皆さんこんにちはmasa BLIK itoです。(@masabliks)
私の機材の中でも中核をなすVeroCity effects pedals FRD-Deluxeについて書いていきたいと思います。
VeroCity effects pedals のFRDは現在大人気で引っ張りだこのアンプビルダーFriedmanが制作したBE-100というアンプヘッドの回路を置き換えたものです。
Friedmanといえば、最近だと使用アーティストには高崎晃、見ていて楽しいPhil X、Alice in ChainsのJerry Cantrellなどがいますね。
これに関してはどの VeroCity effects pedals にも言えることなのですが、もちろんこのFRD-Deluxeも実にアンプサウンド…!
レスポンスも、ピッキングに対する強弱も超一流です。
歪みの美味しいところがギュッと詰まっています
利便性や「俺は竿一本でどんなアンプでも俺のサウンドを出すんじゃあ!」という意気込みからアンプヘッドを手放してからさまざまなアンプライクと言われている歪みを試しましたが、やはりVeroCityでとどめを刺されました。
結構各地で絶賛されている機材なので、気になっている方も多いかなと思うので、今日はこちらを掘り下げていこうかなと思います。
僕はFriedmanの黒のイメージからシックな黒で注文しましたが、こんなきれいなモデルもあるのがVeroCityの魅力ですね!
目次 [show]
VeroCity effects pedals ビルダー大本さんとの出会い
そもそも僕と VeroCity effects pedals のビルダーの大本さんとの出会いは昔お世話になっていた大規模な音楽イベントで主催の方から紹介していただいたのが始まりでした。
その時の主催者の方や大本さんから授かった根本的なチューニングの知識や様々なバンドサウンドへの知識は他に代えがたいものがありますし、
現在も自分の音楽やギターへ対する意識やテクニックの礎となっています。
そのよしみで VeroCity effects pedals アーティストに乗っちゃったりしてます僕(笑)
http://verocityeffects.web.fc2.com/artists/
わかるかな?
そこで大本さんから今の VeroCity effects pedals を立ち上げる前にビルドしていたエフェクトを試してみると、長い間の歯がゆさが消えました。
いままで使っていたアンプライクなペダルと言われてきたものたちの
「線が細い」、「ハムかシングルどちらかしかいい音しない」、「歪が強すぎるor弱すぎる」、「プリアンプとして使えると謳っているがプリアンプとしては弱い」
などの疑問が一気に吹き飛んだわけです。
また、当時Line6のPODを使ってなんとかやりくりできないかなども試行錯誤しましたが、こいつはバンドで生でつかうもんじゃねぇ…とすぐ諦めました。
当時はハムバッカーでドロップチューニングしてヘヴィーめなサウンドのバンドから、ストラトキャスターを買い、
音楽性が徐々に変化していった時期だったので、それでサウンドに迷いがあったのかもしれません。
VeroCity effects pedals FRD-Deluxeのサウンド
そんなこんなで紆余曲折あり、 VeroCity effects pedalsの大本さんに出会ったのですが、そんな中でも現在のメインのFRD-Deluxeのサウンドにようやく触れていきます。
先程も述べたように各所で大人気のFriedman BE-100というイメージから、結構なハイゲインで、ハムバッカーで鳴らし切るのが得意かと思うのですが、実際はそれだけでなく多面的なサウンドを持っています。
引っ張りだこのアンプですね。
現在僕はSuhrのSSHのギターを使っていますが、FRD-Deluxeはシングルコイルともかなりの相性ですね。
一回ピッキングすると巻弦のギュリンとした部分が心地よく、なによりレスポンスの良さからなにより音の速さにびっくりします。
手元でボリュームを絞ってもきちんとそれに応じてクリーンになってくれます。
結構主張してくるサウンドなので、EQの設定には少し気を使うかもしれません。
もちろんハムできっちり歪まして弾くと延々と弾いてられます…
やはり改造マーシャルの系譜(BE-100のサウンドは改造マーシャルともちょっと違う感じなのですが)なので、ハイミッドに主張がありますが、腰高にならずしっかりとしたボトムがあります。
中のディップスイッチで細かな設定ができるのですが、現在C45スイッチをオン、プレゼンスはカットしない、SATとVoiceはオフで使っています。(C45をオンにするとFATが効かなくなる)
こうするとシングルコイルのいい端切れの良さや、若干低域が軽やかになりフロントやセンターで弾いてももたつきがなくていいですね。
ハムでヘヴィなリフを弾くときはC45はオフしてFATをオンにするとゴリッとして気持ち良いです。
クリーンチャンネルはものっすごい素直な音色です。
素の音が出るので、ファズなどをクリーンチャンネルにかますとそのままの音が出ます。
ブライトスイッチがあってシングルコイルだとなくてもいいんだけど、ローブライトが僕は好きです。
ハイブライトはハイゲインなピックアップを使ってもクリーンをキラキラさせたいときにいいかな
私がVeroCity effects pedals FRD-Deluxe を使う場面
現在 VeroCity effects pedals FRD-DeluxeはNUXのスピーカーシミュレーターとともに使っています。
NUXもスグレモノでプリアンプから拾った入力をそのままPA卓にキャノンで出力でき、それとは別に通常のフォン端子でthruしてアンプのリターンなりインプットなりに突っ込めます。
つまり会場にはPAちょくの音のみや、PAとマイクを混ぜた音を出し、モニターとしてステージではアンプキャビから自然な音を出すことができます。
これはかなり便利…
またRECのリアンプにも使用してリアルなサウンドを録りたいとき活用しています。
すごく生々しく録れる…
VeroCity effects pedals FRD-Deluxe のデメリット
これは自分で書いておいてなんだろう?
どのアンプにも言えるかもしれませんが当たり前のように一長一短があります。
FRD-Deluxeに関して言えば多少EQがピーキーなので(ハイとプレゼンスの関係が結構面白い)
歌ものには主張しすぎることがあるくらいかな?
まあ音量にも左右されることなので、あんまり気にしていないです。
あとクリーンは澄み切ったクリーンなのでちょっと汚れたクリーンがほしいときに違うプリアンプ組み込もうかなと思うことくらいですかね。
一瞬ちょっと高いかなと思う人がいるかも知れませんが、それこそ混迷期のOKKO diabloは当時4万、COTやBORも3万くらいしてたんですよ…
そこから考えるとなんだろう、破格くらいに感じる…
いくつでもほしいVeroCity…
VeroCity effects pedals FRD-Deluxe まとめ
そんなこんなで今時分のメイン機材である VeroCity effects pedals FRD-Deluxeについてまとめてみました。
最近ではデジタル系のアンプでもボリュームを絞ったりすると結構きれいに追従したりするんですが、
やはり必要以上にきれいになってしまったりして、
そこはデジタルでは追いきれないボリュームを絞り切ったりしたときの挙動が高品質なアナログ回路として絶対的に信じられるVeroCityです。
ヘッドの運搬に疲れたり、デジタル系のシミュレーターになにか一つ疑問がある方、アンプライクな歪みという文言に疲れた方(笑)なんかにはきっとマッチすると思います。
これからも機材ネタを定期的に上げていきたいと思っているので良ければよろしくおねがいします。
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