皆さんこんにちは、masa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。(@masabliks)
Mateus Asato(マテウス・アサト)の美しいトーンと驚異的なテクニックは、世界中のギタリストを魅了し続けています。彼のサウンドの要となる機材は、過去から現在にかけてどのように変化してきたのでしょうか?
この記事では、2026年最新のFender使用状況も含めて、彼のギター、アンプ、エフェクターの変遷を徹底的に整理しました。
目次
マテウス・アサトの機材哲学
彼の音作りの哲学は一貫しています。
それは「クリーンでヘッドルームの大きいアンプを基盤にし、ペダルで歪みや空間系を重ねる」というもの。アンプ自体を深く歪ませるのではなく、ペダルの組み合わせでトーンをコントロールしています。
また、明るすぎるFender Twin系よりも、暖かみのある音色を好む傾向があります。
マテウスアサトのギターの変遷(過去〜現在)
2016年〜2025年頃:Suhrの蜜月時代
彼を象徴するギターといえば、やはりSuhrでしょう。
- Suhr Mateus Asato Signature Classic S (Shell Pink / Black / Antiqueなど) :長年のメインギターです。特にピンクの個体を「my favorite」と呼び、Roasted Mapleネック、MLピックアップ、ブリッジハムバッカーの組み合わせで、弾きやすさとミッドレンジの迫力、ナチュラルなトーンを武器にTori Kellyのツアーなどで多用されました。
- Suhr Classic T (White / Gold Lollarなど): 2023〜2024年頃からはテレキャスタースタイルのギターも多用。ストラトとは異なる特有のパンチとヴィンテージ感を求める際に使用されていました。
2026年:Fenderへの衝撃的なシフト
2026年1月、12年間にわたるSuhrとの関係終了が発表されました。その後、Fenderへの移行という衝撃的なニュースが飛び込んできました。
- Fender American Ultra Luxe Vintage '60s Stratocaster:2026年2月のFender Flagship Tokyoでのイベントで使用されました。本人は「自分専用のカスタムみたい」と絶賛しており、Suhr時代よりもよりオーガニックな「木の鳴り」とモダンな機能性(テーパードネックヒールなど)が特徴です。この変更により、サウンドが暖かく変化したと評価されています。
💡 Fender「移籍」の真相(2026年3月現在) Suhr離脱後、Fenderと何らかの形で関わり始めたのは事実(イベント出演等)ですが、正式な「エンドースメント契約」は発表されていません。
1月時点での本人のコメントでは「single & happy(どこにも所属しておらず幸せ)」と語っています。
今後の展開に期待が高まります。
マテウスアサトのアンプの変遷
前述の通り、エフェクター主体の音作りのため、クリーンでヘッドルームの大きいアンプを愛用しています。
- Suhr Bella Combo / Badger 30/35: (2016〜2020年代前半) 極めてクリーンなセッティングで、ペダルとの相性を重視。
- Bogner Shiva 20th Anniversary (KT88管) :レコーディングでの「all-time favorite(究極のお気に入り)」。「完璧なクリーンチャンネル」と絶賛し、暖かみとベースの効いたレスポンス、ストラトとTube Screamerとの組み合わせを最高としています。
- Bogner Goldfinger 45 / Duende :(2016〜2017頃) ステレオ対応とクリーンの暖かさを評価。
- Two-Rock Studio Signature:近年のクリーントーンの核となっているモデル。極めて高いヘッドルームとタッチへの繊細なレスポンスが、彼のダイナミックなプレイを支えています。
- その他の過去使用アンプ :Matchless DC30、Fender Tone-Master、Friedman BE-100など。
マテウスアサトのエフェクター・ペダルボード(常に進化中)
オーバードライブ / ディストーション
- Jackson Audio Asabi(シグネチャーモデル):ブースターからディストーションまで幅広くカバー。
- Brown Amplification Carbon X(2024年頃〜):透明感と幅広いミッドレンジが特徴で、近年のお気に入り。
- Vemuram Jan Ray:ハイファイでトランスペアレント系ペダル
- Bondi Del Mar / Sick As, Jackson Golden Boy, Wampler Tumnus など。
コンプレッサー&空間系
- コンプレッサー:Wampler Ego, Suhr Koji Comp, Bondi 2026, Jackson Bloom など。レンジを広げてダイナミクスを重視。
- ディレイ:Dunlop Echoplex(アナログの暖かみ), Bondi Effects Art Van Delay,TimeFactor / H9。
- リバーブ:Strymon Flint(トレモロ+リバーブのゲームチェンジャー), Neunaber Immerse / Slate v2 / Wet(濁らないロングテール), MXR M300, Hall of Fame(AsatoVerbプリセット)。
- モジュレーション / その他:Jackson Modular Fuzz, Vemuram Myriad (Silk Sonicツアーで使用), JAM Pedals RetroVibe, Boss TU-3, Ernie Ball Volume Peadal, JAM Pedals Wahcko など。
2026年注目のトピック:American Ultra Luxe Vintage Stratocaster
2月のイベントで使用していたモデルの詳細スペックは以下の通りです。ヴィンテージなサウンドとモダンなプレイアビリティが融合しています。
- ボディ:Alder(Heirloom Nitrocellulose Lacquerフィニッシュ)。コンター加工とハイポジションへのアクセスが容易なテーパードネックヒール。
- ネック:安定性の高いQuartersawn Maple(モダンDシェイプ、サテン仕上げ)、Rosewood指板(10"-14"コンパウンドラジアス)。
- フレット:耐久性・滑らかさ抜群の 22 Medium Jumbo Stainless Steel フレット。エッジの丸め加工(Ultra Rolled Edges)済み。
- ピックアップ:Pure Vintage '61 Strat Single-Coil(クラシックで表現豊かなトーン)。
- その他:Luminlay(蓄光サイドドット)、Graph Tech TUSQナット、ロック式ペグなど。
ステンレスフレットやコンパウンドラジアスといったモダンな機能が、彼の高速プレイとダイナミクス溢れるピッキングに完璧にフィットしているようです。
マテウスアサトの機材まとめ
2016年からSuhrを中心としたシステムで確立された彼のサウンドは、2026年のFenderギターとの出会いによって、よりオーガニックで暖かみのある方向へと進化しています。アンプやペダルボードも常にアップデートを続けている彼の機材探求から、今後も目が離せません。

