皆さんこんにちはmasa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。(@masabliks)
唯一無二なねばりのあるリフ、オルタナともメタルとも違った立ち位置から鳴らされるバンドの世界観。
Alice in ChainsのギタリストJerry Cantrellのギター、機材を見ていこうと思います。
あの引きずるようなネバり、あんまり他にいないんだよなぁ…
Alice in Chains
メンバーは
- Jerry Cantrell:ギター/ボーカル
- Mike Inez:ベース
- Sean Kinney:ドラム
- William DuVall:ボーカル
という形です。
過去のメンバーは
Layne Stayley:ボーカル(1987-2002)
Mike Starr:ベース(1987-1993)
ふたりとも薬物関係で亡くなってしまっています…
とくにLayneの存在感はものすごく、バンドサウンドを牽引するとともに後のTaprootのステファン・カーペンターやStaindのアーロンといったボーカリストにも大きな影響を与えています。
うまいだけじゃなくて声がいいんですよね。
後任のWilliamもLayneの独特の声色に寄せつつ自分の味も出している稀有なボーカリストだと言えると思います。
個人的にはLayneのインパクトにあと一歩何かがほしいとも…
Jerry Cantrell 機材
ギター
- G&L Rampage 1984 Blue Dress
- G&L Rampage 1984 No War
- Partcaster/Boogie body
- Musicman EVH
- Gibson Les Paul Custom D-Trip
- Gibson Les Paul Custom Red
- Gibson Les Paul Custom Black
- Gibson Les Paul Custom Blue
- G&L ASAT Deluxe
- G&L ASAT Classic
G&L Rampageがトレードマークとも言えるギターです。
長年の使用でペイントがかなり剥がれていることが見て取れます。
亀裂が発生してしまったことで現在は引退状態なようです。
そのため現在はシグネチャーモデルをライブでは使用している姿をよく見ます。
- メイプルネック、エボニー指板、ソフトメイプルボディ
- ケーラートレモロ
- ワンハムバッカー
という特徴的な仕様です。
ピックアップは初期はSeymour Duncan SH-4 JBが載っており、最近はシグネチャーピックアップを載せているようです。
Les Paul Customも好んで使用しておりライブでもよく登場しています。
しかしどのギター使ってもシグネチャーサウンドの粘りがあるJerry。
Amp
- Marshall JCM800 Bogner MOD
- MESA BOOGIE Dual Rectifier REV C proto
- Friedman Marsha ‘Mad’、’Pissed’
- Peavy 5150
- Friedman BE100
- Friedman Jerry Cantrell Signature JJ-100
- Bogner Ubershall
- Bogner Alchemist
- Fender Twin Reverb
初期はボグナーMODのJCM800を使用しており、その後もBognerは好んで使用しているようです。
Dual Rectifierはプロトタイプのものを使用したようですね。
Friedman Jerry Cantrell Signature アンプ
Friedmanの初期のモデルからBE-100を経て現在は自身のシグネチャーアンプが出ています。
という基本的な感じはMarshallからBE-100の流れにあるようなブリティッシュ系のアンプであることがわかります。
分厚い低音弦のみのリフというより1~2弦も効果的に織り交ぜたリフを作るJerry CantrellとしてはMarshall系のアンプのセレクトも納得できます。
エフェクター
- Dunlop GCB-95 Wah
- Dunlop JH-1 Wah
- Dunlop DB-01 Wah
- Dunlop JC-95 シグネチャーWah
- Dunlop Rotovibe
- Digitech Whammy Pedal
- Dunlop Heil Talkbox
- Digital Music Corp Ground Control Pro
- Electro Harmonix Big Muff Pi
- Ibanez TS808HW Tube Screamer
- ISP Decimator
- MXR EVH Flanger
- MXR Bass Octave Plus
- MXR Smart Gate
- BOSS CH-1 Super Chorus
- BOSS CE-5 Chorus Ensemble
- BOSS TR-2 Tremolo
- BOSS TU-2 Chromatic Tuner
- Eventide TimeFactor
- Xotic AC plus
ワウこだわりで色々使い分けているようですが、シグネチャーモデルが発売されています。
弦
ゲージは主に.010-.046を主に使用しているようで
チューニングは半音下げ、半音下げドロップ(6弦がC#)、全音下げドロップ(6弦がC)
といったチューニングが使われています。
ピックはDunlopのトーテックス1.14mm。
Alice in Chains-Jerry Cantrellのギター、機材 まとめ
METALLICAも当時気になってローディーにチェックさせに行ったという噂もある(笑)Alice in Chains-Jerry Cantrellのギター、機材 まとめでした。
こう見ると気に入って肌にあったものを長く使い続けるタイプであることがわかります。
シグネチャーモデル系統も意外と最近作られたものが多く、機材へのこだわりというよりプレイによってサウンドを彩るタイプのようですね。
機材を見てても狙いが明確でわかりやすい!
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