皆さんこんにちはmasa BLIK ito(まさぶりっくいとう)です。(@masabliks)
ジョンフルシアンテのバンドレッド・ホット・チリ・ペッパーズのアルバムについてのレビューをしてきましたので、
ジョン2009年に発表された音源「The Empyrean」とその 製作時のジョンフルシアンテの機材について今回は語っていきたいと思います。
まとめると下のような記事になっています。
ポイント
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The Empyreanはどのようなアルバムなのか
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ジョンフルシアンテのボーカルスタイルは?
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The Empyrean 製作時の機材とは?
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レッドホットチリペッパーズとの関係は?
などの情報を見ていきたいと思います。
それで入ってみましょう!
目次
ジョンフルシアンテソロ作The Empyreanのサウンド
自分はこのアルバムの雰囲気が大好きなのですが、結構さらっと聴き流せてしまうところもあります。
しかしよく聴き込むと凝ったミックスの処理がされたりしていて、ヘッドフォンなどで聴いてほしい作品です。
ファンカデリックMaggot Brainとの比較
1曲めはドラムから始まり泣きのギターソロを聴かせてくれていますが、構成要素がファンカデリックの「Maggot Brain」にそっくりです。
一曲めがそれです。
ギタリスト、エディ・ヘイゼルが炸裂している楽曲です。
しかし、ジョンはこのころミックスにも積極的に実験的要素を持ち込んでおり、パンニングやディレイや位相など面白い試みが聴けるので、
そのモチーフとしての「Maggot Brain」なのではないかなと思います。
またレッドホットチリペッパーズはファンカデリックとも親交が深いので、そういうニヤッとさせようとした感もあります。
The Empyreanの音像
全編通してヘッドフォンやイヤフォンなどで聴くと、凝ったミックスの音像を楽しめると思います。
アルバム全編通してギターのサウンドは多く録音されているのですが、決してメインで主張しているわけではなく、
フィルターを掛けたり、深くディストーションを掛けて小さく鳴らしてみたりと
絶妙の味付けとして使われています。
このあとのテクノじみていくジョンとの橋渡しとして、メロディックでもあり、実験的でもあるこのThe Empyreanはとてもおすすめです。
The Empyreanのジョンのボーカルスタイル
このアルバムだけではないですが、ボーカリストとしてもかなり聴かせてくれます。
ファルセットを交えたり、シャウト気味に歪ませて歌っていても魅力的な歌声です。
自身の声もギターサウンドと同じように楽器の一部のように容赦なくエフェクト処理を施したりするため、アルバム通してカラフルな印象を受けます。
製作期間
「2006年12月から2008年3月まででレコーディングされた」というアナウンスがあります。
レッド・ホット・チリ・ペッパーズのアルバム「ステイディアム・アーケイディアム」のツアーが終了し、オフの期間に制作されたようです。
The Empyrean製作時のジョンフルシアンテの機材
こちらの記事にもあるように基本的にはステイディアム・アーケイディアムのころの機材とそこまで変わらない機材で制作されているようです。
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ジョンフルシアンテの機材と音楽 Stadium Arcadium編【ギタリスト】
レッドホットチリペッパーズ ジョンフルシアンテの記事です
ステイディアム・アーケイディアムというジョンフルシアンテ第二期の集大成
その機材やサウンド、音源についても解説!続きを見る
しかし、サウンド的にレコーダーにギターを直にプラグインして録音しているサウンドもあるようです。
またアンプもスタックよりもフェンダーなどのコンボも多用されている可能性もあります。
このあと、ジョンフルシアンテは一時期YAMAHAのSGを使用していた時期がありますが、このThe Empyreanの時期はまだ不動のFender Stratocaster 62年製がメインのようですね。
ジョンの機材
ギター
- Fender Stratocaster 62年製
- Fender Stratocaster 55年製
- Fender Stratocaster 61年製
- Martin O-15
エフェクター
- Boss CE-1
- Boss DS-1
- Boss DS-2
- Line 6 FM-4
- Electro-Harmonix English Muff'n fuzz
- Electro-Harmonix Holy Grail Reverb
- Electro-Harmonix Big Muff Pi
- Electro-Harmonix HOG Harmonic Octarve Generator
- Electro-Harmonix Electric Mistress Flanger
- DOD 680 Analog Delay
- Mooger-Fooger MF-105 MuRF
- Mooger-Fooger MF-105B Bass MuRF
- Mooger-Fooger MF-101 Low-Pass Filter
- Mooger-Fooger MF-103 Phaser
- Ibanez wh10
- Jim-Dunlop DB-02 Dime Custom CryBaby
アンプ
- Marshall Major
- Marshall Silver Jubilee
- Fenderアンプも使用?
10周年アナログ盤発売
2019年3月にこのThe Empyrean発売10周年を記念してアナログ盤が発売されていますね。
ハイレゾ音源のダウンロードカードも封入されており、追加音源などもあるようです。
ジョンフルシアンテとレッドホットチリペッパーズとの関係
じつはステイディアム・アーケイディアムの頃にすでにメンバー間はかなり疲弊してしまっていたようです。
フリーは一時期脱退を考えたこともあるくらい!とのこと。
ジョンもこのアルバムを制作し終えたとき自身の音楽を追求したいという気持ちが高ぶりバンドに戻る気が薄れてしまったようで2009年に2度めにバンドを去る決断をしています。
しかし、その後のジョンフルシアンテのソロ音源や活動にフリーが参加しているところなどを見ると、
ジョンの一度目のレッドホットチリペッパーズからの脱退のようにメンバー間の感情の部分で決定的な亀裂が入ってしまったようなことではなさそうです。
ジョンフルシアンテソロ作、The Empyreanまとめ
なかなか一言で語るのが難しいジョンフルシアンテのソロ作The Empyreanですが、ジョンの創作意欲爆発時の集大成としてとても興味深いアルバムです。
ギターサウンドが主役とは言い難いですが、様々なアプローチからギターを奏でるジョンのギター愛が逆に伝わってくるとも言えます。
ぜひ一度聞いてみてください!
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