皆さんこんにちは、masa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。(@masabliks)
Tosin Abasi(トシン・アバシ)の演奏を観て、一番最初に思ったのが「これはギターの演奏なのか?」でした。
Animals as Leadersのフロントマンとして、8弦ギターでジャズ、メタル、エレクトロニカを融合させた未聴の音楽を作り続けるこの人。
しかも自分でAbasi Conceptsというギターブランドを立ち上げて、楽器の設計そのものにも踏み込んでいる。
今回は2026年現在の彼の機材構成を、実用面も含めて掘り下げていきます。
さあいってみましょう!
目次
Tosin Abasi 使用機材一覧
ギター(Abasi Concepts自社製)
- Abasi Concepts Larada 8(8弦 / マルチスケール / 旗艦モデル)
- Abasi Concepts Larada Master Series(US製ハイエンド / 6・7・8弦)
- Abasi Concepts Larada Legion Series(プロダクションライン / 6・7・8弦)
- Abasi Concepts ēmi Master Series(6・7・8弦 / トレモロ搭載モデルあり)
- Abasi Concepts ēmi Legion Series(プロダクションライン)
- Abasi Concepts Larada 5 Bass(5弦ヘッドレスベース / マルチスケール)
ギター(コラボレーションモデル)
- Ernie Ball Music Man Kaizen(コラボモデル)
- Córdoba × Abasi Stage 7(7弦ナイロン / NAMM 2026発表 / $1,499)
ピックアップ
- Fishman Fluence Tosin Abasi Signature(全ギターに搭載)
アンプ
- Bad Cat Lynx(2023年〜公式アーティスト契約)
- Bad Cat Jet Black(ステレオ運用 / ツアー使用)
- Morgan Amplification SW50R(クリーンペダルプラットフォーム)
- Fractal Audio Axe-Fx III(デジタルバックボーン / エフェクト処理)
エフェクター(自社製)
- Abasi Concepts Pathos(ディストーション / Brian Wamplerとの共同開発)
- Abasi Concepts Micro Aggressor(デュアルパラレル・コンプレッサー)
エフェクター(他社製)
- Strymon TimeLine(ディレイ)
- Strymon BigSky(リバーブ)
- Friedman BE-OD Deluxe(ディストーション)
- Bogner Harlow(ブースト / コンプレッション)
- Empress ParaEQ MKII Deluxe(パラメトリックEQ)
- Fortin Zuul+(ノイズゲート)
- Boss ES-8(エフェクトスイッチングシステム / MIDI制御)
プラグイン
- Neural DSP Archetype: Abasi(スタジオ / 制作用)
弦
- Ernie Ball Cobalt Slinky 8弦セット
Abasi Conceptsとは何者か:ブランドの全貌
トシン・アバシの機材を語る上で、まずAbasi Conceptsというブランドそのものを理解しないと始まらない。
設立の背景
2017年、トシン・アバシが設立。共同創業者でCOOを務めるのが、Guitar Messengerの創設者であるIvan Chopik(イヴァン・チョピック)。
トシンは長年、他社のシグネチャーモデル(Ibanez TAMシリーズ等)を使ってきた。
しかし「自分の理想の楽器は、自分が最初から設計しないと生まれない」という確信に至り、自社ブランドの立ち上げに踏み切った。
彼が影響を受けたのは、他のギターブランドではなく、ポルシェやAppleのようなプロダクトデザインの思想。
「機能が形を決める」「すべてのディテールに意味がある」という考え方が、Abasi Conceptsの設計思想の根底にある。
ブランド哲学:「問題解決から生まれるイノベーション」
Abasi Conceptsの核心は、伝統的なギターデザインを踏襲することではなく、プレイヤーが直面する実際の問題を解決することにある。
