Lari Basilio

【2026年最新】Lari Basilio(ラリ・バジリオ)の使用機材まとめ ギター・アンプ・エフェクター

皆さんこんにちは、masa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。(@masabliks

Lari Basilio(ラリ・バジリオ)の演奏を初めて聴いたとき、「これはブラジルからとんでもない人が出てきたな」と思いました。

テクニカルなのに無駄がなく、速いのに歌心がある。フュージョンともメタルとも違う、ブラジル特有の温かいリズム感に支えられたプレイスタイル。

Ibanez Prestige LB1というシグネチャーモデルの設計にも彼女の音楽性が色濃く反映されていて、日本製のIbanez Prestigeの中でも異色の存在です。

今回はそんなラリ・バジリオの機材を掘り下げてみましょう。

目次

Lari Basilio 使用機材一覧

ギター

  • Ibanez LB1 Lari Basilio Signature(日本製Prestige / AZSベース / HSS)

ピックアップ

  • Seymour Duncan Lari Basilio Signature(HSS構成 / カスタムアルニコ)

アンプ

  • Laney Lionheart L20T-212(メイン / 2x12コンボ)
  • Laney IRT-SLS / IRT60H(ハイゲイン用)
  • Laney Cub-SuperTop(小音量セッション用)

エフェクター

  • JHS Violet(シグネチャーOD / 2024年発売)
  • JHS Morning Glory V4(トランスペアレントOD)
  • Laney BCC The Difference Engine(ディレイ)
  • Laney BCC Secret Path(リバーブ)
  • Seymour Duncan Vise Grip(コンプレッサー)
  • TC Electronic Flashback 2(ディレイ / ルーパー)

弦・ピック

  • D’Addario XL Nickel .010-.046
  • Jim Dunlop Tortex 1mm

ラリ・バジリオのサウンド哲学:「歌うギター」を最優先にする

彼女のプレイで一番特徴的なのは、速弾きの中に必ず「歌」があること。

テクニカル系のギタリストにありがちな「速さのデモンストレーション」にはならず、フレーズの起承転結がしっかりしている。メロディックなラインが速いパッセージの中に自然に溶け込んでいて、聴いていて気持ちいい。

この「歌うギター」を実現するために、機材に求めるのはダイナミクスへの追従性。

ピッキングの強弱がそのまま音に反映されるシステムでなければ、彼女の表現は伝わらない。だからアンプはチューブ(Laney Lionheart)、コンプレッサーは薄がけ、歪みもトランスペアレント系を基本にしている。

Seymour Duncanとのシグネチャーピックアップ

LB1に搭載されたシグネチャーピックアップは、カスタムのアルニコマグネットを使用した設計。

ネックとミドルのシングルコイルは、明るさと温かさのバランスが絶妙で、ブリッジのハムバッカーはハイゲインでも音が潰れない適度な出力設計。

HSS構成はストラト的なクリーンとハムバッカーのドライブを一本でカバーできる汎用性の高いレイアウトで、彼女の楽曲の振り幅に対応しています。

メインギター:Ibanez LB1

さあ見ていきましょう。

AZSシリーズベースの設計

LB1はIbanez AZSシリーズ(セミジャズマスタースタイル)をベースにしたモデルで、AZの演奏性とAZSのデザイン性が融合したポジション。

アッシュボディは明るい音の立ち上がりが特徴で、フュージョン系のクリーンやクランチ系の歯切れの良さが際立つ。S-TECH WOODのローステッドバーズアイメイプルネックは、湿度変化への耐性が高く、ネックの狂いが出にくい。ツアー中の環境変化を考えると、このスペックは実用上大きなメリットです。

ステンレスフレットはPrestigeラインのお家芸で、フレットエッジのラウンド処理もPSR加工により滑らか。指板端の引っ掛かりがなく、ハイポジションでのチョーキングが気持ち良く決まります。

dyna-MIX9スイッチング

9通りのピックアップ組み合わせをAlter Switchと5wayスイッチで実現するシステム。

通常のHSSだと5通りですが、コイルタップなどの追加オプションにより9パターンもの音色バリエーションが得られる。ライブ中に楽曲ごとにスイッチを切り替えて、本当に一本で幅広いサウンドをカバーしています。

Gotoh T1702Bトレモロ

ブラスサドルのGotohトレモロ。ブラスサドルは音の密度と温かさに寄与する材質で、スチールサドルと比べると中低域の豊かさが増す。

アーミングの安定性も高く、Gotoh Magnum Lockチューナー(高さ調整可能ポスト)との組み合わせでチューニング安定性を確保しています。

アンプ:Laney Lionheart との信頼関係

Laney Lionheart L20T-212

彼女のメインアンプ。20Wの2x12コンボ。

Lionheartシリーズはブリティッシュ系のクリーンが美しいことで知られていて、クランチにブレイクアップしていくときの自然さが秀逸。

20Wだとスタジオや中規模のライブハウスでは十分な音量が確保できて、PA出しすれば大きな会場でも対応可能。小さいアンプの方がパワー管の歪み方が早くて、アンプ自体のサチュレーションが「美味しい領域」に入りやすいんですよね。

100W以上の大出力ヘッドだと、クランチの美味しいところに到達する前に爆音になってしまう。20Wというのは実用的な音量でアンプの歪みを楽しめるバランスのいい出力です。

エフェクター:シグネチャーODとLaney BCCの知的なボード

JHS Violet(シグネチャーOD)

2024年にJHS Pedalsから発売された彼女のシグネチャー。

ディストーションとオーバードライブの間を行き来できる設計で、クリーンブースト的な使い方からしっかり歪ませた使い方まで一台でカバー。

JHS Morning Glory V4と併用することで、Morning Gloryの透明感のあるクランチを土台にして、Violetでさらにゲインを加える2段構え。この組み合わせはありそうでなかった良い構成だと思います。

Laney Black Country Customs

The Difference Engine(ディレイ)とSecret Path(リバーブ)。

Laney本体とは別ブランドとして展開されているエフェクトペダルラインで、彼女がロデューサの一端を担った製品。音楽的な残響感がある設計で、特にSecret Pathのリバーブはテールの消え際が自然で美しい。

Lari Basilioの機材まとめ

ラリ・バジリオの機材から感じるのは、「全ての機材がヴォーカリスティックなギターのための道具になっている」ということ。

Ibanez LB1のダイナミックなピックアップレスポンス、Laney Lionheartの自然なクランチ、JHS Violetのヴァーサタイルな歪み。全部が「歌うギター」を支えるために選ばれている。

テクニカル系なのに聴き疲れしない。その秘密はこの機材構成にあります。ブラジル発のギターヒロインの今後の進化から目が離せません。

サウンドチェック(YouTube)

実際のサウンドはこちらの動画で確認できます。

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