皆さんこんにちはmasa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。(@masabliks)
Seymour Duncan SH-13 ダイムバックダレルシグネチャーモデルのDimebuckerピックアップを載せてしばらく経ったのでレビューしていきます。
今は亡きダイムバックダレルですが、PANTERAのリユニオンツアーも発表されて未だに影響を受けたギタリストがあとを絶たない偉大なギタリストのシグネチャーピックアップです。
使ってみて思ったより適応できる範囲が広いピックアップだと思いました。
目次
Seymour Duncan SH-13 Dimebucker スペック
- 直流抵抗:16.5kΩ
- マグネット:セラミック
- レゾナントピーク:5.1kHz
- トーンチャート:Bass6、Mid5、Treble8
Seymour Duncanピックアップのパッシブ6弦用ピックアップの中では
- Distortion:16.6kΩ
- Invader:16.6kΩ
- Alternative 8:17.1kΩ
などと並ぶ直流抵抗の高さとなっています。
トーンチャートはCustomよりなぜか1ずつ低い値となっていますが、これはあまりあてにならないですね。
Customよりは派手な音色です。
バー形状のポールピースが目をひき、セラミックマグネットを備えています。
直流抵抗の大きさ
サウンドのところでも述べますが、直流抵抗の大きさに対して歪み具合はそこまで深くなく聴こえます。
SH-6 Distortionよりもだいぶすっきりとした音色です。
セラミックマグネット
基本的な音色はセラミックマグネットのざっくりとした歪みで、深く歪ませたときにも明瞭さがあるサウンドです。
後述しますが、さらに独特な構造がより分離感と明瞭さを際立てています。
Seymour Duncan SH-13 Dimebucker サウンド概要
- 基本はドンシャリサウンド
- 派手さの割にPresence領域が比較的おとなしい
- サステインが豊か
- アタック感が独特
- 各弦の分離が良い
上でも触れましたが、直流抵抗の大きさやダイムバックダレルというイメージのわりに、PUそのものにそこまでパワーを感じるほどではないです。
多くの人が触れていてオフィシャルでも述べられているように、ハイの領域が結構出ているのですが、Presenceまではあまり出ておらず耳障りではない音色が基本です。
Dimebucker歪みサウンド
ハイの出方
上にあるようにPresence領域が比較的おとなしいため、ダイムバックのようなミドルを削ぎ落としハイをゴリッと上げると絶妙なえぐさが出てきます。
それでいて耳に痛くないのはプレゼンスを間引いてるからっぽいですね。
「ゴンゴン」というより、やもするとシングルコイルを深く歪ませたような「ギョリギョリ」感があるように感じます。
ハイを落としたり、ちょっとボリュームを落としたりすると攻撃性が影を潜め意外と使いやすい音色になります。
ピックアップの高さによる変化
ピックアップの高さは上げ目にしたほうがポテンシャルを発揮できますが、距離によって結構表情が変わるのでそこも試し甲斐ありです。
アタック感と各弦の分離
ピッキングのアタック感が結構あり低音弦をゴリゴリ弾くのが楽しいです。
また各弦の分離がよく、深く歪ませてもコード感がわりかし伝わりやすいのも特徴。
SH-6 Distortionだとパワー感がもっとあるのですが、分離はDimebucker程よくない印象です。
またブレードタイプのポールピースがそこまで弦振動を邪魔しないのか、サステインがかなり豊かです。
クリーンサウンド
出力自体は低いわけではないのでクリーンでも歪みやすいですが、ギターのボリュームを下げると意外とフラットなクリーンがでます。
クリーンも意外とイケるPUですね。
Seymour Duncan SH-13 Dimebuckerレビュー まとめ
急激に載せてみたくなったSeymour Duncan SH-13 Dimebucker。
意外なポテンシャルに驚かされています。
Bill Lawrence L-500の発展形と考えれば音の作り方でヌーノベッテンコートっぽくも行けるピックアップなので音作りの幅は結構広いです。
見た目とイメージよりだいぶ使えるピックアップでした。
場合によってはSH-6よりもおすすめできるかも??
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