく、私もボードにはナノビッグマフを入れています。
BIG MUFF π おすすめアーティスト
やはりビッグマフを鮮烈に印象づけたスマッシング・パンプキンズが私の中では譲れません。
やはり一番有名なのはこの「Today」という曲でしょう。
シンプルなクリーントーンのフレーズはドラゴンアッシュの「greateful days」にもサンプリングされていました。
楽曲の構成もとてもシンプルで、ファズの聴いたギターを掻き鳴らしているだけと言ってもいいのですが、とても叙情的で素晴らしい曲です。
エレクトロハーモニクスBIG MUFF πまとめ
いかがでしたでしょうか。
エレクトロハーモニクスビッグマフの紹介とともにビッグマフ使用ミュージシャンも90年代のオルタナ、ヘヴィロックから偏った視点で紹介してみました笑
ビッグマフはソロを弾かせる要素もあるし、何も考えずに「パワーコードを弾いて楽しい!」と思わせる要素もあるし、でギタリストの芯をくすぐる歪みだと思います。
ぜひ楽曲を聴いてビッグマフの沼に一緒にハマってくれると嬉しいです。