Cory Wong

【2026年最新】Cory Wong(コリー・ウォン)の使用機材まとめ ギター・アンプ・エフェクター

皆さんこんにちは、masa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。(@masabliks

Cory Wong(コリー・ウォン)のカッティングを聴いたことはありますか。

あの「チャカチャカチャカ」という16分音符の嵐のような右手のストロークは、聴いた瞬間に「何これ、打ち込みじゃないよな?」と思うレベルの正確さです。

Vulfpeckのギタリストとして世界的に知られ、ソロ活動でも圧倒的な存在感を見せるファンクギターの最高峰。

使っている機材の中身も面白くて、シグネチャーストラトにDumble系のアンプモデル、そしてNeural DSP Quad Cortexという、クリーントーンに全振りしたセットアップなんですよね。

さあ掘り下げていきましょう。

目次

Cory Wong 使用機材一覧

ギター

  • Fender Cory Wong Signature Stratocaster(メイン / Position 4サウンド特化)
  • Ernie Ball Music Man StingRay II(シグネチャー / ハムバッカー搭載)

デジタルリグ

  • Neural DSP Quad Cortex(メインのアンプモデリング+エフェクト)

エフェクター / ペダル

  • Wampler Cory Wong Compressor(シグネチャーコンプ)
  • Jackson Audio The Optimist(オーバードライブ)
  • Hotone Wong Press(シグネチャー / ボリューム・ワウ・エクスプレッション)
  • Shure GLXD16+ デジタルワイヤレス

トーンの秘密

  • 「Position 4」(ネック+ミドル)サウンドが核
  • ヘアタイによるトレモロスプリングのダンピング

Cory Wongのサウンド哲学:「右手が全て」

彼のトーンを語る上で避けて通れないのが、右手のテクニック。

ファンクギターのカッティングにおいて、ピッキングの正確さが音質に直結する。

ミュートの精度、ストロークの角度、弦を押さえる圧力の微妙なコントロール。

機材以前にまず「右手がとんでもなく上手い」というのが大前提にある。

だから機材へのアプローチも「右手の表現をそのまま拡声するもの」であって、エフェクトで音を飾るという発想がほとんどない。

クリーントーンの質感を最大化するための機材選びに全力を注いでいるわけです。

有名なエピソードとして、ギターのトレモロスプリングにヘアタイ(ヘアゴム)を巻いて、スプリングの不要な共鳴を消しているという話があります。

あのカッティングの超高速なミュートとアタックの際に、トレモロスプリングが「ビヨ〜ン」と共鳴してノイズになるのを防ぐための工夫。

地味だけど効果は絶大で、クリーンが本当にクリーンになります。

メインギター:Fender Cory Wong Signature Stratocaster

さあ見ていきましょう。

ストラトをベースにしていますが、いくつか面白いカスタムが施されています。

ボディは通常のストラトよりわずかにサイズダウンしたアルダー材で、ネックはAmerican Ultraの「D」プロファイル。親指の収まりが良くて、ハイポジションでもストレスない形状ですね。

ピックアップはSeymour Duncan Clean Machineという専用設計のもの。

名前の通り「クリーンの美しさ」に全振りしたローアウトプット設計で、ストラトとしても相当おとなしい出力です。

でもこの控えめな出力だからこそ、ダイナミクスのレンジが広がるんですよね。強く弾いたときと弱く弾いたときの差がはっきりと出る。

そして最大の仕掛けが「パニックスイッチ」。

ピックアップセレクターの位置に関係なく、ボタンを押すだけで一瞬にして「Position 4」(ネック+ミドルのハーフトーン)に切り替わるプッシュ/プッシュスイッチです。

このPosition 4こそが Cory Wongサウンドの核で、あのクワッキーで太くて抜ける音の正体。ストラトのハーフトーンでカッティングしたときの独特の「クワンクワン」した音。ファンクの文脈ではこの音がないと始まらない。

Ernie Ball Music Man StingRay II(シグネチャー)

2025年に登場した新しいシグネチャー。

ストラトでは出せなかったハムバッカー系のサウンド——ジョージ・ベンソンやラリー・カールトン的なジャズ/R&Bのトーンが欲しくて開発したモデルです。

1本でカッティングもリードもこなせる汎用性を持っていて、ストラトとこのStingRay IIを曲によって使い分けるスタイルが2026年現在の形。

デジタルリグ:Neural DSP Quad Cortex

Quad Cortex=アンプ+エフェクトの全て

彼のライブリグの中枢。DumbleとFender Twinのブレンドサウンドをモデリングで作り、PA直出力する構成です。

アンプを物理的に持ち歩かないスタイルの先駆者の一人で、ここ数年のCory WongはもうQuad Cortexなしでは成り立たない。

内蔵エフェクトもフル活用していて、フェイザー、ステレオテープディレイ、モジュレーテッドリバーブ、フリーズエフェクトなど、ファンクに必要な空間系を一台で完結させている。

Wampler Cory Wong Compressor

彼のシグネチャーコンプレッサー。

ファンクギターにコンプレッサーは必須で、カッティングの一打一打のアタックを揃えてくれる。

パラレルコンプレッション機能が付いていて、原音とコンプした音をブレンドできるのが特徴。コンプかけすぎてダイナミクスが死ぬ問題を解決してくれます。

ブースト機能も内蔵していて、ソロのときにレベルを上げる用途にも使える2in1設計。

Jackson Audio The Optimist

もう一つのゲインペダル。トランスペアレントなオーバードライブで、音の芯はそのままにちょっとだけ温かみを足してくれる。Klonの系譜にいるペダルですね。

ファンクギターの文脈では「歪み」としてではなく「音の太さの微調整」として使うのが正しい使い方かなと思います。

Cory Wongの機材まとめ

Cory Wongの機材は「クリーントーンを極限まで磨き上げるための装置」です。

歪みに逃げない。エフェクトで飾らない。

ストラトのPosition 4と、右手のテクニック、そしてQuad Cortexから出力されるクリスタルのようなクリーンで全てを語る。

このミニマリズムを成立させるには、右手の技術が圧倒的に高くなければならない。

その意味で、彼の機材構成は「テクニック証明書」みたいなものかもしれません。

ファンクギターが好きな方は、まずPosition 4のサウンドの研究から始めてみてください。世界が変わりそう。

サウンドチェック(YouTube)

実際のサウンドはこちらの動画で確認できます。

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