- 8弦ギターの低音弦がたるむ → マルチスケール(ファンドフレット)を採用
- 長時間の演奏で体が痛くなる → 人間工学に基づくエルゴノミックボディ
- ピックアップのノイズが演奏の邪魔をする → Fishman Fluenceをデフォルト搭載
- 高額なハイエンドモデルしかない → Legion Seriesで手が届く価格帯にも展開
「演奏者のアイデアを、楽器が邪魔しない」——これがブランドの使命。
また、Abasi Conceptsはギター業界では珍しいブラックオウンドカンパニー(黒人が創業した企業)としても知られていて、多様性と現代的な感性を体現するブランドとしてのポジショニングも際立っている。
Abasi Conceptsギターラインナップ完全ガイド
Larada(ラーダ)シリーズ — 旗艦モデル
Abasi Conceptsを象徴する楽器。トシン自身がメインで使用するのもこのLarada。
マルチスケール設計
低音弦と高音弦でスケール長が異なるファンドフレット方式。低音弦側のスケールが長くなることで、8弦の最低音域でもテンションがしっかり確保されて、弦がビビったりヘロヘロになったりしない。
エルゴノミックボディ
人間工学を重視した設計で、ボディのコンター(手前側に付けられた傾斜加工)が通常のギターより深い。座って弾いたときの安定感が良く、長時間の練習やレコーディングでも疲れにくい設計。
ヘッドレス vs 通常ヘッド
ヘッドレスモデルと通常ヘッドのモデルがあり、タッピングで高速パッセージを弾くトシンにとっては、ヘッドレスの軽量性とバランスの良さは大きなアドバンテージ。
Master Series vs Legion Series
| 項目 | Master Series | Legion Series |
|---|---|---|
| 生産国 | アメリカ(ハンドメイド) | 海外生産 |
| ボディ材 | 厳選されたエキゾチックウッド | バスウッド等 |
| ネック材 | ローステッドメイプル(カーボンファイバー補強) | ウェンジ |
| 指板材 | オブシディアンメイプル / ローステッドメイプル | エボニー |
| フレット | Jescarステンレス | Jescarステンレス |
| ピックアップ | Fishman Fluence Tosin Abasi | Fishman Fluence Tosin Abasi |
| マルチスケール | ○ | ○ |
| 価格帯 | ハイエンド | 手が届く価格帯 |
スペックの核(マルチスケール設計、Fishman Fluenceピックアップ、エルゴノミックボディ)は共通で、木材のグレードとフィニッシュの精度に差がある構成。「自分の理想の楽器を、手が届く価格帯でも提供したい」という思想がここに表れている。
ēmi(エミ)シリーズ — Laradaの姉妹モデル
Laradaがトシンの「戦闘機」だとすれば、ēmiは「もう一つの可能性」を提示するモデル。
ēmiの大きな特徴は以下の通り:
- OVIFORM+™ネックプロファイル — 非対称のティアドロップ型ネック。手のひらに自然にフィットする形状で、長時間演奏時の握り疲れを軽減する独自設計
- Gotoh 510フローティングトレモロ搭載(6弦ユニフォームスケールモデル) — Laradaにはないトレモロアームが使えるため、アーミングプレイやビブラートの表現幅が広がる
- 6・7・8弦展開 — マルチスケール仕様の拡張レンジモデルも存在
- Master Series / Legion Series — Larada同様、ハイエンドとプロダクションラインの2ライン展開
ēmiもLaradaと同じくFishman Fluenceを標準搭載。Legion Seriesでは2025年にDeep Sageという新カラーが追加されるなど、アップデートが続いている。
Larada 5 Bass(ラーダ 5 ベース)
Abasi Conceptsはギターだけのブランドではない。低音域への拡張として、5弦ヘッドレスベースも展開している。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 弦数 | 5弦 |
| デザイン | ヘッドレス / マルチスケール |
| スケール長 | 34"–37"(マルチスケール) |
| ボディ材 | オクーメ |
| ネック | 3ピース・ローステッドメイプル(カーボンファイバー補強) |
| 指板 | ローステッドメイプル / オブシディアンメイプル |
