皆さんこんにちはmasa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。
ピックアップシリーズ初のハムバッカーのセイモアダンカンSH-6 ディストーションを紹介していきたいと思います。
このピックアップは「ディストーション」という名前がついている故に多少の誤解を持たれている部分が多いピックアップだと思います。
実際はもちろんよく歪んで、ブリッジミュートなどの音も気持ちよく出ますが、出音のバランスが非常に良く、変なこだわりを持つならこいつを付けとけ!というくらいのピックアップです。
現在ダンカンにはDjent系の台頭により、それに最適化されたNazgulなどのニュータイプなピックアップがラインナップされており、人気だと思います。
しかし、プログレッシブなこともやりたければオールドスクールな刻みもやりたい場合、ダンカンディストーションほどカバー範囲が広いピックアップはあまりありません。
そんなSeymour Duncan SH-6 Distortionを見ていってみましょう!
目次
SH-6 ダンカンディストーションの音色
後にも書きますが、SH-6 ダンカンディストーションはセラミックマグネットを使用しています。
SH-6 ダンカンディストーションセラミックマグネットのピックアップのお手本のような音色なので、
ハイゲイン系ピックアップを試すときの最初の一つとしてもお勧めできます。
セラミックマグネットとアルニコマグネット
ビンテージ系で多く採用されるアルニコマグネットはⅡ,Ⅲ,Ⅴなどのナンバーがあり、
合金の配合比率になっており、
磁力や音色にそれぞれ特徴があります。
ざっくり言ってしまうとおおむねの音色は暖かく、耳障りのいい音色で、ビンテージ系に採用されることが多いと言えるでしょう。
それに対してSH-6 ダンカンディストーションに採用されているセラミックマグネットはハイゲイン系のピックアップに採用されることが多いです。
高域がよく伸びレンジが広いものが多い印象ですね。
ピッキングに対する食いつき感みたいなものはアルニコに比べてサラッとしているイメージです。
ハイゲインで歪ませても割れづらくきれいに歪みます。
このまとまり具合が意外と他のメーカーのハイゲインピックアップにはなく、ハイゲイン系では奇をてらわずに迷ったらこのSH-6にしておけばまず間違いがありません。
SH-6 ダンカンディストーションのスペック
先に書いているようにSH-6 ダンカンディストーションはセラミックマグネットを使用しています。
直流抵抗値は16.6kΩで結構出力は高いピックアップですね。
Seymour Duncanの公式のトーンチャートではベース、ミドル、トレブルが順に5,8,9となっています。
でもそこまでミドルは出てる感じはありません。
SH-4 JBのトーンチャートが5,6,8なのですが、ぜっっったいにJBよりミドルが出てるわけがない笑
おそらくトーンのバランスが良いよと言いたいのでしょう。
先程も述べたようにトーンのバランスが本当に良くパワーコードを弾いたときの抜ける感じは
「最初からコレでいいんだよ」
感がありますね。
どのくらいのダウンチューニングまでいける?
これに関しては求めているトーンにももちろんよると思いますが基本ドロップCくらいまでは問題なくロー感を再生できました。
多分Bくらいまではいい感じに再生できそうですね。
それ以上になるとNazgulなどのニュータイプなピックアップを使ったほうが自然なサウンドになるかも知れません。
しかし、レギュラーチューニングでも抜けの良い自然な音色のSH-6ダンカンディストーションは幅広く使えるのでおすすめです。
SH-6 ダンカンディストーションまとめ
いかがでしたでしょうか。
Seymour Duncan SH-6 Distortion、ディストーションの名前の割に多くの場面で使えるピックアップだと思います。
こちらもヘヴィ系だけでなくヌケの良い歪みサウンドを求めている方に最適だと思います。
またセラミックマグネットの歪みはどんなものか試したいギタリストにもおすすめできるピックアップです。
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