皆さんこんにちはmasa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。(@masabliks)
今回はめでたく復帰を発表し、復帰ライブを果たしたJohn Frusciante(ジョン・フルシアンテ)の凄さと、機材、アルバムごとのおすすめ曲など
私masaがジョンのどんなところを好きなのか偏愛に満ちた話を語っていきたいと思います。
モンスターバンドRED HOT CHILI PEPPERSのメンバーで新現代の3大ギタリストと称される
John Frusciante(ジョン・フルシアンテ)ですが、そのプレイは(少なくともライブでは)流麗とは言えず、
むしろ感情をむき出しにして、ときにはミスもこぼれ落ちるという(笑)人間味があふれるプレイが魅力的なギタリストです。
そんなJohn Frusciante(ジョン・フルシアンテ)の魅力をついに語っていきたいと思いますが、
彼の魅力はギタープレイ、機材、精神性、バンドマンとしてのストーリーと多岐に渡っていますので、何章かに分けて書いていきたいと思います。
下に2022年最新のジョンフルシアンテ機材や、アルバムごとのジョンの機材などをまとめた記事を載せているのでぜひ!
それでは行ってみましょう!
目次
John Frusciante(ジョン・フルシアンテ)とは?
言わずと知れたRED HOT CHILI PEPPERSのギタリストであったJohn Frusciante(ジョン・フルシアンテ)は最近はソロアーティストとして活動していました。
RED HOT CHILI PEPPERSでのJohn Frusciante(ジョン・フルシアンテ)
1988年にRED HOT CHILI PEPPERSに初加入、1992年に一度目の脱退。
隠遁生活をおくり、薬物中毒に苦しみ、
1992年にRED HOT CHILI PEPPERSに復帰、オリジナルアルバムを3枚リリースし、2009年にもう一度脱退します。
この脱退はJohn Frusciante(ジョン・フルシアンテ)も「自身の音楽の探求のため」とアナウンスし、
バンドとも円満な別れだといいます。
2019年12月にバンドの公式インスタグラムにて2度めの復帰がアナウンスされました!
2020年以降John Frusciante(ジョン・フルシアンテ)がどのように活躍していくのかワクワクが止まりません…
2020年にリークされたムービーでは1992年にRED HOT CHILI PEPPERSを脱退したJohn Frusciante(ジョン・フルシアンテ)の代わりにRED HOT CHILI PEPPERSに加入し1995年に「One Hot Minute」を制作したギタリスト、デイブナヴァロとのセッションも見られます!
ちなみに2009年から2019年の10年間はその間、サポートギタリストとしてもRED HOT CHILI PEPPERSを支えていたジョシュ・クリングホッファーがRED HOT CHILI PEPPERSのギタリストをつとめていました。
John Frusciante(ジョン・フルシアンテ)のサウンドと使用機材
それではJohn Frusciante(ジョン・フルシアンテ)のキャリア前半のサウンドや使用機材を見ていってみましょう。
Mother's Milk-1989
John Frusciante(ジョン・フルシアンテ)が加入して初めて作った1989年発表のオリジナルアルバム
「Mother's Milk」ではのちのJohn Frusciante(ジョン・フルシアンテ)のプレイの片鱗はもちろんあるものの、結構ディストーションサウンドを使っていて、
「縦横無尽にギターを弾く悪ガキ」John Frusciante(ジョン・フルシアンテ)が楽しめます。
ちなみにJohn Frusciante(ジョン・フルシアンテ)自身はこのアルバムは以降「あまり好みのサウンドではなかった」と語っていますが、
結構魅力的な楽曲も多いです。
John Frusciante(ジョン・フルシアンテ)はこのころライブでよく見る1968年のラージヘッドのストラトキャスターを使っていました。
(このあとこのギターは盗難にあってしまったようです。)
Kramer Pacer Custom II、Ibanez RG760 / 770などのハムバッカーを搭載したコンポーネント系のギターも結構使っていたようで、
John Frusciante(ジョン・フルシアンテ)が参加したアルバム全体でも歪みが多くディストーションギターが最も聴けるアルバムでもあります。
「ギターをMarshallにつなげるだけでも限りない世界が広がる」とJohn Frusciante(ジョン・フルシアンテ)自身が語っているようにこの頃は、かなりシンプルな機材構成になっているようですね。
またこの頃からIbanez WH10というワウを愛用しており、現在ではかなりプレミアが付いております。
後に復刻されることになります。
可変幅も広くブーストもできる、そしてコンパクトとなかなか使いやすいワウです。
まとめると
ギター
- Fender Stratocaster 61年製
- Fender Stratocaster 68年製
- Gibson Les Paul Custom
- Kramer Pacer Custom II
- Ibanez RG760 / 770
アンプ
- Marshall?