| フレット | Jescarステンレス |
| ピックアップ | Fishman Fluenceマルチヴォイス |
| コントロール | ヴォイス切替(3-way)、Volume(コイルスプリット付)、Blend、2バンドEQ |
| 電源 | Fishman充電式バッテリーパック |
| 生産 | Master Series(USA製) |
2025年5月には5つの新カラー(Clarion Blue、Chartreuse、Sage、Mint、Black)が追加発売された。ギターと同じ設計思想(マルチスケール、Fishman Fluence、エルゴノミクス)がベースにもそのまま貫かれている。
Córdoba × Abasi Stage 7(2026年新作)
NAMM 2026で発表されたばかりの最新コラボレーション。Córdoba(コルドバ)のStageソリッドボディ・ナイロンギタープラットフォームに、Laradaのエルゴノミックデザインを融合させた画期的なモデル。
| 項目 | スペック |
|---|---|
| 弦数 | 7弦ナイロン |
| スケール長 | 27.5"–25.5"(マルチスケール) |
| ボディ | チェンバード・ソリッドマホガニー |
| トップ | ソリッドスプルース + エキゾチックウッドヴェニア |
| ネック | マホガニー(セットネック)/ フラットCシェイプ |
| 指板 | ローズウッド / 24ファンドフレット / コンパウンドラディアス16"–24" |
| ピックアップ | Fishman Stageピックアップシステム(アンダーサドル + ボディセンサー) |
| コントロール | サイドマウントVolume / EQ / Body Blend |
| 仕上げ | Ziricote / White Burst / Acacia |
| 価格 | $1,499 |
これが革命的なのは、「エレキプレイヤーがステージで使えるナイロン弦ギター」という問題を解決している点。通常のクラシックギターは大音量環境でフィードバックが発生してしまうが、チェンバード構造とFishmanピックアップシステムにより、ライブの大音量でもナイロンのニュアンスを失わずに演奏できる。トシン自身がAnimals as Leadersの楽曲でナイロン弦パートを多用していることを考えると、まさに彼自身のニーズから生まれた楽器だ。
ピックアップ:Fishman Fluence Tosin Abasi Signature
彼の全ギターに搭載されているのが、Fishmanとの共同開発によるFluenceピックアップ。
Fluenceの仕組みが面白くて、従来の銅線を巻いたコイルではなく、プリント基板上にコイルパターンを形成する方式。
これにより、パッシブピックアップにありがちな60Hzハムノイズや、外部からの電磁干渉を大幅に低減できる。
さらにマルチヴォイス機能で、スイッチ一つでモダンハイアウトプットとヴィンテージローアウトプットの2つのキャラクターを切り替えられる。
8弦ギターの低域はピックアップの性能がダイレクトに出る帯域で、普通のハムバッカーだと低音弦が「ボワボワ」と団子になりがちですが、Fluenceはその解像度の高さで低域の一音一音がクリアに分離してくれるんです。
Ernie Ball Music Man Kaizen
もう一つのシグネチャーがこのKaizen。
Ernie Ballの生産技術とトシンのデザイン哲学が融合したモデルで、メタリックパティナのような独特のフィニッシュが目を引く。
Music Manの生産ラインだからこその均一な品質が魅力ですね。
Abasi Conceptsの自社製品とKaizenの違いを聞かれることが多いが、KaizenはErnie Ballのプロダクション力(大量生産での品質均一性)を活かしたモデルで、Abasi ConceptsのLarada/ēmiはトシン自身がデザインと仕様の全権を握っているという棲み分け。
アンプ:チューブ回帰とBad Catパートナーシップ
Bad Cat Lynx + Jet Black — 公式アーティスト契約
2023年6月、トシンはBad Cat Amplifiersと公式アーティスト契約を締結。
これが彼のアンプ選択における大きな転換点になった。
Jet Blackはトシンがツアーで使用していたプリプロダクションのプロトタイプから生産モデルになったアンプで、彼のフィードバックが設計に直接反映されている。
