みなさんこんにちはmasa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。
ぼくはドロップDのチューニングとノーマルチューニングをよく併用しています。
使っているギターがストラトタイプのモデルが多いので、ブリッジはベタ付けにしていることが圧倒的に多かったです。
ですが、このTREMOL-NOがあればフローティングの状態とブリッジをロックできる状態が両立できるということで一度導入してみました。
結果としては外してしまってベタ付けで弾いているのですが、使い方によっては非常に有用なデバイスだと思います。
- ・ギターをチューニングごとに何本も持っていけない現場
- ・ドロップチューニングなど複数のチューニングを使い分ける
- ・基本セッティングはフローティングでアームを使う
というようなひとは一度試してみても良いデバイスだと思います。
今回はこのTREMOL-NOを見ていってみましょう!
目次
TREMOL-NOの装着方法
ぼくが使っているSuhrは写真のようにビンテージタイプのイナーシャブロック(ブリッジ側からバネを支える部分)を使っているのでBP-2006-010 Tremol-No Large Clampというラージタイプのものを買いました。
トレモロハンガーを外して、代わりにTREMOL-NOをインストールしていくのですが、意外とすんなりとインストールできました。
ギターの精度やキャビティによってはザグリに触れてしまったりするという話を聞いていたのですが、何も起こらずかえって拍子抜け?です。
加工精度が上がっているのか、ネットの前評判にあるようにアーミング時に引っかかるようなこともなく良いです。
TREMOL-NOの操作感
トレモロをロックするときはイモネジで止めきるような形に鳴ります。
またアームはTREMOL-NOの金属のバーが中を通っていくような感じなので、ここが曲がってしまったりするとスムースにアーミングできません。
しかしさっきも書いたように前評判のように引っかかったりすることなく特にグリスなどを挿さなくてもスムースな動きで安心しました。
ロック時も3本のイモネジで固定するためきっちりと固定できます。
3本のイモネジがあるため、
完全固定
アームダウンのみ
フローティング(アップもダウンも可)
という3つのモードを使い分けられます。
完全にロックしてしまえばフローティング状態のセッティングでドロップDにしてもきっちりとベタ付けと同じような感覚で使用できます。
TREMOL-NOを外した理由、欠点
結局外してしまったのですが、理由として「ライブ時に服に引っかかる!」ということでした。
ぼくは結構ライブ時に動き回ったりギターを振り回したりするタイプのギタリストなのですが、
シャツのような前にボタンが有る服を着るとイモネジに引っかかってしまい気になることがちらほら…
さらにひっかかった影響かイモネジが緩んでしまってることがあり、
ライブ中にやはり気を取られてしまい、集中力をそがれる場面がありました。
多分これはキャビティの深さによっても変わってくる問題だとも思いますが、
一般的なトレモロ付きのギターだとそんなに深くザグっているものも無いと思うのでギターの問題の割合は少なそうです。
すこしでも演奏やステージに集中できない状況は避けたかったので外してベタ付けにすることにしました。
またTREMOL-NOとギターのスプリングハンガーの穴の関係かネジが若干ナナメに入ってしまっており、
チューニング上そこまで問題はなかったのですがこのへんも精神衛生上はずしたほうがいいかなと思いました。
今はこんな感じのベタ付けです。
しかし本来このブリッジやSuhrはベタ付けを想定していないらしく、フローティングでの音作りが基本としているらしいですね。
たしかにフローティングのほうがストラトらしい音がします。
まあ調整の範囲内なのでベタ付け基本として音色を作っていけば問題なしです。
TREMOL-NOまとめ
さあいかがでしたでしょうか。
そんなにステージでギターを振り回さない、イモネジに工夫をする
といったような対処ができれば十分に使うことができると思います。
またリペアショップできちんとインストールすれば避けられる問題もあると思うので、TREMOL-NOの導入を考えている方はきちんとお店でつけたほうがいいかもしれませんね。
それではmasa BLIK ito(まさぶりっくいとう)でした~!