皆さんこんにちはmasa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。(@masabliks)
この間VeroCity Effects Pedalsでオーダーした
- 一九八七
- FVK
というモデルの2in1のモデル全体感はレビューしたのですが
個々のモデルも優秀なので一つ一つレビューしていきたいと思います。
プレキシの50Wの1987をエミュレートしたこのVeroCity 一九八七というモデル。
ハイゲインなモデルではないですがピッキングによっていろいろな表情を見せる
弾いていてめちゃくちゃ楽しいモデルです。
前段にブースターをおいても面白いこのモデルを今回は深掘っていきます。
目次 [show]
Marshall 1987とは

まえのこちらの記事でも紹介していたように
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FVK + 一九八七 VeroCity のVEROTWIN 導入!【1987とVibro-King Emu】
極上Marshall 1987とFender Vibro-Kingのエミュレーター
VeroCity 一九八七 + FVK のVero Twinをカスタムオーダー!
まずは家のアンプでソッコー音出しインプレ!
実機の情報もまとめました続きを見る
先に発表されていた100WのMarshall 1959というアンプヘッド
その50Wのバージョンとして登場したのがMarshall 1987です。
100Wに比べて歪み始めるポイントが早かったり
コンプレッション感が違ったりして、50Wのモデルを愛用しているギタリストも多いです。
イングヴェイマルムスティーンなんかは有名ですね。
このMarshallにDOD Overdrive Preamp/250を組み合わせて歪みを作ることが有名ですが
VeroCityではDOD250のブティッククローンペダルも出ています。

さすがですね~。
VeroCity 一九八七 コントロール

- Treble
- Bass
- Middle
- Master
- Volume 1
- Volume 2
というコントロール。
一般的な3バンドのEQとそれぞれのチャンネルのVolumeという構成です。
Marshallの1959や1987は4つのインプットのうちⅠとⅡをリンクさせてゲインを稼ぐ
たすきがけ
が有名ですが、このVeroCity 一九八七ははじめからチャンネル同士がリンクされている設定で回路が組まれています。
なのでVolume1と2の組み合わせで歪みの量だけでなく、歪みの質もコントロールできます。
3バンドEQ は昔ながらのMarshallと言った感じでそこまで劇的に効く感じではありません。
しかし基本的にかなり太い音色ながらピッキングのアタックがきっちりと出るので
手元のコントロールに繊細についてきてくれる印象があります。
VeroCity 一九八七のサウンド

上にも書いているように基本的に太いです。
ローも結構出るのでここらへんのコントロールがキモかと思います。
ハイの噛み付くようなサウンドはやっぱりMarshall。
基本が太いサウンドなので先に書いたようなDOD250やTS系等の歪みとの相性はとても高いですね。
EarthQuaker DevicesのPLUMESというTS系ペダルと組み合わせることが多いですが
音のハリも失わず、元気が出てくる感じでかなり気持ちいい歪みが出ます。
余分なローがいらないギタリストはもっと下の方をバッサリ切ってくれる
元祖的なTSやSD-1なんかもぜんぜん合うと思います。
結構Trebleも出るのでローをコントロールしながらTrebleをコントロールしていくのが良さそうです。
Volume1、2はフルアップにしてローが少し割れる音色も味ですが
EQと組み合わせながら程よいクランチを探して
足りない歪みをペダルで補うと気持ちの良い歪みが飛び出します。
半挿しでプリアンプモード

他の多くのVeroCityのペダルのようにアウトプットのシールドをすべて挿すと
エフェクター的にアンプのインプットに入力するのに最適化されます。
半挿しにするとプリアンプモードとしてインピーダンスが調整されて
アンプのリターンやパワーアンプに入力したり、IRなどを使ってRECに使用したりすることができます。
このプリアンプモードでどこの現場でも自分の音を持ち運ぶことができるのがめちゃくちゃ便利です。
一見なんの変哲もないですが、半挿しにしてケーブル持ってぶら下げても接触不良とかにはなりません。
結構ガッチリホールドされます。
1959と一九八七

VeroCityには1959モデルとしてPLEXI GLASSというモデルもあります。
こちらは4インプットを忠実に再現しており
さらに別のブースター的に使うペダル用のリンクアウトも用意されていたりと
ルーティングの自由さが増しています。
常にたすきがけ想定で使うなら一九八七
様々なエフェクトを込みで使ったり違うインプットでのたすきがけを試したかったりしたら
PLEXI GLASSというセレクトができるのもVeroCityの強みですね!
VeroCity 一九八七 まとめ
そんなこんなでおそらく今年ずーと触っているだろう名機Marshall 1987のエミュレーター
VeroCity 一九八七の部分を今回はフィーチャーして取り上げてみました。
とにかくほかのシミュレーター等では得られないピッキングの位置での表情や追従性
なんかがずっと弾いてられるペダルです。
今だと一九八七はオーダーするしか市場にないようですね。
見つけたらすぐ買いが基本!?
TWINの片割れFVK(Fender VibroKing)のインプレもまた書いていきます!
VeroCityの別の記事もぜひ!