ライブではLynxとJet Blackをステレオで運用し、Dream TheaterやDevin Townsendとの「Dreamsonic」ツアー(2023年)でもこの構成が使われた。
トシンが両アンプを評価しているポイントは「クラリティ、解像度、タッチの反応性」。プラグインしてすぐに自分の音が見つかった、と語っている。
Morgan SW50R
50Wのクリーンアンプで、ヘッドルームが広く、ペダルの色づけをそのまま反映してくれる。Bad Catと同じく、「色をつけないアンプ」としてペダルプラットフォームに徹する使い方。
Fractal Audio Axe-Fx III
完全にチューブアンプに移行したわけではなく、Axe-Fx IIIはデジタルバックボーンとして依然として重要な位置にある。
複雑なルーティング、エフェクト処理(ディレイ・モジュレーション系)、ナイロン弦ギターの信号処理、レコーディング時のダイレクト入力など、デジタルの利便性が必要な場面で活用。
トシン自身も「アンプモデラーは恐ろしいほど上手くチューブリグをクローンできる」と認めつつ、「部屋で鳴る真空管の物理的な体験は別物」とも語っている。デジタルとアナログの使い分けが実に合理的。
トシンのサウンド哲学:「真空管の前に自分の音を完成させる」
彼の機材アプローチで最も特筆すべき点は、アンプに対する考え方の変化です。
以前はFractal Audio Axe-Fxのデジタルモデリングで音作りを完結させていましたが、近年はBad CatやMorganといったチューブアンプに回帰しています。
ただし、その使い方が普通と違う。
アンプは「クリーンヘッドルーム」を確保するためのペダルプラットフォームとして使い、ゲインステージは全て自社製のPathosペダルとMicro Aggressorで処理する。
つまり「歪みはペダルで完成させてから、アンプには"そのまま拡声してくれ"と送る」というスタイル。
この方法のメリットは、アンプが変わっても自分の音が変わらないこと。どの会場のバックラインアンプを使おうが、足元のペダルで音が決まっているから変動しない。ツアーミュージシャンとして非常に合理的なアプローチですね。
エフェクター:自社開発ペダルの全貌
Abasi Concepts Pathos — Brian Wamplerとの共同開発ディストーション
Pathosは「トシンの歪みの全て」を担うペダル。ペダルビルダーとして名高いBrian Wampler(ワンプラー)との共同開発で、アメリカンチューブアンプのダイナミクスとタッチレスポンスをアナログ回路で再現している。
コントロール詳細
| コントロール | 機能 |
|---|---|
| Volume | 出力レベル |
| Gain | 歪み量 |
| Bass | 低域EQ |
| Mid | 中域EQ |
| Treble | 高域EQ |
| Voicingトグルスイッチ | Smooth / Edge切替 |
Voicing切替の使い分け
- Smooth — より滑らかで圧縮感のある、ヴィンテージ寄りのレスポンス。ミッドレンジが穏やかで、ソロ向き
- Edge — よりアグレッシブでモダンな噛みつき。プレゼンスにバイトがあり、ローエンドがタイトに締まる。リフ向き
スペック
- タイプ:アナログ・ディストーション
- バイパス:リレー式トゥルーバイパス(ソフトタッチフットスイッチ)
- 入出力:トップマウント1/4"ジャック
- 電源:9V DC(30mA)/ 9V電池対応
- サイズ:1.5" × 2.5" × 4.5"
- 生産:USA
クリーンブーストとしても、アンプの前段のゲインブーストとしても、単体のディストーションチャンネルとしても機能する汎用性の高さが売り。8弦のハイゲインサウンドでも音が潰れずに分離感を維持するのは、この辺の設計の丁寧さが効いている。
Abasi Concepts Micro Aggressor — トランスフォーマー搭載デュアルコンプレッサー
「コンプレッサー」と一言で片付けるにはもったいない設計思想のペダル。
内部にプレミアムトランスフォーマーを搭載し、デジタルではなくアナログの真空管的なダイナミックレスポンスを実現している。
コントロール詳細
| コントロール | 機能 |
|---|---|
| Level | プライマリ圧縮回路の出力レベル(ブーストとしても機能) |
| Clarity | ティルト式EQ — 時計回りでハイエンド/クラリティ強調、反時計回りでウォーム&シック |