4曲目「Magic Johnson」がやばい!
Blood Sex Sugar Magik-1991
このアルバムで現在のフリーの手数の多いスラップベースやチャドのど太いタメの効いたドラムとのアンサンブルを考えぬいた、
抜くところは徹底的に抜いた、間を生かした,
やもすれば「スカスカなギター」John Frusciante(ジョン・フルシアンテ)を確立させました。
このアンサンブル素晴らしいもので、つい弾きすぎてしまいたくなる楽曲の中、絶妙に音数を落としてビートに華を添えるギターを弾いています。
また以降ボーカリスト、コーラスとしても素晴らしいJohn Frusciante(ジョン・フルシアンテ)のファルセットのコーラスが随所に聴かれるようになります。
9曲目Give it awayがやっぱり良い!
この「Blood Sugar Sex Magik」というアルバムと同じ表題曲ではタメを生かした「本当のヘヴィ感」を感じられます。
またこのUnder the Bridge のイントロなんか実際弾いてみるとわかるのですが、この耳馴染みのいいイントロに比べてなーんか弾きにくかったり、
このコードから単音になる感じはちょっとジミヘンインスパイアなのかなとか感じさせたり面白いです。
この頃のJohn Frusciante(ジョン・フルシアンテ)の機材は
ギター
- Fender Stratocaster 58年製
- Fender Stratocaster 57年製
- Gibson Les Paul Custom?
- Coral Electric Sitar
- ラップ・スティール
- Fender Jaguar
- Stratocasterフレットレス仕様
- アコースティックギター
エフェクター
- Boss DS-2
- Boss DS-1
- Boss OD-2
- Boss CE-1
- Ibanez wh10
- Dunlop Crybaby
- MXR DYNA COMP
- DOD FX65
アンプ
- Fender HOT amp
- Marshall Super Bass
- Marshall JCM800
などをメインで使用しており、以降要塞のようなエフェクターボードを展開していくJohn Frusciante(ジョン・フルシアンテ)からしたらコンパクトエフェクターを並べた比較的シンプルなセットです。
やはりライブでもストラトキャスターがお気に入りのようでストラトを弾いているJohn Frusciante(ジョン・フルシアンテ)がよく見られます。
ピックアップポジションもフロントやリアを使うのですが、絶妙に枯れており素晴らしいストラトサウンドを聴くことができます。
BOSSのCE-1、DS-2はお気に入りのようで、以降のキャリアでもボードから外れることがなかったようですね。
DS-2は独特のミドルが、ストラトキャスターなどのリアでリードを取るときに気持ちよく伸びていきますね。
またBOSSのCE-1はずっとジョンの足元にある安定のコーラスですね。
バッファなどが独特でこれにしか出せないサウンドのコーラスです。
このあたりの本はインタビューも載ってるのでおすすめ
John Frusciante(ジョン・フルシアンテ)の凄さ序章 まとめ
語りたいことが多すぎて、まず序章としてキャリア前半のJohn Frusciante(ジョン・フルシアンテ)をまとめてみました。
この2枚のアルバムはシンプルなギタープレイが多く、機材もシンプルなので比較的コピーに手を出しやすいですが、
個々のメンバーの技量が高すぎて、コピーしてみるとわかるバンドアンサンブルの妙が随所に感じられます。
また復帰後の「By the Way」などでは多くの機材を抱え、要塞のようなエフェクターボードを展開していたJohn Frusciante(ジョン・フルシアンテ)ですが、この頃はエフェクター周りもそこまで凝っていません。
また次々記事を更新していきたいと思います!
ジョンフルシアンテサウンドの大きな要素、CE-1のプリアンプ部を抜き出したペダルやファズが登場!
それではmasa BLIK ito(まさぶりっくいとう)でした!
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