皆さんこんにちはmasa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。(@masabliks)
この間、久しぶりにギター弦を010のセットから009のセットに変更しました。
テンション感の変化はもちろん予想できていたのですが、音色の変化ももちろんあり、それも共有しておきたいと思いまとめます。
目次 [show]
太い弦から細い弦に変更した時のテンションの変化
010の弦はダダリオ弦各種、アーニーボール、SIT弦各種、GHS、Elixirなどを使ってきました。
同メーカー同ラインの弦で考えると、細い弦は
- テンションが下がる
- 指への負担が減り、ベンドなどがしやすくなる
- 張りが減るので、弦の振幅が大きくなる
ということが起こります。
これ自体は通常考えられることで、特別な感想ではないのです。
しかし、弦の振動のしかたが変わるので当然音にも影響が出てきます。
下で実際に起った音色の変化をまとめていきます。
細い弦に変更したときの音色への影響
今回はElixirのOPTIWEB Super Light 19002 09-42のゲージに変更しました。
まずは起きた変化をメリット、デメリット順に述べていきます。
メリット
- 歪ませると歪み量が増えた
- テンションが減り太い音(と感じられるよう)になった
- 押弦がリラックスしてできることでピッキングも繊細なコントロールができるようになった
まず1に関して、弦の振幅が増えるのでこれは感覚と変化があっていると思います。
2に関して歪み量が増えた感があるのでその分、太く感じる部分があると思います。
また3とも関わりますが、ピッキングがリラックスしてできることで、太く感じるという部分もありそうです。
逆で考えれば下記のようなデメリットも考えられます。
デメリット
- 太い弦より強いピッキングで破綻するまでが早い
- ピッチのコントロールもより必要になる
- 弦の質量が減るのでサステインが少し減る
ということも考えられます。
1と2に関してはコントロールの話なので、どちらが良い悪いではなく010ゲージから変更した僕の感想なので主観的なものです。
太い弦の感覚のままピッキングすると、弦が暴れすぎてしまうのは当然といえば当然ですね。
逆の場合もコントロールの仕方が変わる場合ももちろん大いにあります。
3に関しても少量ながらサステインの変化を感じます。
ギター 太い弦 細い弦 音色に対する影響 まとめ
今まで盲目的にすべてのギターに同じゲージの弦を張っており、それはそれで便利だったのですが、
今回のようにそこを見直そうと思い、一段階ゲージを下げてみました。
何も考えずに「太い弦のほうが音も太い」と思っていましたが、それも別側面から見ると考えるべきことだということがわかって興味深い変更でした。
自分としてはElixirにテンション感の強さも感じていたのでゲージを下げることでここのバランスも取れるようになったので、またしばらくこのゲージで弾き続けてみようと思います。
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