| Bloom | プライマリ回路のコンプレッション量(キャラクター・フィール重視) |
| Smack | セカンダリ平行圧縮回路の出力レベル(トランスペアレンシー・ローエンドインパクト重視) |
設計の特徴
デュアルパラレル・コンプレッション — 2つの異なるキャラクターのコンプレッション回路を並列で動作させ、Bloom(キャラクター系)とSmack(透明系)をブレンドできる。これは一般的なコンプレッサーにはない構造。
8弦のクリーンパートやタッピングフレーズで、音の粒立ちを揃えるために使用。トランジェントアタックとパーカッシブな奏法(タッピング、スラップ、ポッピング)に最適化された設計で、高速タッピング時の一打一打をしっかり捉えてくれる。
- バイパス:リレー式トゥルーバイパス(ソフトタッチフットスイッチ)
- 入出力:トップマウント1/4"ジャック
- 電源:9V DC(バッテリー非対応)
- 保証:5年間限定保証
ペダルボード全体像:プロフェッショナルの信号経路
トシンのペダルボードは、Vertex EffectsのMason "The Rig Doctor"が構築に関わっている。ライブでの信頼性と音質を両立させるプロ仕様のセットアップだ。
スイッチングシステム
Boss ES-8 — ペダルボードの心臓部。複雑なルーティング管理、MIDI制御(StrymonユニットやAxe-Fx IIIとの連携)、エフェクトの組み合わせをワンタッチで切り替えるために使用。
ゲインステージ
- Abasi Concepts Pathos — メインの歪み(前述)
- Friedman BE-OD Deluxe — セカンダリのハイゲイン・ディストーション。Pathosとは異なるキャラクターのゲインオプションとして
ブースト / コンプレッション
- Abasi Concepts Micro Aggressor — メインのコンプレッサー(前述)
- Bogner Harlow — ブースト兼コンプレッション。クリーンブースト的な使い方でレベル持ち上げ
EQ
- Empress ParaEQ MKII Deluxe — パラメトリックEQ / ブースト。周波数帯域を外科的に調整するために使用
空間系
- Strymon TimeLine — ディレイ。Animals as Leadersの楽曲で多用されるアンビエントなディレイサウンドを生成
- Strymon BigSky — リバーブ。広大なサウンドスケープを構築する際の空間処理
ノイズ管理
- Fortin Zuul+ — ノイズゲート。8弦ギターのハイゲインサウンドではノイズ管理が特に重要で、タイトでパーカッシブなレスポンスを維持しつつ不要なノイズをカット
プラグイン:Neural DSP Archetype: Abasi
スタジオワーク用のプラグインスイート。PathosとMicro Aggressorの挙動をデジタルで再現しつつ、アンプモデルとエフェクトを一つの環境に統合したもの。
自宅での制作やデモ作りでは、わざわざフルリグを広げなくてもノートPC一台でライブに近い音が出せる。
ライブのリグが進化し続けている一方で、このプラグインがあることで「スタジオでも同じ音が出せる」という安心感がある。レコーディングではDI(ダイレクトインジェクション)でAxe-Fx IIIかNeural DSPに直接入力し、後からアンプやエフェクトを差し替えるワークフローも使っているとのこと。
Tosin Abasiの機材まとめ
トシン・アバシの機材から伝わってくるのは「自分の理想の音を、誰にも任せず自分で作る」という強固な意志です。
ギターは自分で設計した(Larada / ēmi / Larada 5 Bass)。ベースにまで展開した。ピックアップはFishmanと共同開発した。歪みペダルはBrian Wamplerと、コンプレッサーは独自のデュアルパラレル設計で作った。ナイロン弦ギターはCórdobaと共同で開発した。アンプはBad Catと公式パートナーシップを結んだ。
Abasi Conceptsは単なる「シグネチャーモデルを出すブランド」ではなく、演奏者が直面する問題を設計で解決するプロダクトカンパニーだ。ポルシェやAppleのように、「なぜこの形なのか」に全て答えられる楽器を作っている。
全てのレイヤーで「自分のサウンドを自分でコントロールする」ことを実現している。
8弦ギターに興味がある方、プログレッシブ・メタルの音作りに悩んでいる方にとって、彼のペダルプラットフォーム的なアプローチは非常に参考になると思います。
